12月29日という日はエアポケット的で、JRはこの日まで通常ダイヤ。
明るい時間は家の掃除をしていたが、日が暮れた頃、京葉線で平日1本だけの不思議な存在の誉田行を撮りに出かけた。
誉田駅は蘇我、鎌取と進んだ次の駅。たった2駅だけの外房線直通列車なのだ。なお誉田始発はこの夕方の列車の折り返しのほか、朝に1本ある。
降り立ったのは新浦安。いまの時期、誉田行が走る時間はすでに夜だ。誉田行は快速。そうなると、快速停車駅で停まっている列車を三脚使用で撮るしかない。このところミニ三脚を用いて三度ほど(12.18・12.19・12.23)出かけているので、今回も同じノリ。
209系500番台(新浦安)
新浦安下りホームの東京方に立つ。ここは後ろが若干余裕があり、停車中の列車の顔をマトモに撮ることができる。これは手持ちで撮ってみたが、やっぱりブレる。
209系500番台(新浦安)
ミニ三脚使用。オンボロでガッチリはしていないが、手持ちよりはマトモに撮れる。
武蔵野線205系(新浦安)
夜の武蔵野線205系はもう飽きたか…。上り列車は東京方がホーム端まで来ない。
209系500番台・201系(新浦安)
京葉線転入前にスカイブルーをまとった209系500番台と転入後にスカイブルーとなった201系。209系500番台の1つめと2つめのドアの間が短いのがわかる。これはE217・E231・E233・E531系も同様。
山手線がホームドア設置のために6ドア車を廃止するのは、E233系の4ドア10連の京浜東北線が非常時に山手線の線路を走る際に6ドア用ホームドアがあると困るためだ。山手線E231系500番台の6ドア車置き換え用4ドアサハのうち、10号車に入れる車両は京浜東北線の先頭車に合わせてこのドア配置になるそうだ。将来の他線転出の際にはクセ者になりそうだが、逆に先頭車化改造をしやすいスタイルでもあり、短編成化に重宝するかも。
奥の201系は不調なのか6連口の半分の車両の側面方向幕が白幕になっており、新浦安の駅員は放送でその旨と各駅停車東京行であることを伝えていた、
201系・205系(新浦安)
うーむ。誉田行はこの201系の位置に来るが…。文字がぼやけてしまう。
205系量産先行車(新浦安)
うむぅ…。ホーム端にオレンジの明かりがあった西船橋武蔵野ホームとちがって、ここでは顔と側面とのコントラストが強すぎるようだ。
205系(新浦安)
件の誉田行登場。…やっぱり肝心の方向幕がぼやけ気味。夏に狙わないとダメかな…。
さらに20分ほど後の快速君津行を待つ。
201系(新浦安)
205系(新浦安)
205系量産先行車(新浦安)
武蔵野線205系(新浦安)
武蔵野線列車は不思議で、下り列車の東京方は10連と変わらない位置となる。見た感じ、上下列車とも10連列車と最後尾が同じ「尻揃え」の停車位置になっているようだ。
205系(新浦安)
205系(新浦安)
君津行。この駅では各駅停車の車掌が快速の車掌に話しかけることが多い。うむぅ…。
このあと19時までに武蔵野線東所沢行と快速上総一ノ宮行もやって来るのだが、寒さに耐えられず撤退。
そういえば、勝浦・成東行も平日は通勤快速で走るんだったな。私が帰ったのはその直前だったが、通勤快速は新浦安には停まらないのでどの道撮れなかった。
…年明け4日にどこかで狙ってみるかな…。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
2009/12/29
2009/12/26
09.12.26 東西線葛西行
切れてしまったプリンタのトナーを買ってきて年賀状の印刷をしていたら、テレビでニュース速報が出た。
「東京メトロ東西線 中野〜東陽町・葛西〜西船橋間で運転再開」
どうやら西葛西で人身事故があったようだ。
ならば葛西行の列車を収めに行くか…と、ささっとお出かけ。原木中山駅へ入ると、葛西行電車が停車していた。
05系アルミリサイクルカー(原木中山)
撮ってるときに気づかなかったが、アルミリサイクル編成だった。
05系アルミリサイクルカー(原木中山)
西葛西駅の東隣である葛西駅は、西船橋方にA線中野方〜B線西船橋方という向きの渡り線を備えている。東陽町は深川検車区がある関係で西船橋方にシーサスクロスと中線を備え、折り返しが可能となっている。…そんなわけで、西葛西駅が不通となると、東陽町と葛西での折り返し運転となる。現場の西葛西だけでなく東陽町—西葛西間の南砂町駅にも列車が通らない。
