2010/08/08

10.8.7 ヤンマーとホンダ

蘇我から209系普通列車に乗り、土気へ到着。


ちょっとだけ駅撮り

土気駅に降りるのは初めて。鎌取と同じ、島式ホームのシンプルな駅。


209系(土気)

乗ってきた列車。209系の中には、房総色の青帯が紫っぽい車両がある。この編成が私にはそう感じたのだが、この場所では西日をガンガン浴びてちょうどいい青に見えていた。

蘇我のLED列車予告表示で、7分後の普通列車は113系であることが把握できていた(209系の場合は「4ドア」の表示が出る。「4ドア」なしで8両であれば113系しかない)ので、その列車を撮ってから駅を出ることにした。


E257系500番台特急「わかしお」(土気)

その前にわかしお登場。相変わらず、短くて迫力がない。



E217系(土気)

上り快速は11連で到着。ホーム上屋のない部分で待っていた女性客が慌てて走って戻っていた。私がホーム端に立っていたから15両編成だと思ったんだろうか?



113系(土気)

マリ206は4日前に森の踏切で撮った編成。ご縁がありますな。うしろのマリ217もあの時と一緒かな?
(追記:なんと、マリ206はこの3日後の8月10日にマリ114とともに長野へ廃車回送されてしまった!)

コンコースへ上がると、なんだか初めて来た気がしなかった。誉田だか鎌取だかと同じような雰囲気なのだ。


ヤンマーふたたび

「土気(とけ)」というすっとぼけた地名は、天然ガスが出る場所、という意味なんだそう。そんな田舎っぽい響きの駅だが、南口にはあすみが丘という高級住宅地がでーんと広がる。いわゆる「チバリーヒルズ」と呼ばれるところだ。
前回車で訪れたヤンマーカーブは駅から辛いほど遠い場所ではないが、多少アップダウンがある。基本的にはローカルな感じだが、途中にはやはりハイクォリティな感じのマンションも建っていたりしてなんだか不思議な土地だ。

ヤンマーカーブの奥・土気駅側にはこれまた森の中の踏切があり、まずはそっちを覗きに行ってみた。たどり着く直前に209系の下り列車が通過していった。ロケーションはいいが、踏切からの撮影はちょっとやりづらそうなので次の列車を待つことはしなかった。

この踏切を渡って奥の道に進んだのが大失敗だった。左に曲がっているのが見えたので、ヤンマーカーブの踏切の道とそのうち交わるだろうと決め込んで歩いていったが、途中で人家が途絶え、畑の中の一本道が明らかに外房線からどんどん遠ざかる形で奥の森まで続いている。
森の中で丁字路になり、左へ入ってひたすら歩き続け、未舗装のナゾの道からぶどう園の脇の「坂道」を上がってどうにか踏切の道へ出た。「坂道」はぶどう園の私有地だったっぽい…。すみません。

そんなこんなで予期せぬところで「なつやすみ」を満喫した形になった。丁字路の森は日もとどかずホントに涼しかった。

ようやくヤンマーカーブにたどり着いたところで早速踏切鳴動。


E257系500番台特急「新宿わかしお」(誉田—土気)

今回の一発目は新宿わかしおだった。これが17時半。


E257系500番台特急「わかしお」(誉田—土気)

13分後にようやく来た列車がまたもやE257系500番台。こちらは下りのわかしお。





113系(誉田—土気)

3分後、今度は上下連続で113系。ようやくここのアウトカーブの113系を撮れた。
快速「白い砂」も113系。約30分後の18時20分前後にここを通過するはずなのだが、果たして日差しを確保できるかどうか。


E257系500番台特急「わかしお」(誉田—土気)

10連のわかしお。特急はこういう威厳でなくちゃ。


E217系(誉田—土気)



211系(誉田—土気)

