前記事の通り、香川へ行っていた。
スポーツの日絡みの土日祝三連休で行き、明けたこの15日はお疲れ休みに充てた。誕生月休暇が使えるのでね。まぁその誕生日そのものなんだけど。
誕生日といえば、8年前にこんな事があった。
地元の二俣新町デルタに583系のTDR団臨を撮りに行ったら、583系が西へ去った直後、東からEF65 501が牽く12系団臨が現れたのだ。
後者は鉄道の日記念で、京葉線としては超レア列車だった。今は583系が先に消えてしまったけどな。
事前に知らなかったため、記事のタイトルの通り、実際には数秒であったが「夢か? 幻か?」と思った場面だった。
大正と昭和と令和の電機
お疲れ休みに充てたものの天気もいいし、結局車で出かけた。
非鉄の目的地に向かった流れで出たのがJR武蔵野線に沿った道。北府中駅に出たので「何か居るかな?」と駅北側の東芝府中の線路を見たら…ををっ! テディベア?
時間の縛りがあるので目的地での用事を済ませたあと再訪すると、風景は変わっていなかった。
幸いにもすぐそこのコインパーキングが「空」表示で、駐車した。デジカメはないので、iPhoneで。
台鐵E520+E519?・ED31 3・EF65 535(北府中)(i)
こんな風景が。
まず目を引いたのはテールライトを点灯したオレンジの機関車。
台湾へ輸出するものだというのは以前から2トレで見て知っていたが、実見できるとは。
そして、EF65の手前の凸型電機。ガラスに目張りしてテディベアみたいになっている。
往路で通りかかったときは目の前の交差点も青で路肩もなく停めることも叶わず、ひたすら「EF65を引き取ったのは知ってたけど、あのテディはなんだ?」と考えながら運転していた。
ED31 3・EF65 535(北府中)(i)
東芝府中といえば9年前に北府中駅のホームや車内から、台鐵機がいるカーブにいたクハ103とクモニ83を撮った。
車両はたまに手前に出てくることもあると聞いていたが叶わず、ロングズームで撮った。
2両はいまは房総の『ポッポの丘』に居る(リンク先記事は2両の転入前)。
今回も場合によってはホームから、と考えてたが、iPhoneのズームの質や、今回はそれこそ手前に出ていることもあって、歩道からの記録にした。
ED31 3(北府中)(i)
OHMI…近江鉄道のED31か。ガラスはすべて目張りされている。
近江鉄道は引退した機関車をたくさん並べて『近江鉄道ミュージアム』として展示していたが、その展示も終了。
調べると、東芝の前身・芝浦製作所製(石川島造船所と共作)であることから後身にあたる東芝インフラシステムズに譲渡されたそうだ。
ミュージアム時代の、水色に黄色の裾帯の様々な形の機関車たちが並ぶ写真はよく見たな。
ED31 3(北府中)(i)
大元は伊那電のデキ1で、1923(大正12)年製だと! こりゃすごい。
その後国有化で鉄道省・国鉄→西武→近江と渡り歩いた。
ED31 3(北府中)(i)
このまま野ざらしにすると車体が朽ちそう。
スイッチャーで多少動かすことで、台車の錆は多少落とせる。まぁ自走は無理だろうが。
ED31 3・EF65 535(北府中)(i)
2機は連結されているようだ。
EF65 535(北府中)(i)
高崎機関区時代の「髙」の区名札が差されている。
しかし、また誕生日にEF65 500番台に遭遇するとは、奇縁なり。
EF65 535(北府中)(i)
EF65 535は当初一般型の0番台として製造されたが、竣工間もなくブルトレ増発対応でP型500番台化された。ブルトレ華やかなりし頃の車両。
EF65 535(品川・1989)(再掲)
現役時代の姿。JR貨物所属となったEF65 535はそのJR貨物最後のEF65 500番台となり、晩年はその挙動が都度注目を集めた。
写真はまだそんな扱いになる前の、そんじょそこらの機関車の時代。
EF65 535(北府中)(i)
晩年はJRマークがなくなって、この国鉄時代の姿に戻された。
2008(平成20)年に引退し大宮で保存されたあと、2013(平成25)年にピカピカの状態で生まれ故郷のここに還ってきた。
