市川塩浜から二俣新町へ還る。
二俣新町は市川塩浜方も南船橋方も上下線が離れていて、単線高架になっている。
快速成東・勝浦行はここの市川塩浜寄りホーム端から撮ることに決めている。
撮影者からすれば単線高架に両足の架線柱が並ぶこの駅は好き嫌いが分かれるかも。
ここを選んだのは単に地元の駅でそれなりの親しみがあるからだけだ。
新木場開業間もない頃の103系。昼は6両編成だった(二俣新町・1989)
ホーム端の柵を利用してズームでいろいろ狙ってみる。
んが、やっぱり通過していく快速列車は速度が速くて捕らえにくい。
201系 パンタが切れちゃった…(二俣新町)
京葉線を走った201系はすべて中央・総武線緩行と中央快速線からの移籍車。
省エネ電車として世間を驚かせた試作車も京葉線に在籍歴があって、戸袋窓の差異(試作車は天地が大きい・運転室直後にも戸袋窓がある)で量産車とすぐに見分けがついた。
201系900番台(西船橋・1988)
試作車は当初それだけで10連を組んでいたが、のち量産車編成との混成に変更。先頭車は中間に押し込められ(ATS-Pを取り付けられなかったからだったかな?)、白幕の運行番号が特徴のその顔は早くに見られなくなった。京葉線でも分割編成扱いにはならなかった。
私は中央・総武緩行線時代から京葉線に移った後まで、たまに利用するとやたらと201系試作車の混じった編成に当たるというヘンな運を持ち合わせていた。
205系(二俣新町)
205系 先行試作車(二俣新町)
205系 夕方以降数本ある、内房線直通の快速君津行(二俣新町)
京葉線の205系はこの白フレームの新製投入車が最初。1990年3月の東京開業時に投入された京葉線専用デザイン(クハだけだけど)の車両。
そのほかの銀色フレームの車両はすべて他線(山手、中央・総武緩行、南武、埼京線)からの移籍車。山手線からの車両には側窓が二段の先行試作車も含まれているが、E233系5000番台投入で消える可能性が高いようだ。
移籍車では、山手線出身の車両はドア窓が小さく、クハに種別表示幕がないなど後期車両との差がある。
205系(二俣新町)
209系500番台(二俣新町)
曇った状態で日が暮れはじめていたが、一転、雲の下から夕陽が差してきた。
209系500番台もまた移籍車で、中央・総武線緩行から京浜東北線に移っていたものがさらに京葉線に回ってきた。京葉線はJR東日本の中古通勤電車の安楽の地なのだ。
この209系500番台の各駅停車の次にやって来たのが件の列車。
201系 蘇我方4連が東金線直通成東行(二俣新町)
201系 東京方6連が外房線直通勝浦行(二俣新町)
後追いは長いズームを手持ちで撮ったのでこんなボケボケになってしまった。
成東・勝浦行は平日通勤快速・土休日快速でこの夕方1本だけの貴重な列車。
上りの成東・勝浦発は朝の列車で、ともに外房線誉田で増解結を行う。
現在京葉線で分割可能な10両編成は201系の全4本のみで、201系限定の運用。
JR東日本の201系最後の活躍のハイライト列車でもある。
特急以外の京葉線の房総直通列車は内房線君津発着、外房線上総一ノ宮発着の列車が通勤快速や快速で朝の上り、夕方以降の下りで数往復設定されている。
この他平日夕方の外房線直通の快速誉田行、その折り返しの誉田始発各駅停車東京行、朝の内房線上総湊始発の平日通勤快速・休日快速がそれぞれ1本のみの珍しい列車だ。
誉田行は平日に体を空けておかないと記録できない。
目的の列車を撮ったあと、夕陽が差すまま雨がパラついた。
もしや!? と背後(南船橋方向)を振り返ると、巨大な虹が!
(二俣新町)
180°以上見えている感じの大アーチ。この日東京周辺の広い地域で見られ、話題になった。
場所によってはくっきり2本見えたとこもあったようだ。
残念ながら魚眼でもなければカメラで1フレームに収めることはできないスケールのもので、観た人にしかわからない感動のレベル。
なんとか列車を絡めて記録しようとするが、タテスジを入れるのがやっとだ。
205系(二俣新町)
209系500番台(二俣新町)
209系500番台 薄い2本目の虹が左に見える?(二俣新町)
255系 特急さざなみ(二俣新町)
E257系 特急さざなみ(二俣新町)
ひととおり撮って、改札を出る。
ホームには201系が停車中(二俣新町)
虹はなかなか消えず、日が暮れるまで出続けていた。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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