竹岡駅で113系の列車を待つ。7:00ジャストの千葉行でやって来る。
虫暑い
6:27発の普通千葉行は遅れていた。駅に居るのは乗りもしない私だけだが、構内放送が流れた。
「今度の千葉行は2分ほど遅れています…」
竹岡駅は君津駅の管理とのことで、君津の駅員の声なんだと思う。もし監視カメラに見えた「客」の姿を見ての放送だったら、それは「ごめんなさい」としか言いようがないところ。
少しして音量控えめの列車接近自動アナウンスが流れたが、列車が来るまでかなり長い時間が空く感じだった。
209系(竹岡)
千倉初発の千葉行8連。館山基準では初発から4本目。人気(ひとけ)のない秘境駅的風景に元・都会の電車が現れる。
209系(竹岡)
列車は乗り降りなく発車して行った。
次の列車は6:39発の上り千葉行。下りは保田カーブで撮った113系列車(5:40)の次は7:27までない。この7:27発が内房線の下り千葉初発列車。
6:39を反対側から撮るためにまた下りホームへ移動。
(竹岡)
下りホーム端から安房鴨川方トンネルを眺める。
(竹岡)
ホームは11両対応。安房鴨川方のカーブ部分は狭く、コケの存在もあって点字ブロックよりレール側のほうが広く見える。ホーム下の脚は古レールが用いられている。
(竹岡)
房総名物? の「183系」表記。下りホームから上りホームを見たアングル。
(竹岡)
下りホーム千葉方。ホーム外側には農地と数軒の民家が斜面に並ぶ「なつやすみ」な風景。涼しげな緑とは裏腹に、朝の低い日差しで汗が止まらない。
セミの鳴き声が響き渡り、ハチが飛び回り、柵にはクモの巣。腕や脚には「スキンガード」をかけてある(カッコはTシャツ・短パン)ので蚊が寄ってくることはなかったが、とにかく虫ムシ蒸しむしだ。ハチは注意が必要。
209系(竹岡)
6:39発の千葉行。音量の小さい自動アナウンスで「4両」と聴いたつもりだったが、10両編成だった。1枚目は4両のつもりで待っていたアングルで撮ったもの。そしてホーム端に移る間に列車は発車。標識がおもいっきり連結器に被ってしまった。
(竹岡)
カラス、トンビ…鳥も様々現れる。
主役登場
7:00発の千葉行がやって来た。
113系(竹岡)
駅は複線でも、周囲の風景は複線区間とは違う雰囲気。スカ色が映える。
113系(竹岡)
近郊形鋼製車が似合うこの風景。数年後209系ばかりになるのは惜しい。
E257系500番台特急「さざなみ」(竹岡)
113系の10分後に来たさざなみ4号。館山を最初に出る特急。
これにて下りホームを離れ、駅舎のある上りホームへ戻る。
(竹岡)
跨線橋からは東京湾の水平線も見える。
駅舎の待合スペースに行くと、ベンチの足元からチョウが風に飛ばされるように出てきた。
(竹岡)
オオムラサキか!? と思ったが、白黒感が強い。左の羽が裂けていて、うまく飛び回れない様子。後で調べたら「ゴマダラチョウ」という種類で、オオムラサキにも近いそうだ。さすが、虫だらけの駅。
…そういえば、鴨川の踏切でもチョウを撮ったな。
時刻表を見比べると、7:27に普通列車同士の交換があるようだ。それを撮ってここでの撮影を終わることにした。
211系(竹岡)
館山へ行ってまた当駅を通って千葉へ向かった113系の次の下り列車がこの211系。その間1時間47分。
209系・211系(竹岡)
209系は安房鴨川初発の列車。
211系(竹岡)
113系の終焉もそろそろ。次はこの211系を追いかける輩も増えよう。
これを以て、駅前に停めた車に戻った。(つづく)
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
1 件のコメント:
こんばんは。
内房線は、通勤ライナー的な存在となった君津までの特急列車がかろうじて残るだけになってしまい、随分と寂しくなりました。
東京湾を望む竹岡駅の風景は、房総“半島”を往く鉄道らしいもので、魅力を感じます。
209系は、元の京浜東北線よりも千葉での活躍の方が長くなっているのかもしれません。
見るからに通勤電車の風貌ですが、今では不思議とこの電車を見かけると千葉ローカルを実感しますので、見慣れた以上にこの土地の鉄道の顔になっているのだと思います。
お写真を拝見しながら、また房総を走る列車で旅したくなってきました。
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