前回記事のとおり、葛西臨海公園駅は列車が颯爽と緩いカーブを曲がって入ってくる姿が好きで、過去にもよく写真を撮った。
それに似た存在が潮見駅。山手線に行くつもりが、再び降りる。
205系(潮見)
葛西臨海公園から乗ってきた列車の前後。
この駅は撮影のためにホームに降りたことしかないが、ずいぶん建物が増えて影が多くなった気がする。
開業当時は我が二俣新町と同じように倉庫・工業街のイメージだったが、さすが都心至近なだけあって住宅や商業施設が激増した。『踊る大捜査線』の湾岸署として使われたビルや、最近無惨な隣人バラバラ殺人事件が起きたマンションもこの辺りだ(そういえばIが取り調べを受けているのも市川塩浜駅前の警察署だ)。
レールセンターと東京メトロ深川検車区
京葉線の線路が左カーブする向こうには、運河を挟んでJRの越中島貨物駅とメトロ東西線の深川検車区が並んでいる。
越中島貨物駅はかつての勢いはなく、併設される東京レールセンターからのレール輸送列車が走るのみ。京葉線の東京駅までのトンネルの入口手前に工事用車両が貨物駅方面へ移る短絡線が設置されていて、必要時にだけレールをつなぐポイントも設けられている。
E257系500番台特急「わかしお」(潮見)
E257系は何度見てもブサイクだ。顔の形そのもののせいもあるが、黄色の配し方がよくないんだろうな。工事用車両に見える。
迎える写真はケツが若干切れてしまったのが勿体ないが、これは先頭がほんのわずかな日当たりの場所を通るタイミングに気を取られていたせい。もっと早い時間に来ればなぁ。
205系(潮見)
201系(潮見)
これらもわずかな日当たりの場所を狙って撮った。この微妙なライティングのせいか、現在の京葉線201系の濃くて蛍光性の強いブルーが表現できたのでよかった。
武蔵野線205系(潮見)
こちらはまさかの武蔵野カブりで思いっきり陰になってしまった。
潮見駅は1990(平成2)年3月の東京延伸の際に開業した駅。新木場からカーブのトラス橋や広い運河の上の高架線という独特の風景を抜けてたどりつく。
駅の両側とも線路がカーブしているが、ホームは蘇我方が急カーブになっていて、列車はかなり傾く。
205系(潮見・1990.3)
武蔵野線103系(潮見・1990.3)
167系快速「メルヘン舞浜」回送(潮見・1990.3)
415系「ワンダーランド号」(潮見・1990.3)
開業当時の風景。現在の写真と同じ位置とは思えないほど、背後の建物が少ない。赤いのは現在グレー系になっているレールセンターのクレーンだろうか?
205系(潮見・1990.3)
103系(潮見・1990.3)
165系快速「シャトルマイハマ」(潮見・1990.3)
今回は撮っていない蘇我方の風景。カーブを曲がってくるダイナミックな写真が撮れる。「シャトルマイハマ」は3連なので、顔しか見えていない。
205系のヘッドマークは京葉線のキャラクターとして設定された「マリンちゃん」で、『うる星やつら』の高橋留美子の絵。
103系(潮見・1990.3)
415系「ワンダーランド号」(潮見・1990.3)
常磐線日立からやってくる「ワンダーランド号」はATS-Pを積んだ403系か415系の4連が用いられた。さすがにロングシート車は使わないだろうから、211系スタイルの1500番台が来ることはなかった。
前にも書いたが、団体列車ではなく多客臨のためディズニーという言葉を簡単には使えず、無理矢理なネーミングと意味の分からない動物キャラクターの絵が面白かった。
再び現在に戻る。
武蔵野カブりの後の列車でようやく東京駅へ出て、山手線に移った。(つづく)
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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