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2015/02/28

15.2.28 SIK

京成3300形がこの28日土曜の臨時特急「成田山号」(京成上野→京成成田)で最後を飾る。
生き残った2編成を連結した8両編成で、前後で異なったHMが付くことも京成電鉄公式サイトで告知されている。

3300形はおととし2〜3月にリバイバル青電、同・赤電、同・ファイアーオレンジと順番にラストランを行った。
その他同時期に残っていたノーマル3300形も少しずつ数を減らした。
私は青電ラストランは逃したが、赤電とファイアーオレンジのラストランは同じ場所で記録した。
今回も同じポイントでの撮影に赴いた。


シクシク

自宅からチャリで現地へ。
京成西船駅前の踏切にさしかかったとき、すでに警報機が鳴いていた。カメラを出してるヒマがないタイミングで列車が現れたのだが、なんと3300形の送り込み回送。
上野方運転台側のヘッドライト下には涙のステッカーが貼られ、種別幕は「回」。
成田方は種別幕を隠す円形のHMに「回送」の文字が入っていた。
実はそこまでちょっと遠回りで来てしまっていたので、それがなければ撮れたかもしれない。


3700形(京成西船—海神)

10時前に現地に到着。列車は上野10:23発。

編成すっぽりにこだわる撮影者は同じカーブの上野寄りに立つ。そちらには数人がいたが、私が決めている成田寄りには誰もいなかった。ご覧のように8連だと編成がすっぽり入らないから…だろう。私は編成すっぽりにはこだわらないので。
それよりも、この位置で京成の現役の全形式を撮っている中、ノーマル3300形のみ上記の上野寄りでしか撮れていなかった。そこをコンプリートするのも今回の目的なのだ。


3000形(京成西船—海神)

恒例、薄い帯のうすい行3022F。


3000形(京成西船—海神)

3300形に代わる分としておととし登場した3000形8次車。登場は3022Fと比べると5年ちょっとの差があり、帯はまだまだ濃い。


3000形(京成西船—海神)

優等に3000形8連口が入ると、3000形3連チャンが起こりやすい。


3500形更新車(京成西船—海神)

流してみたが、あまりにテキトーでうまくいかなかった。その中の1枚。3508号。


3700形(京成西船—海神)

3700形最終製造編成の3868Fは9次車。この記事最初の写真の編成・3858Fが8次車。
9次車は当初製造予定はなかったが、3600形を芝山鉄道へリースした分の補填で登場したそうだ。


3500形更新車(京成西船—海神)

こんどのうすい行は3500形更新車だった。上野方から2+4の6両編成。


3700形(京成西船—海神)

うーん、あんなところに撮影者が映り込んでいたとは…。


3000形(京成西船—海神)

3004Fも帯はかなり褪色している。いつも思うが、3700形とはステッカーのタイプが違うんだと思う。


都営5300形(京成西船—海神)

アクセントとなる都営車登場。佐倉行快速。


3000形(京成西船—海神)

こんどは薄くないうすい行。


3600形(京成西船—海神)

日車製3688F6連に東急製3668Fから抜いた中間車2両を挿入した8連。中央の2両は東急製の特徴である「つり合い梁」が裾に片側2カ所ずつ付いており、一目で判る。


3050形(京成西船—海神)

上り快速で3050形が来たので、後追いながら記録。


3000形(京成西船—海神)

画面外左奥の武蔵野線の高架をEF66担当の蘇我行貨物が通ったのをすでに見ている(順番ではこの日はEF210だったと思う)。その時刻を考えると、3300形が来てもいい頃かも。


3600形(京成西船—海神)

サクラ色種別の快速佐倉行が通過し、いよいよお目当て登場。




3300形(京成西船—海神)

既報どおりの円形HM付で3300形8連登場。先頭はトップナンバーの3301号。先に書いた回送列車はこのHMと同じ円形ステッカーに横書きで「回送」と入っていた。
編成は入っていなくとも、後ろにこちらを向いた先頭車がつながってることから8連であることも判る。


3300形(京成西船—海神)

なんとか記録できた上野方。これが涙を流した姿。
運行番号は「S1K」。1はリーゼントが付かない書体のためアルファベットの「I(アイ)」にも見える。
つまり、「シク」と読めて、泣いている「しくしく…」を表現しているんだと思う。(送り込み回送は「S11」表示)
追記:…なんて書いてしまったが、どうやら「S1K」はかつてのホンモノの「成田山号」の運行番号だった様子

なお3300形は近年は4連単独のみでの運行だったが、今回のラストランに先立って8連での試運転も行われた。
トップナンバーを含む成田方3304Fは空気バネ、上野方3344Fはコイルバネ台車で、それぞれの台車を持つ編成の併結はいろいろ理由があったようで長い間行われていなかったが、これも実現した今回の運転は貴重な記録となった。

これにてここでの撮影終了。改めて今回の位置で撮影の3300形4色をまとめて見てみよう。



(撮影年月日:青電2011.7.24/赤電2013.3.20/炎電2013.3.24)

青電以外はみんなラストラン。ここで4連列車を撮るには顔に日が当たる朝の1本に絞られるが、3500形原型車に当たることが多く、一度だけ青電に当たった。充当車両をつかんでいないとキャッチは難しいのだ。
ファイアーオレンジについては白地種別幕時代に「ミラフォレスタ号」でも撮っている。

これにて京成3300形は全廃となるが、北総鉄道には未だリースで働いている7260形が残っている。そちらの動向にも注目だ。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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