その後一時期は塗装がかなり褪色しHゴムが溶けた跡もついたが、塗り直されている。
台鐵E520+E519?(北府中)(i)
台湾鉄路行司(キャプションですでに書いているが「台鐵」とする。旧・台湾鉄路管理局)E500型は台湾で初めての日本製電気機関車で、この東芝インフラシステムズで製造されている。
歴史的経緯より日本製の蒸気機関車が活躍したように、台鐵は狭軌1067mm。武蔵野線と接続するこの東芝府中のレールで試運転をすることもできる。ただし電源は交流電気である。
台鐵E520+E519?(北府中)(i)
9月にE517・E518がセットで川崎貨物へ甲種輸送されており、手前がE520であることから、奥はE519と推察される。
窓周りを黒で締めた前面と、ただただのっぺりしている側面のギャップが面白い。
E500型に関してはやはり遠くて、この粗い画像が精一杯。これにて切り上げとした。
期せずして、連続して「府中」での撮影となったな。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
2024/10/15
2024/10/13
24.10.13 さぬきふちゅう鉄
毎年どこかで香川へ旅行に行っている。
非鉄の用事中心なのだが、時間が取れれば彼の地の鉄道も撮り「さぬき鉄」というタイトルで記事を立てている。
※今回”さぬき旅”というラベル(タグ)を設けて、岡山経由で帰った際の「びぜん鉄」も含めてカテゴライズした
今年はスポーツの日絡みの三連休で旅行。時間があまり設けられず、中日夕方のJR予讃線の撮影1回のみとなった。
カーブの駅
訪れたのは讃岐府中駅。
駅の西側すぐで綾川と県道18号を跨ぐため、築堤上にホームが設けられている。
(讃岐府中)
木陰にきっぷうりば。
6年前の香西駅では「キップ」とカタカナだったが、こちらはひらがな。ブースの形は一緒。
(讃岐府中)
駅名表示は抜群の日当たりで褪色している。足元スケスケのホームへ上がる。
無人駅のため入場券も必要ない。
(讃岐府中)
階段近くに短い上屋があるだけの抜けが良すぎるホーム。松山方面を向いたアングル。
この日は夏のような陽気だったが、冬はキツそう。
高松方端っこへ進む。
7200系(讃岐府中)
3分ほどで普通多度津行が到着。せっかくのカーブだが、2連。
電化前は普通列車も一日に数本しか停まらない駅だったそうだが(Wikiによれば1982年11月改正では下り1本・上り2本!)、現在は片側でざっと2時間に3〜4本というところ。
7200系(讃岐府中)
カーブ上のホームは車両中間のドアでの乗降がけっこう危険。
なにせホーム高さが汽車サイズのため、慣れない利用者はびっくりするかもしれない。
5000系+223系快速「マリンライナー」(讃岐府中)
マリンライナーはJR四国車3連+JR西日本車2連の5両編成が基本であり、カーブでも画(え)になる。
5000系+223系快速「マリンライナー」(讃岐府中)
私が撮るときは2階建ての5100にいつもHMが付いているな(2018・2019)。今回は「瀬戸大橋線利用3億人到達」の記念だ。
また同じ駅での話になるが、昨年の香西駅でようやくHMなしの素顔を撮ったところ。
7200系快速「サンポート南風リレー号」(讃岐府中)
岡山—高知間の特急「南風」と高松方面を接続するのが快速「サンポート南風リレー号」。
7200系快速「サンポート南風リレー号」(讃岐府中)
3分後に下りリレー号も通過。
停車駅は高松から坂出までの間は端岡のみ、坂出以西は各駅停車。
「南風」との接続は、宇多津・丸亀・多度津で行われる。
5000系+223系快速「マリンライナー」(讃岐府中)
5100先頭の上り。この光線条件だとカッコいいね。
5000系の行先表示は製造時は3色表示LEDだったが、現在は前面・側面ともカラー表示が可能なLEDに変更されている。
(讃岐府中)
電化前に駅としてほぼ機能していなかった当駅も、いまはICカードが使えるところまで上った。
JR四国専用のICカードはなく、沿線利用者が買うとなるとJR西日本のICOCAの四国版デザインのカードとなる。
JR四国内での利用可能駅は、予讃線の高松—多度津の全駅、詫間・観音寺、土讃線の善通寺・琴平、高徳線の栗林公園北口・栗林・屋島。
