日暮里、新三河島で撮ったあと、京成関屋に移動。
今回は本線の京成上野—青砥間の「上野線」シリーズになる。
京成関屋
町屋、千住大橋を過ぎ、次に降りたのは京成関屋。東武伊勢崎線の牛田駅と近接していて、のりかえ客も多い。ともに住所は足立区千住曙町で、京成関屋が2-2、牛田が1-1という番地だ。
東武が牛田なのにこちらの駅名に遠慮がちに京成が付くのは、新潟県に国鉄(現・JR東日本)越後線の関屋駅が先にあったため。同様に地域内での他線との区別が目的でない「京成」がつく駅名は、京成立石、京成高砂、京成大久保、京成大和田、京成臼井だ。重ねて、京成臼井は北総線白井との区別のため、表記はひらがなの「うすい」とされている。
3000形(京成関屋)
墨堤通りを跨ぐ高架の駅。下りホームのみ通りを跨いでいて、上りホームは成田方にズレている。
ここでは順光になる成田方カーブで撮ろうと思って降りたのだが、その降りた位置の上野方も面白いじゃないか。まずはここで列車を待つ。
3700形(京成関屋)
最初は上り列車の後追い。上野方は築堤上のゆるいカーブだ。
3000形(京成関屋)
さっきのちはら台行の7分続行の普通・京成成田行。この間優等列車の通過もなし。
3000形(京成関屋)
3021Fは3色LEDのまま。3000形は最初の編成からこのLEDを用いているが、順次フルカラーに交換されている。
3700形(京成関屋)
新三河島で後追いした3788Fの戻り。この列車から特急が快速特急に変わる。
快速特急は、2006(平成18)年12月のダイヤ改正で「快特」として登場。この改正で特急が佐倉以東各駅停車に変更となり、改正前の特急の停車駅パターン(佐倉—成田間の途中4駅通過)そのままで走るものを快特とした。
京成では「かいそく」と「かいとく」がまぎらわしいので、翌年アナウンスを「かいそくとっきゅう」に変更。のち表記も「快速特急」となり、案内が落ち着いた。社内での正式な名称は「快特」のままだ。
昨年押上線にのみ残っていた急行が消滅したため、快速を「急行」に変えればいいのに、という鉄道ファンの声もある。
3600形VVVF車(京成関屋)
トイレに行って来てホームへ上がったら3600形唯一の6連口・VVVF編成登場。ホーム端に間に合わなかった。
本線の普通列車は3000形ばっかりの印象があるが、短い時間に少数派2本(1本は前記事の3700形6連口・3828F)と遭遇した。
上り列車も来たようなのでカメラを構えていると…
3600形VVVF車・3050形(京成関屋)
珍しい、3050形の普通列車出現。当然急行灯は点いていない。
本線の京成中山・海神の両駅はともに駅の前後を踏切に挟まれていて、ホームが6連までの対応となっている。そのため、京成高砂—京成津田沼間を通る普通列車は6連を主体に一部のみ4連で運転されている(現在両駅間の駅の始発・終着の設定はない)。
その他の本線の駅はすべて8連まで対応。出入庫がらみで京成上野—京成高砂間と宗吾参道—成田空港・芝山千代田間に8連の普通列車が存在する。
3050形(京成関屋)
3050形はアクセス特急とそれに絡む運用(まさに写真のような列車)にのみに入ると思われていたが、最近は京成高砂以東の本線に入る、ガチの本線優等運用にも就く姿が見られている。
3600形(京成関屋)
3600形の特急。土休日上りの快速特急は朝のみで、あとは特急が続くが、奇妙なことに最後の1本は平日も含めて通勤特急になっている。
通勤特急は特急の勝田台以東を各駅停車にした停車パターン。最後の1本は2005(平成17)年に設定され、これによって同時間帯にあった京成成田始発京成津田沼行の上り普通列車をうすい始発に短縮した(特急・うすい始発の組み合わせだと佐倉→うすい・ユーカリが丘・志津の利用者が佐倉で長らく待たされることになる)。なお、土休日の通特は全体でもその1本のみでなお奇妙。
AE形(京成関屋)
ここでの撮影切り上げの目途にしていたスカイライナー(51号)。薄暗いところを向かってくる姿がカッコいいじゃないの。
これ以降のAEはイブニングライナーで本線経由となる。最終2本は京成成田止まりだ。
3500形更新車(京成関屋)
上りホーム成田方で撮ろうと思っていたことをすっかり忘れていた。この列車の顔はいい感じで夕日が当たってただろうな。
3700形(京成関屋)
2本目の快速特急は3500にカブられた。
AE形(京成関屋)
背後からガタガタ…と音が聞こえたと思ったら、 上りAE。やはり、この位置だと上りホームの放送は聞こえづらい。
実は下りホーム上野方にいると、東武の踏切が見える。スペーシア、6050系、茶帯のステンレス一般車のほか、半蔵門線08系、東急8500系伊豆急色などバラエティ豊かな列車を観られた。通過回数はこちらより多く、踏切はひっきりなしに鳴いている。
3700形(京成関屋)
3700形6連口の2本目・3838Fにも会えた。この列車に乗り込んだ。(つづく)
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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