やはり平日朝のこないだと比べたら列車頻度が低い。ケイタイをいじりながらボーっと待つしかなかった。
ちなみにこの211系はきちんと上り仕様の「東金・外房線」になっている。前回訪れたときの列車は下り仕様の「外房・東金線」のままだったのだ。

日当たりはカーブの奥の架線柱がオレンジ色に染まっているものの、肝心の手前の位置にはもう日が当たらなくなっている。踏切の手前に林があるため低い位置の夕日が遮られているのだ。

そして、「白い砂」の登場。



113系「白い砂」(誉田—土気)

見ての通り、2本目・3本目の架線柱や背後の森には夕日が当たっている。惜しかった。
今回使われているHMは結構古いタイプのもの。私は小学生の頃、船橋ららぽーとの専門店街にあった「ブルートレイン」という鉄道グッズ店で見た記憶がある。いまのららぽーとから、鉄道グッズ屋があったなんて考えられない方も多いかも知れないが。「ブルートレイン」は池袋のサンシャインシティの地下にもあったっけ。



113系「白い砂」(錦糸町・1989)(再掲)

オシャレになった頃の白い砂のHM。(こちらの記事も参照)


113系「青い海」(錦糸町・1989)(再掲)

こちらは内房線向けの「青い海」号。さざなみの昼間の定期列車がなくなった今、この青い海の復活も実現していない。


209系(誉田—土気)

白い砂を撮り終えて帰ろうとしたところで踏切が鳴ったので、この列車を撮ってから土気駅へ戻った。


夕暮れの誉田

土気に着くとほどなく千葉行113系普通列車が到着。ひと駅となりの誉田ですぐ降りる。
18時58分着の201系使用の快速成東・勝浦行を撮るため、ミニ三脚をセットして待つ。誉田駅は2面3線の国鉄形配線で、当駅折り返しの列車も運転される。また、入出場の回送や団体列車などが総武線・京葉線相互の通り抜けをする際、蘇我では配線の都合上スイッチバックができないため、わざわざ鎌取駅を越えてこの誉田までやって来て折り返す。


(誉田)

西の空はオレンジと青の空の中に赤い雲というステキな風景。201系は中線2番線に入るので、空は隠れてしまう。なにしろ三脚の背が低いので、少々見上げる形でしか撮れないのだ。


209系(誉田)

3番線の下り普通列車。ここまでズームするとバックはオレンジのみになる。


E217系(誉田)

こちらは空がキレイに入った下り快速。ドアは開・閉ともに撮ったが、こちらのほうがアクセントができて面白い。

E217系快速からほどなくして、201系の快速が到着。



201系(誉田)

成東・勝浦行はこの駅で成東行4連と勝浦行6連に分割される。夕空はほんの数分でどんどん色が変わっていく。この10連を撮ると、やはり上のほうの青っぽい空しか写り込まない。201系のライトはなんだか『銀河鉄道999』の車掌さんみたいだ。

分割作業は静かにサクサクと終わり、身軽になったケヨK4が先に出発していった。幕は「快速」だが、終点の成東まで各駅停車だ。つまりは海浜幕張からずっと各駅停車。



201系(誉田)

勝浦行のケヨ54。こちらは屋根のある部分に停まっているため、車体も多少明るく映る。空もキレイだ。
夢中になって撮っていたら、この列車の運転士さんに「後ろから列車が来るので気を付けてくださいね」と言われた。「あ、ごめんなさい」とホームに響く声で謝って下がる。千葉行の上り列車がこちらの1番線に入るところだったのだ。

113系の千葉行が入ってきたところで、201系快速勝浦行は出て行ってしまった。勝浦行は大網—上総一ノ宮間で通過駅があるので、こちらは「快速」表示がほんとに必要な列車だ。

千葉行に乗り込み、蘇我から京葉線で二俣新町へまっすぐ帰った。千葉みなとでは花火大会が行われていて、京葉線車内からもバッチリ見ることができた。外房線も京葉線も浴衣の女性がたくさん乗っていた。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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