高松—多度津間以外は上記の駅と利用不可駅が飛び石になっており、利便性はまだまだというところ。
(讃岐府中)
歴史的成り立ちから「府中」や隣駅の「国分」の文字は全国各地に点在する地名である。その2つが並んでいるのも面白い。
鉄道の駅名となると、東京の府中市に府中駅など5駅あるほかは、広島の府中駅、天橋立のケーブルカーの府中駅、徳島の府中(こう)駅、大阪の和泉府中駅などに絞られる。意外に少ないな。
面白いところでは、台湾の地下鉄にも府中駅があるそうだ。
7200系(讃岐府中)
松山方端っこに移動。2連2本の4両編成。いいですね〜。
7200系(讃岐府中)
西日を浴びて、バイク色を指した川重efWING台車が際立つ。ブンブン。
7200系(讃岐府中)
多度津から土讃線の電化区間の南端・琴平まで乗り入れる列車。
…と言っても、多度津から3駅進むだけだ。1駅目の金蔵寺のみICカードが使えない。
(讃岐府中)
U字形の雲が山に絡む。
現場ではまぶしくて仕方ない。架線柱に隠れて視界から西日を消す。
8000系特急「いしづち」(讃岐府中)
本日初の特急は、腐れ縁の8000系アンパンマンカー。狙って待ったことがないんだが、よく遭遇する(宇多津・詫間)。
ホームには通過列車の時刻も掲載されており、アンパンとは知らないものの準備はできていたのだが…ボケボケに。
7200系のLEDが写るようにAモードにしていたのだが、この列車はスポーツモードで撮るべきだった。
5000系+223系快速「マリンライナー」(讃岐府中)
HMは今年3月から12月頃までとのこと。毎回この翼型である。
5000系+223系快速「マリンライナー」(讃岐府中)
やっぱり光線がカッコいいな。なお2連口の223系はいまだ3色表示LEDだ。
通過列車時刻表を参考に、再び高松方端っこへ。
8600系特急「いしづち」(讃岐府中)
8600系の2連「いしづち」。なんだか近鉄のAceっぽいな。
8000系がいしづち3+しおかぜ5の8両編成を組むのに対し、8600系はいしづち2+しおかぜ3の5両編成である。
ん? 列車が去ったはずなのにまた音が大きくなってきた…
キクハ32+キロ185「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」(讃岐府中)
ぬうぉ〜い、これは油断してた! アンパンマントロッコ!
臨時列車だからか通過時刻表に載っていない。
排煙が西日で輝いているじゃないの。いい感じで撮れた。気づいてよかった。
キクハ32+キロ185「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」(讃岐府中)
この列車は土讃線善通寺—琴平間で狙い打ちして以来6年ぶり。
ほんとに流れでここに寄っただけなんだけど、収穫あったぜ。地元の方は見慣れて何とも思わないだろうが。
これや8000系、マリンライナーなど、編成前後で顔が違う列車が多いのも面白いな。
7200系(讃岐府中)
シメは松山方端っこで、最初と同じ7200系2連。
ちょうど1時間の滞在で切り上げた。
予讃線のはっきりしたカーブアングル撮影はこれまでなかったし、アンパンマン車両も複数撮れて(いしづちはピン甘だが)収穫があったな。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
非鉄の用事中心なのだが、時間が取れれば彼の地の鉄道も撮り「さぬき鉄」というタイトルで記事を立てている。
※今回”さぬき旅”というラベル(タグ)を設けて、岡山経由で帰った際の「びぜん鉄」も含めてカテゴライズした
今年はスポーツの日絡みの三連休で旅行。時間があまり設けられず、中日夕方のJR予讃線の撮影1回のみとなった。
カーブの駅
訪れたのは讃岐府中駅。
駅の西側すぐで綾川と県道18号を跨ぐため、築堤上にホームが設けられている。
(讃岐府中)
木陰にきっぷうりば。
6年前の香西駅では「キップ」とカタカナだったが、こちらはひらがな。ブースの形は一緒。
(讃岐府中)
駅名表示は抜群の日当たりで褪色している。足元スケスケのホームへ上がる。