東西線内では他に高田馬場、九段下、大手町、日本橋・茅場町(近接した両駅間に片渡り線)、妙典でも折り返しができる。九段下と妙典は定期列車の行先として存在。かつては朝のダイヤ調整のため高田馬場行・大手町行も存在した。また高田馬場・九段下・竹橋・大手町・東陽町は起終点だった時代もある。
東葉2000系(原木中山)
東葉の葛西行きは初めてナマで見た。原木中山はホームの余りが少なく、スカート付だとあからさまに画面から切れてしまう。
東葉2000系(原木中山)
駅入場後3本目も東葉車。到着後、復旧の無線が入る。同時にA線に来ていた列車は発車後行先表示が「西船橋」から「東葉勝田台」に切り替わった。そして写真の列車も停車中に「葛西」から「中野」に変更。これで全線開通したが、快速とJR直通は中止で存置。
JRのE231系800番台の葛西行を見たかったが、復旧を喜んだ方がよかろう。
妙典まで乗って一旦出場して買い物をしてから再入場。西船橋方に引き上げていた列車が入線してきて、始発西船橋行となった。
05系 05943車内(妙典)
先行列車が出たばかりで、ホーム階段から遠い車両は超ガラガラ。思わず車内の写真を撮った。この列車で原木中山に戻り、撤収。
公式の発表では、東陽町〜葛西不通の折り返し運転は15時20分〜16時15分とのこと。55分間の葛西行運行だったわけだ。
さて、これだけではつまらないので過去の写真を…。
5000系(西船橋・1990.9.9)
1990年9月9日の葛西行。工事か何かのための計画的な区間運休だったような気もするが…忘れた。
【2021年追記】たまたまこの件に関する話を見つけた。
前日23時台に東陽町—南砂町を走行中の中野行列車の先頭から4・5・6・7両目が脱線。乗客に負傷者はいなかったが、東陽町駅まで軌道を歩いての移動となった。原因は枕木交換工事時の施工の甘さで、事故により渡り線の軌道のゆがみが見つかり、写真の9日は終日茅場町—葛西間が運休となったとのこと。
05系(西船橋・1990.9.9)
「西船橋」から「葛西」を出すためには「高田馬場」「九段下」のコマを通ったんだろう。
05系(原木中山・1990.9.9)
原木中山に入ってきた葛西行。これこそ葛西行営業列車の証拠。幕が動く西船橋では「葛西」のコマが撮れる可能性もある。この当時、側面方向幕は英字がなかった(6000・7000・8000・03系も同じ)。撮っている高1の私が写ってるな…。
05系(西船橋・1990.9.9)
夜も葛西行のまま。
5000系(西船橋・1990.9.9)
59Fは東西線で一番最後まで残った5000系の編成だ。
5000系(西船橋・1993.8.28)
05系(西船橋・1993.8.28)
九段下行は前述の通り現在でも朝にある列車だが、同じ日にこれだけの本数が映っているということはやはり事故がらみだと思われる。
05系ワイドドア車(原木中山・2006.7.30・mb)
05系ワイドドア車(妙典・2006.7.30・mb)
これはケイタイで撮った3年前の写真。葛西行はこうして発生する機会が少なくはない。趣味的には興味の対象になるが、やはり利用者目線ではこの幕の出番がないほうがいい。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
「東京メトロ東西線 中野〜東陽町・葛西〜西船橋間で運転再開」
どうやら西葛西で人身事故があったようだ。
ならば葛西行の列車を収めに行くか…と、ささっとお出かけ。原木中山駅へ入ると、葛西行電車が停車していた。
05系アルミリサイクルカー(原木中山)
撮ってるときに気づかなかったが、アルミリサイクル編成だった。
05系アルミリサイクルカー(原木中山)
西葛西駅の東隣である葛西駅は、西船橋方にA線中野方〜B線西船橋方という向きの渡り線を備えている。東陽町は深川検車区がある関係で西船橋方にシーサスクロスと中線を備え、折り返しが可能となっている。…そんなわけで、西葛西駅が不通となると、東陽町と葛西での折り返し運転となる。現場の西葛西だけでなく東陽町—西葛西間の南砂町駅にも列車が通らない。
東西線内では他に高田馬場、九段下、大手町、日本橋・茅場町(近接した両駅間に片渡り線)、妙典でも折り返しができる。九段下と妙典は定期列車の行先として存在。かつては朝のダイヤ調整のため高田馬場行・大手町行も存在した。また高田馬場・九段下・竹橋・大手町・東陽町は起終点だった時代もある。
東葉2000系(原木中山)
