先月26日、江戸川を渡る新たな道路橋「妙典橋」がよーーーーーーーーやく開通した。
私の住んでる原木地区から行徳地区へ出るルートがシンプルになった。
これまでメトロ東西線の深川検車区行徳分室近くでの撮影記事にこの妙典橋はちょくちょく出てきたが、ついにその上から行徳分室を見下ろすこともできるようになったのだ。
新アングル
うららかな春の陽気のこの日カメラを持って、すでに車では何度か渡った妙典橋を初めて歩いて渡ってみた。
東葉2000系ほか(深川検車区行徳分室)
妙典駅前のイオン越しにスカイツリーが見える。
ガスってなければ富士山もよく見えるはずだが、この日はガスっていた。
東葉2000系ほか(深川検車区行徳分室)
珍しく1番線に東葉車、2番線にJR車が入っていた。
通常土休日の日中はJR車が1番線に入る。東葉車は行徳分室では頻繁には見られないのだ。
03系ほか(深川検車区行徳分室)
3・4番線には日比谷線用03系先頭車群が未だ置かれている。
橋に上がれるようになるまでは、1・2番線に車両がいると北側から覗くしか観察ができなかった。
車両がいちばん出払う平日朝がフリーで観察できるベストの時間帯だが、私はいつも通勤の車内から指をくわえて遠目に眺めるのみである。
03系ほか(深川検車区行徳分室)
1月の記事では遠すぎてぼんやりとしか見えなかった「札」の文字も読み取れた。
こんな感じで書いてある。
貯 蔵 品 H Z
品名コード 1110100303
品名 制御客車
型式 譲渡用車両 再用品
鷺沼車両管理所 使用厳禁
03系ほか(深川検車区行徳分室)
あれ? 先頭車群が5ユニットになってるじゃないか。
3月の観察をサボったが、いつの間にか1ユニット増えていた。
これまでの4本は03系30F、32F、33F、34Fだった。
それなら5本目は足りていない31Fかと思いがちだが、ここを介さず九州へ渡っていた31Fはすでに熊本電鉄でデビューしている。
先頭車にダブルのシングルアームパンタを載せた姿は新鮮で、元銀座線01系とともに熊本電鉄を支えていく。
5本目が何番なのかは確認できない。
05系・07系(深川検車区行徳分室)
建屋を挟んだ西側の12番線以降はなかなか外からは見えづらかった。
こうして見えるようになったわけだが、妙典橋の線路上部分は高い柵が建っており、この記事で東葉2000系の側面帯が見えるアングル以外はわずかな隙間や柵の上にカメラを掲げるなどして無理矢理撮っている。
(深川検車区行徳分室)
敷地の入口付近には「行徳検車区開設十周年記念」の碑があった。
これは門から覗けば見えるんだろうか? 「門」とは、北館林から陸送されてきた03系を搬入した門だ。
橋を下りて、江戸川の土手に回る。橋から土手に出るのは簡単ではない。
ちなみに原木側は歩道から直接土手に出られる。
(深川検車区行徳分室)
10月にデッキ側から撮った保線車両。黄色と茶色の資材は何だろうか?
15000系・05系(深川検車区行徳分室)
05系は20F。19〜24FはB修が完了しているワイドドア車群とペコちゃんの間の谷間の世代。
21Fが筆頭でB修を終えており、05系登場時の帯色を保つのは残り5編成となった。
東葉2000系・JR E231系800番台(深川検車区行徳分室)
妙典橋の真下に、留置車両の顔が来る。
東葉2000系(深川検車区行徳分室)
日差しガンガンでキツい逆光。
こっそり変化
江戸川の土手から妙典駅に移動。ひさびさに本線上での東西線撮影を行う。
どうやら昨年4月の出かけた帰りに高田馬場で東葉車を撮ったのが最後のようだ。
最近RF誌5月号の東京の地下鉄特集を読んでハッとした。
05系ワイドドア車がB修を受けた際、先頭車のおでこにあった車号がわざわざ帯上に下ろされた。
これはミリ波送受信装置が車号があった位置に付けられたためであったが、RF誌にはB修は受けていないが同様の処理がされた26Fや40Fの写真が載っていた。
通勤でいつも乗っているのに、そんなことにまったく気づいていなかった。
正しくは、目に入っていても自然に受け流していたんだろう。
05系(妙典)
B線西船橋方に陣取り最初に来た快速が、まさに「正面車号移設」車両だった。05系10次車31F。
過去に撮ったものを振り返ったら、昨年11月の03系観察のときに思いっきり撮っていた。ただしその1枚だけ。
本文でも「27F」と編成番号に触れているので、画面で目にしているのだが…まったく気づいていなかった。
1枚目のアングルはロングズームで奥のカーブを来る姿も撮りたくて選んだのだが、熱気でロングズームは見ていられないほどユラユラになってしまったので、ここには上げない。
