きのうとうってかわっていい天気の朝、出かける母を船橋まで車で送った。帰りの迎えは不要というので、その勢いで一気に房総半島へ。
特に予備知識もなくやってきたのはJR久留里線…通称「パー線」の沿線だ。
パー線は昨年10月に木更津駅で撮ったが、当時1両のみだった国鉄色キハ30は撮れなかった。現在は残りの2両のキハ30も国鉄一般色に塗り替えられ、会える確率も高くなっているはずだ。
アクアライン連絡道に沿った一般道から久留里線に沿った道に入る。終点の上総亀山に向かう方向に進んだ。
久留里線はその道にベッタリだったり少し距離をおいたりと、並行し続けている。列車を捕らえる場所はいくらでもある感じだが、まずは車を一時的に停められる場所を探さないといけない。
線路が見えなくなった辺りで、とある道へ右折して入る。その道を選んだ根拠は特にないのだが、運良く踏切を渡った先にちょっとなら停めておける場所を見つけ、ひとまず停車。
東京時刻表は持ってきていないので、ケイタイに入れてあるアプリ「カウントダウントレイン」を立ち上げ、GPSから最寄り駅を調べる。東清川駅がすぐ近くのようだ。
カウントダウントレインは、駅・路線・方向を指定すると、次にやってくる列車の時刻と、「今から何分後に来るのか」が表示される。また当日の列車の時刻は過ぎた時刻も含めすべて閲覧できる。
東清川駅の木更津行列車を指定したら、なんとあと1分で来ることがわかった。車を下り、列車が来るのを待つ。
踏切から東方向のすぐ先に駅が見え、列車が停まっているのが見えた。残念ながら先頭は国鉄色キハ30じゃないな…。
キハ37+キハ38(上総清川—東清川)
キハ37とキハ38の2連。一時間に1本の列車に待たずに会えた分、車両の運が悪くなったということか…。
順光の後追いは手ブレしまくりで失敗。カーブを曲がっていくいい風景だったが。それにしても、2連の列車は撮る角度が難しいな。
下り列車はいまの列車が戻ってくるまでないようなので、ひとまず場所を移る。
途中、名所である鉄橋の近くを通ったのだが、車をどこに停めればいいのかわからず、遠慮。しばらく進むと横田駅への路地を見つけ、そちらへ行ってみる。
横田駅はありふれた、でもほっとするようなローカル駅。列車の交換ができる。
車の機動性を活かして駅の周りを巡回。駅の前後の踏切ではそれなりに列車が撮れそうだが、次の東横田へはひらけた田畑の中を進むようなので、そっちの沿線で撮ることを考えた。
(横田—東横田)
やって来たのは田畑の真ん中にある「吹の上踏切」。バッテンマークの方には「くるり線 26番 ふきあげ踏切」と書いてあり、統一がとれていない。
近くにホームセンターがあり、車はそちらの駐車場に。一応飲み物の買い物はした。
(横田—東横田)
観察を始めてすぐ気づいたのは、踏切の前後、南側に電柱が数本ずつ並んでいること。電柱が途切れた先へ行きたいが、そこには別の撮影者1名。列車が来るまでの時間を考えると他に写ることもできるが…ここで撮ることに決める。
列車が横田駅に着いたのが見えた頃、日が雲に隠れてしまった。もういいや、どうせ日が弱いなら電柱がない側から撮ろう。
キハ37+キハ38(横田—東横田)
ありゃ、後追いで向こうの人が写っちゃったよ。もしかしたら自分も同じ状態になっている可能性も…。
しかも、列車が目の前に来たころに日が雲から顔を出した。…まぁ、また撮ればいい。
ホームセンターの先にあるコンビニで昼食を買い、車の中で喰う。「チキン南蛮」をパッと見で買ったが、ごはんが付いた「弁当」じゃなかった。もう一度店に入っておにぎりでも買おうかと思ったが、やめ。
再びカウントダウントレインでダイヤを調べると、次は横田駅で列車交換があるようだ。すでに2度見た列車とは別の編成が出てくるわけで、国鉄色が来るかもしれない。
そこで、先ほど見てきた横田駅の東横田方の踏切で狙うことに決定。コンビニを後にする。
コンビニのすぐ先にある踏切(27番?)はさっきの場所よりもスッキリ撮れそうな感じだった。あの撮影者もその近くで撮っていた感じだ。
横田駅の駅前広場の端っこに車を停め、件の踏切へ。
キハ38+キハ37(横田—東横田)
先に来たのは木更津行上り列車。キハ38とキハ37の組み合わせだが、2度会った編成とは両者が逆なので別の車両。さすがに上総亀山まで行った列車がこの短時間では帰って来ないか。
キハ38+キハ37(横田)
この列車は下りと交換し後の発車となる。
キハ38+キハ37・キハ38×2(横田)
下り列車は…なんとキハ38×2。3本の列車がすべてキハ30抜きなんて…。
キハ38×2(横田)
キハ38×2(横田—東横田)
気動車らしい排煙つきの画が撮れたのでよしとするか。テールライトは点けないようだ。
この後、木更津行を追うように西へ戻る。上総清川停車中に抜き去ったが、走っている道路が渡るその先の踏切で抜き返された。
どうせならキハ30を拝んでいこうと、木更津駅前へ。
キハ30(木更津)
線路沿いの道から撮ったものの、ホームで撮っている人を見かけ、ここからでは物足りなくなった。
車をのコインパーキングに入れ、みどりの窓口で入場券を買って中に入った。
キハ38+キハ37(木更津)
こちらは車と抜きつ抜かれつだった編成。キハ38 1とキハ37 2だ。
キハ38・キハ30・DE10(木更津)
キハ38・キハ30・DE10(木更津)
「千マリ」表記がなんだか不思議だ。
キハ38・キハ30・DE10・キハ37(木更津)
3両のキハ30はすべてここにいた。日曜なのになぁ。転車台の奥の車両は外から顔を拝めたかもしれないな。別の写真では背後に駐車禁止の標識が見える…ということは公道があるわけだ。カメラで見ているときには気づかなかったのが惜しい。
キハ37+キハ38(木更津)
もちろん、電車も忘れずに。
113系(木更津)
211系(木更津)
シングルアームの前パンが追加された先頭車が特徴の房総用211系。113系だけでなく、この211系も209系投入で置き換え対象になっている。一部はサハを1両抜いて中央東線のスカ色115系の淘汰用に回されるそうだ。
この211系を撮った後出場し、駅前のコンビニでお金をおろして出てきたらホームに209系を2本つなげた編成が入線していた。房総用209系はまだ蘇我で顔を撮っただけなので、もうちょっと待ってればよかったな。
日も傾いてきたので、早めに帰ることに。往路は一般道だったが、帰りは高速道路でとっとと帰りましたとさ。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
2 件のコメント:
初めまして
KATOの鉄道模型キハ30久留里仕様を購入してから
アンテナの取付位置(特にGPSアンテナ)がよくわからずに
どうしたものかと悩んでいましたが
こちらのキハ30の真横からの画像で位置が大変よくわかりました!
さっそく参考にさせていただきました!
他にも素晴らしい画像をありがとうございました!
あら、思いもかけないところでお役に立ったようですね。
そもそも私はGPSアンテナなるものが載っかってることすら知りませんでしたが。
どうやら白っぽいキャップを被ったものがそれのようですね。
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