東葉の葛西行きは初めてナマで見た。原木中山はホームの余りが少なく、スカート付だとあからさまに画面から切れてしまう。
東葉2000系(原木中山)
駅入場後3本目も東葉車。到着後、復旧の無線が入る。同時にA線に来ていた列車は発車後行先表示が「西船橋」から「東葉勝田台」に切り替わった。そして写真の列車も停車中に「葛西」から「中野」に変更。これで全線開通したが、快速とJR直通は中止で存置。
JRのE231系800番台の葛西行を見たかったが、復旧を喜んだ方がよかろう。
妙典まで乗って一旦出場して買い物をしてから再入場。西船橋方に引き上げていた列車が入線してきて、始発西船橋行となった。
05系 05943車内(妙典)
先行列車が出たばかりで、ホーム階段から遠い車両は超ガラガラ。思わず車内の写真を撮った。この列車で原木中山に戻り、撤収。
公式の発表では、東陽町〜葛西不通の折り返し運転は15時20分〜16時15分とのこと。55分間の葛西行運行だったわけだ。
さて、これだけではつまらないので過去の写真を…。
5000系(西船橋・1990.9.9)
1990年9月9日の葛西行。工事か何かのための計画的な区間運休だったような気もするが…忘れた。
【2021年追記】たまたまこの件に関する話を見つけた。
前日23時台に東陽町—南砂町を走行中の中野行列車の先頭から4・5・6・7両目が脱線。乗客に負傷者はいなかったが、東陽町駅まで軌道を歩いての移動となった。原因は枕木交換工事時の施工の甘さで、事故により渡り線の軌道のゆがみが見つかり、写真の9日は終日茅場町—葛西間が運休となったとのこと。
05系(西船橋・1990.9.9)
「西船橋」から「葛西」を出すためには「高田馬場」「九段下」のコマを通ったんだろう。
05系(原木中山・1990.9.9)
原木中山に入ってきた葛西行。これこそ葛西行営業列車の証拠。幕が動く西船橋では「葛西」のコマが撮れる可能性もある。この当時、側面方向幕は英字がなかった(6000・7000・8000・03系も同じ)。撮っている高1の私が写ってるな…。
05系(西船橋・1990.9.9)
夜も葛西行のまま。
5000系(西船橋・1990.9.9)
59Fは東西線で一番最後まで残った5000系の編成だ。
5000系(西船橋・1993.8.28)
05系(西船橋・1993.8.28)
九段下行は前述の通り現在でも朝にある列車だが、同じ日にこれだけの本数が映っているということはやはり事故がらみだと思われる。
05系ワイドドア車(原木中山・2006.7.30・mb)
05系ワイドドア車(妙典・2006.7.30・mb)
これはケイタイで撮った3年前の写真。葛西行はこうして発生する機会が少なくはない。趣味的には興味の対象になるが、やはり利用者目線ではこの幕の出番がないほうがいい。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
2009/12/23
09.12.23 イルカとあずさはあまのじゃく・3
場所は夜の下総中山駅。
午前中のムダな待ちぼうけが悲しかったので、これまた土曜に続いて夜の西船橋武蔵野ホームへ出向くのだ。当然ミニ三脚を持参したので、総武線もちょっと撮ってみる。
E231系(下総中山)
黄色の電車の武蔵小金井行。通常中央・総武緩行線の209系500番台・E231系は三鷹—千葉間の運転だが、一部三鷹以西発着の「越境列車」がある。武蔵小金井行は休日の夜に8本。平日も夜に武蔵小金井行6本、立川行2本がある。また朝は武蔵小金井始発が平日に7本、休日に4本、立川始発が休日のみ3本、国分寺始発が平日・休日ともに1本存在する。
私は103系・201系時代の武蔵小金井行きや立川行も目にしたが、夜の列車なので撮らずじまいだった。そんな思いを込めた一枚。…なんだそれ。
209系500番台(下総中山)
こちらは少数派の209系500番台。行先表示の文字がE231系より小さめ。
E231系の47本に対して12本という小所帯だったが、京浜東北線から最後に離脱した1本が総武線への復帰整備を受け今月出場した(元ウラ80…ミツ516になるのかな?)。これはE231系が新潟へ飛ぶため。山手線6ドア車置き換え用の新製4ドアサハを試運転するための要員。…だと言われている。ホームドア導入のために山手線を離れる104両の6ドアサハ、「鉄道ファン」誌2010年2月号には「廃車」「新製4ドアサハに機器供出」的書き方がされていた。もったいなさすぎる…。
