もともと休みのこの日、神保町のミズノ本店へ行くためメトロ東西線を使った。
現時点では通勤で使っていないため、地元・原木中山駅の改札内は久々の訪問。震災後は初めてだ。
気持ち少なめ
首都圏の各鉄道は電力不足による計画停電策発表翌日の3月14日(月)の超大幅減便に始まり、徐々に本数と運転区間の拡大が進んだ。
首都東京を支える交通網である東京メトロの大動脈である東西線も「一部列車の運休」という程度になっている。
日中は通常、各駅停車2本のあと快速1本というパターンになっているが、このうち一部の各停は九段下—西船橋に区間を縮めている。
05系(原木中山)
B線西船橋方端っこに立つと、まずは快速が通過。試運転列車のような番号の99S。
2番線のLED到着予告表示は三鷹・中野の順に表示されていたので、九段下行はしばらく来ないようだ。
07系(原木中山)
三鷹行は07系71F。機器の関係でJRへの乗り入れができない時期もあったようだが、現在は解消されている。
07系(原木中山)
A線は西船橋行のワイドドア車・16F。07系とともにドアに関しては変則スタイルの車両。
東葉2000系(原木中山)
原木中山は14時36分発の1458T。真っ昼間には珍しい、T車の各停運用。
05系(原木中山)
日中の原木中山は上下列車がほぼ同時刻発着となっている。2000系と行き違ったのは05F。
05系(原木中山)
回送列車の04F。05系初期車13本は15000系導入による置き換えが見込まれているが、まだまだ姿が見られる。すでにインドネシアで赤黄帯になって走っている編成もある。同じ地域の京葉線の205系京葉顔もまた似た立場で、いまや2本しか稼働していない。
07系(原木中山)
07系は有楽町線用として6本が製造されたが、副都心線に続いて同線に導入されたホームドアにフィットしないためすべて東西線に転用された。この編成はそのラストナンバーの76F。
小雨のぱらつく天候のせいもあって暗くなってきた。そもそも買い物の用事で出ているので、次に来た16Fの三鷹行最後尾・1号車に乗車した。
次の妙典はLED予告が1号車からも読める位置にあり、次の列車が九段下行であることがわかった。原木中山ではLED予告が中野寄りにしかなく、西船橋方端っこからはよく読み取れなかったのだ。
ということで、一旦降りて、次の九段下行でそのまま終点まで移動することに決定。
05系(妙典)
ひと駅乗った16Fは原木中山でもここでも撮影失敗。西船橋行31Fをついでで撮影。
05系(妙典)
幕式の05Fが九段下表示で接近。ここでは長ダマがほしい。私のコンデジでは粗くなるばかり。
05系(妙典)
九段下行は葛西で快速通過待ちを行う列車が選ばれていた。この感じだと、西船橋基準で各停・各停・快速・各停・各停・快速と6本続く列車のうち5本目の各停を中野行から九段下行に変えているようだ。「気持ち少なめ」程度の減便。
05系(九段下)
節電のため空調を停止した車内だったが、そこは東西線、適度な乗車人数による熱で寒さを感じることはなかった。
幕回しを期待したものの、列車は九段下表示のまま引っ込んでいった。
半蔵門線で短い1駅間を移動し、ミズノでいろいろ買い物。バッグを買ったので大きい袋の荷物になった。
スタバで一服したあと外に出ると雨が少し多くなっていた。他に寄る用事もないので帰ることに。淡路町まで出て丸ノ内線→大手町→東西線のルートで帰る。
原木中山にもうすぐ着くところでケイタイが鳴り、話しながら列車を降りた。そして改札を出たときに、肩の軽さに気づいたのだった。
買い物は見事荷棚に載って西船橋へ行ってしまっていた。すぐに駅員さんに話す。乗った列車は幸い西船橋止まりで、乗務員さんがすぐ回収してくださっていた。
そのままホームの事務室で保管しているので取りに行って、とのこと。改札を出ているため、駅員さんが西船橋までの定期を持っているか念のため聞いてきたが、もちろん持っていない旨話す。「今回は特別に」と笑いながら語気を強めて、再入場と1駅間の往復の許可を出していただいた。
西船橋へ移動し、階段下の事務室で書類にサインをして忘れ物を受け取りホームへ出ると、6番線の列車はJR車の九段下行じゃないか。
JR E231系800番台(西船橋)
幸か不幸か、東西線は「非常時の途中駅折り返し」が多いため、JR車の九段下行は幾度となくあったとは思うが、こうして撮るのは初めて。しかし節電策が続くあいだはいつも見られるわけだ。…幸か不幸か。
原木中山で先ほどの駅員さんにあいさつしてフリー出場。上の記録ができたわけで、忘れ物をしたのも、幸か?不幸か?
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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