撮り鉄は時に晴天に文句を付ける。めんどくさいね。
07系(妙典)
07系は73FがB修済み。また76Fの7号車は新型VVVFと主電動機の試験が行われており、明らかに他の車両で聞いたことがない変調音がするのですぐわかる。
この音にはしっかり気づいていた。なにしろ毎朝乗っているのが7号車なので。
05系ワイドドア車(妙典)
05系最初のB修車・14Fが登場。おでこから下ろされた車号は立体になっている。
竣工後の営業運転開始から6年が経過したが、紺帯がもうこんなにくたびれてきている。
05系(妙典)
05系は19F〜33Fが06・07系と同じドア配置で側窓はすべて1枚ガラスだったが、34F〜39Fは08系タイプとなり、13Fまでで途切れていた側窓のセンターピラーも復活した。
この36F(11次車)はLED表示器はフルカラー+白色に交換されているが、車号の移設はされていない。
JR E231系800番台(妙典)
JR車は登場以来変化に乏しい。パッと見での変化は編成番号の白文字が正面非常扉窓に入った程度。
最近中央快速線にいとこの兄ちゃん・209系1000番台が電撃加入してきた。
15000系(妙典)
カーブアングルが撮れないためB線撮影は終了。地元へ戻るためA線へ。
これもユラユラだが、先ほどのアングルでのロングズームはこれの倍ぐらいのユラユラだった。
15000系(原木中山)
紅白ゼブラは駅によっては剥がれが多いところもあり、妙典駅では停車が多い内側2・3番線のものはすでにすべて剥がされている。
利用者数が少ない方のわが原木中山では健在だ。
05系(原木中山)
ここでも撮っていこう。
最初に来たのは05系ラストナンバーの43F(13次車)。LED表示器交換・車号移設がともに行われている。
運用番号は60Tで、本来東葉車が入る運用。行徳分室に東葉2000系がいたのもうなずける。
東葉2000系(原木中山)
快速で行き交う2003Fと2002FはともにLED表示器交換済。
この車両にミリ波送受信機を付けると、Tロゴはどうなるんだろうね?
TロゴはTOYOのTであるととに、鳥が左へ向かって飛んでいる姿もイメージしスピード感を示している。
この時間帯、当駅の西船橋方でAB線の快速がすれ違う。
JR E231系800番台(原木中山)
07系B修車の登場で、東西線でフルカラーLED表示器使用車がない系列はこのE231系800番台だけになった。
05系(原木中山)
11次車35F。36F同様、LED表示器交換・車号非移設のタイプ。
この列車も52Tで東葉車運用だ。
05系(原木中山)
13次車42F。これまた先ほどの1番後の編成・43Fと同様のLED表示器交換・車号移設の組合せ。
東葉2000系(原木中山)
2006FもLED表示器交換済か。3色表示LED編成も減ってきた。
15000系(原木中山)
07系B修車が来ないかとひたすら待つ。
15000系(原木中山)
が、編成数の多い東西線ではなかなか都合良くは当たらない。
05系(原木中山)
9次車30Fは3色LED表示器のままで車号移設のみ行われている。
妙典で最初に撮った31Fは10次車。
05系(原木中山)
8次車25Fも同様。なんだか同じ仕様の快速がすれ違うな。
05系(原木中山)
40Fは日立A-trainである13次車の筆頭。東葉2000系はこの13次車と共通仕様だ。
やはり車号移設が行われている。
05系(原木中山)
12次車最終の39F。1本前の列車の40Fとは1番違いだが、屋根肩の処理が異なる。
…さて、いい加減疲れたので帰ることにした。
本日撮った05系ノーマルドア車たちの状況をまとめよう。
8次車)25F:3色表示LED/車号移設
9次車)30F:3色表示LED/車号移設
10次車)31F:フルカラーLED/車号移設
11次車)35F・36F:フルカラーLED/車号移設なし
12次車)39F:フルカラーLED/車号移設なし
13次車)40F・42F・43F:フルカラーLED/車号移設
製造次によって同じ状態になっている感じだ。
普段着の姿の車両を漏らさず撮っていると、こういう小変化で「過去の姿」が記録できていたこととなる。
お目当ての車両を追っていても目の前に現れた列車はなるべく撮っていくスタンスは、今後も続けよう。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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