E231系(下総中山)
三鷹行を撮ったあと西船橋へ移動。とりあえず再入場してから武蔵野ホームへ。
11・12番ホームに上がり、ひとまずホーム府中本町方端でミニ三脚を準備していたら、早速あずさ色が背後から入線してきた。
手元のミニ三脚とカメラは若干相性が悪く、ねじ込みすぎるとなぜかカメラの電源が切れてしまう。緩すぎたら意味がないし、ツボの範囲は狭い。そのツボをつかまないうちの登場だった。無論、ダイヤなんぞ知らないで遭遇している。
183系(西船橋)
土曜と同じマリ31編成。定宿の東大宮にいたんだろう。なんとかツボを捕らえた…撮る準備が間に合ったが、停車時間が短くすぐ行ってしまった。
再びホーム府中本町方の端に戻り、待機。このあずさ色が帰ってくるまではここにいることにしよう。
205系(西船橋)
武蔵野線205系の写真はこないだも撮ったので、「絵変わり」したものだけ撮影。これは武蔵野顔が来たから撮った。右端9番線にいるのは当駅始発の東京行臨電。
あずさ色が東京へ出発してから30分後、その東京から客を乗せてきたイルカちゃん登場。
485系快速「舞浜・東京ベイエリア号」(西船橋)
かなりのスロー入線だったので、三脚・ノンフラッシュでもこれくらいには撮れた。
485系快速「舞浜・東京ベイエリア号」(西船橋)
あずさ色に比べて塗装がくっきりしていて気持ちのいい車両だ。往路同様空席が目立ち、最後尾車両は2〜3人しか見えなかった気がする。全席指定でも快速だから運賃+510円だけの列車なんだが…。
運転日は10.24・11.7・こないだの12.19とこの12.23。この日以外の3回はすべて土曜日。朝から一日かけて出かけるんなら、土曜のほうがが魅力的ではある。もし12.23が日曜だったら、振替休日の日付が12.24となるので、翌日が平日でもイブはTDLで…という客がたくさん集まったかもしれない。
205系(西船橋)
定期列車の西船橋始発南船橋行。この写真は21時13分のものだが、出発は41分。もしあずさ色が来るとなると、9番線に入るのか? うーむ…
205系(西船橋)
テールライトの輝きに差がついた。なんでだろう?
数分後「11番線を貨物列車が通過します」の自動放送。ヒマつぶしに、カメラの最高感度のISO6400で撮れるかな?と府中本町方の闇に向けてみるが、まぁピントが合わないこと。そんなことをしていると、こんどは「9番線に列車がまいります」の自動放送。
この行先のない言い回しは臨電。「やっぱり9番線に来るのか」と慌ててエスカレーターを降りて上って9番線へ回る。
府中本町行を待つ客が並ぶ中、恥を忍んで6連の停車目標のあたりに陣取ると、入ってきたのは国鉄色の183系だった。あずさ色に同じく私はダイヤをまったく把握していない。
人が多く、アングルは制約される。そんな中なんとか1枚撮ったら…さっきISO6400に設定してたんだ! カメラのプレビューでも粒子が見えるような画像が出てきて、慌ててISOをいつもの設定の「オート」に切り替えて撮り直す。
183・189系(西船橋)
この1枚を撮った直後、ヘッドライトが明るくなりすぐに発車。国鉄色の183、あずさ色より相性悪いかも。土曜も撮れなかったからな。この1枚も人が多い9番線に来るもんだから、ビニール袋がかかっちゃってるし…。
なお、この車両は田町のH61編成。両端がクハ189、中間4両が183系の6連だ。
205系(西船橋)
そもそも西船橋—南船橋のたった1駅間・6分走るだけのこの列車が30分も10番線に入ってるのがいけないのだ。
あずさ色も9番線に来ると困るので、反対ホームには戻らずここで待機する。
205系(西船橋)
元総武線であるケヨM2の府中本町行は国鉄色183系を眺めていた客たちを呑み込んだ。この後なら9番に来てもいいんだが…。
けっきょくあずさ色入線より先に10番の南船橋行チョン行が出発した。そして8分後、10番線にゆっくりとあずさ色がやってきた。
183系(西船橋)
9番線には南船橋からの府中本町行が来ていて、そこから降りてきた人々に遮られるかと心配。しかし、その列車が出てしばらく経たないとあずさ色は出られないわけで、これは停車時間がけっこうあると見た。
183系(西船橋)
せっかくのゆったり停車なので、元いた11・12番線ホームへ戻る。
183系(西船橋)
三脚を置いたところで、11番線に東京行が来るとの放送。…やっぱりあまのじゃくだ、あずさちゃんよ。いや、朝も含めて私の動き方のせいか?
205系・183系(西船橋)
東京行はとっとと出て行った。
183系(西船橋)
窓回りの水色の下にはラベンダー色の帯があるのだが、かすんでしまっている。そろそろ再塗装してあげてもいいんじゃないの? アイボリーに緑赤帯+ベージュの「グレードアップあずさ」色とかも1本くらいはあっても面白いと思うが。
これにて西船橋から撤収し、下総中山へ戻る。寒さに耐えきれず帰った土曜に比べ、暖かい夜だった。
E231系(下総中山)
早朝と深夜、総武緩行線と中央緩行線は分離される。黄色の電車は純粋な総武線となって御茶ノ水—千葉間に収まり、中央線は東京からの各駅停車が走る。このスタイルの間は、御茶ノ水では緩行線三鷹方本線が折り返し線となる。
209系500番台(下総中山)
上り2本目に209系500番台が来て、いい区切りがついたので終了。駅の近くの駐車場に停めた車で帰宅。
国鉄色183・189系は1枚しか撮れなかったが、総合的にはまた夜に出かけてよかった、というところだ。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
午前中のムダな待ちぼうけが悲しかったので、これまた土曜に続いて夜の西船橋武蔵野ホームへ出向くのだ。当然ミニ三脚を持参したので、総武線もちょっと撮ってみる。
E231系(下総中山)
黄色の電車の武蔵小金井行。通常中央・総武緩行線の209系500番台・E231系は三鷹—千葉間の運転だが、一部三鷹以西発着の「越境列車」がある。武蔵小金井行は休日の夜に8本。平日も夜に武蔵小金井行6本、立川行2本がある。また朝は武蔵小金井始発が平日に7本、休日に4本、立川始発が休日のみ3本、国分寺始発が平日・休日ともに1本存在する。
私は103系・201系時代の武蔵小金井行きや立川行も目にしたが、夜の列車なので撮らずじまいだった。そんな思いを込めた一枚。…なんだそれ。
209系500番台(下総中山)
こちらは少数派の209系500番台。行先表示の文字がE231系より小さめ。
E231系の47本に対して12本という小所帯だったが、京浜東北線から最後に離脱した1本が総武線への復帰整備を受け今月出場した(元ウラ80…ミツ516になるのかな?)。これはE231系が新潟へ飛ぶため。山手線6ドア車置き換え用の新製4ドアサハを試運転するための要員。…だと言われている。ホームドア導入のために山手線を離れる104両の6ドアサハ、「鉄道ファン」誌2010年2月号には「廃車」「新製4ドアサハに機器供出」的書き方がされていた。もったいなさすぎる…。
E231系(下総中山)
三鷹行を撮ったあと西船橋へ移動。とりあえず再入場してから武蔵野ホームへ。
11・12番ホームに上がり、ひとまずホーム府中本町方端でミニ三脚を準備していたら、早速あずさ色が背後から入線してきた。
手元のミニ三脚とカメラは若干相性が悪く、ねじ込みすぎるとなぜかカメラの電源が切れてしまう。緩すぎたら意味がないし、ツボの範囲は狭い。そのツボをつかまないうちの登場だった。無論、ダイヤなんぞ知らないで遭遇している。
183系(西船橋)
土曜と同じマリ31編成。定宿の東大宮にいたんだろう。なんとかツボを捕らえた…撮る準備が間に合ったが、停車時間が短くすぐ行ってしまった。
再びホーム府中本町方の端に戻り、待機。このあずさ色が帰ってくるまではここにいることにしよう。
205系(西船橋)
武蔵野線205系の写真はこないだも撮ったので、「絵変わり」したものだけ撮影。これは武蔵野顔が来たから撮った。右端9番線にいるのは当駅始発の東京行臨電。
あずさ色が東京へ出発してから30分後、その東京から客を乗せてきたイルカちゃん登場。
485系快速「舞浜・東京ベイエリア号」(西船橋)
かなりのスロー入線だったので、三脚・ノンフラッシュでもこれくらいには撮れた。
485系快速「舞浜・東京ベイエリア号」(西船橋)
あずさ色に比べて塗装がくっきりしていて気持ちのいい車両だ。往路同様空席が目立ち、最後尾車両は2〜3人しか見えなかった気がする。全席指定でも快速だから運賃+510円だけの列車なんだが…。
運転日は10.24・11.7・こないだの12.19とこの12.23。この日以外の3回はすべて土曜日。朝から一日かけて出かけるんなら、土曜のほうがが魅力的ではある。もし12.23が日曜だったら、振替休日の日付が12.24となるので、翌日が平日でもイブはTDLで…という客がたくさん集まったかもしれない。
205系(西船橋)
定期列車の西船橋始発南船橋行。この写真は21時13分のものだが、出発は41分。もしあずさ色が来るとなると、9番線に入るのか? うーむ…
205系(西船橋)
テールライトの輝きに差がついた。なんでだろう?
数分後「11番線を貨物列車が通過します」の自動放送。ヒマつぶしに、カメラの最高感度のISO6400で撮れるかな?と府中本町方の闇に向けてみるが、まぁピントが合わないこと。そんなことをしていると、こんどは「9番線に列車がまいります」の自動放送。
この行先のない言い回しは臨電。「やっぱり9番線に来るのか」と慌ててエスカレーターを降りて上って9番線へ回る。
府中本町行を待つ客が並ぶ中、恥を忍んで6連の停車目標のあたりに陣取ると、入ってきたのは国鉄色の183系だった。あずさ色に同じく私はダイヤをまったく把握していない。
人が多く、アングルは制約される。そんな中なんとか1枚撮ったら…さっきISO6400に設定してたんだ! カメラのプレビューでも粒子が見えるような画像が出てきて、慌ててISOをいつもの設定の「オート」に切り替えて撮り直す。
183・189系(西船橋)
この1枚を撮った直後、ヘッドライトが明るくなりすぐに発車。国鉄色の183、あずさ色より相性悪いかも。土曜も撮れなかったからな。この1枚も人が多い9番線に来るもんだから、ビニール袋がかかっちゃってるし…。
なお、この車両は田町のH61編成。両端がクハ189、中間4両が183系の6連だ。
205系(西船橋)
そもそも西船橋—南船橋のたった1駅間・6分走るだけのこの列車が30分も10番線に入ってるのがいけないのだ。
あずさ色も9番線に来ると困るので、反対ホームには戻らずここで待機する。
205系(西船橋)
元総武線であるケヨM2の府中本町行は国鉄色183系を眺めていた客たちを呑み込んだ。この後なら9番に来てもいいんだが…。
けっきょくあずさ色入線より先に10番の南船橋行チョン行が出発した。そして8分後、10番線にゆっくりとあずさ色がやってきた。
183系(西船橋)
9番線には南船橋からの府中本町行が来ていて、そこから降りてきた人々に遮られるかと心配。しかし、その列車が出てしばらく経たないとあずさ色は出られないわけで、これは停車時間がけっこうあると見た。
183系(西船橋)
せっかくのゆったり停車なので、元いた11・12番線ホームへ戻る。
183系(西船橋)
三脚を置いたところで、11番線に東京行が来るとの放送。…やっぱりあまのじゃくだ、あずさちゃんよ。いや、朝も含めて私の動き方のせいか?
205系・183系(西船橋)
東京行はとっとと出て行った。
183系(西船橋)
窓回りの水色の下にはラベンダー色の帯があるのだが、かすんでしまっている。そろそろ再塗装してあげてもいいんじゃないの? アイボリーに緑赤帯+ベージュの「グレードアップあずさ」色とかも1本くらいはあっても面白いと思うが。
これにて西船橋から撤収し、下総中山へ戻る。寒さに耐えきれず帰った土曜に比べ、暖かい夜だった。
E231系(下総中山)
早朝と深夜、総武緩行線と中央緩行線は分離される。黄色の電車は純粋な総武線となって御茶ノ水—千葉間に収まり、中央線は東京からの各駅停車が走る。このスタイルの間は、御茶ノ水では緩行線三鷹方本線が折り返し線となる。
209系500番台(下総中山)
上り2本目に209系500番台が来て、いい区切りがついたので終了。駅の近くの駐車場に停めた車で帰宅。
国鉄色183・189系は1枚しか撮れなかったが、総合的にはまた夜に出かけてよかった、というところだ。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)