無人駅のため入場券も必要ない。
(讃岐府中)
階段近くに短い上屋があるだけの抜けが良すぎるホーム。松山方面を向いたアングル。
この日は夏のような陽気だったが、冬はキツそう。
高松方端っこへ進む。
7200系(讃岐府中)
3分ほどで普通多度津行が到着。せっかくのカーブだが、2連。
電化前は普通列車も一日に数本しか停まらない駅だったそうだが(Wikiによれば1982年11月改正では下り1本・上り2本!)、現在は片側でざっと2時間に3〜4本というところ。
7200系(讃岐府中)
カーブ上のホームは車両中間のドアでの乗降がけっこう危険。
なにせホーム高さが汽車サイズのため、慣れない利用者はびっくりするかもしれない。
5000系+223系快速「マリンライナー」(讃岐府中)
マリンライナーはJR四国車3連+JR西日本車2連の5両編成が基本であり、カーブでも画(え)になる。
5000系+223系快速「マリンライナー」(讃岐府中)
私が撮るときは2階建ての5100にいつもHMが付いているな(2018・2019)。今回は「瀬戸大橋線利用3億人到達」の記念だ。
また同じ駅での話になるが、昨年の香西駅でようやくHMなしの素顔を撮ったところ。
7200系快速「サンポート南風リレー号」(讃岐府中)
岡山—高知間の特急「南風」と高松方面を接続するのが快速「サンポート南風リレー号」。
7200系快速「サンポート南風リレー号」(讃岐府中)
3分後に下りリレー号も通過。
停車駅は高松から坂出までの間は端岡のみ、坂出以西は各駅停車。
「南風」との接続は、宇多津・丸亀・多度津で行われる。
5000系+223系快速「マリンライナー」(讃岐府中)
5100先頭の上り。この光線条件だとカッコいいね。
5000系の行先表示は製造時は3色表示LEDだったが、現在は前面・側面ともカラー表示が可能なLEDに変更されている。
(讃岐府中)
電化前に駅としてほぼ機能していなかった当駅も、いまはICカードが使えるところまで上った。
JR四国専用のICカードはなく、沿線利用者が買うとなるとJR西日本のICOCAの四国版デザインのカードとなる。
JR四国内での利用可能駅は、予讃線の高松—多度津の全駅、詫間・観音寺、土讃線の善通寺・琴平、高徳線の栗林公園北口・栗林・屋島。
高松—多度津間以外は上記の駅と利用不可駅が飛び石になっており、利便性はまだまだというところ。
(讃岐府中)
歴史的成り立ちから「府中」や隣駅の「国分」の文字は全国各地に点在する地名である。その2つが並んでいるのも面白い。
鉄道の駅名となると、東京の府中市に府中駅など5駅あるほかは、広島の府中駅、天橋立のケーブルカーの府中駅、徳島の府中(こう)駅、大阪の和泉府中駅などに絞られる。意外に少ないな。
面白いところでは、台湾の地下鉄にも府中駅があるそうだ。
7200系(讃岐府中)
松山方端っこに移動。2連2本の4両編成。いいですね〜。
7200系(讃岐府中)
西日を浴びて、バイク色を指した川重efWING台車が際立つ。ブンブン。
7200系(讃岐府中)
多度津から土讃線の電化区間の南端・琴平まで乗り入れる列車。
…と言っても、多度津から3駅進むだけだ。1駅目の金蔵寺のみICカードが使えない。
(讃岐府中)
U字形の雲が山に絡む。
現場ではまぶしくて仕方ない。架線柱に隠れて視界から西日を消す。
8000系特急「いしづち」(讃岐府中)
本日初の特急は、腐れ縁の8000系アンパンマンカー。狙って待ったことがないんだが、よく遭遇する(宇多津・詫間)。
ホームには通過列車の時刻も掲載されており、アンパンとは知らないものの準備はできていたのだが…ボケボケに。
7200系のLEDが写るようにAモードにしていたのだが、この列車はスポーツモードで撮るべきだった。
5000系+223系快速「マリンライナー」(讃岐府中)
HMは今年3月から12月頃までとのこと。毎回この翼型である。
5000系+223系快速「マリンライナー」(讃岐府中)
やっぱり光線がカッコいいな。なお2連口の223系はいまだ3色表示LEDだ。
通過列車時刻表を参考に、再び高松方端っこへ。
8600系特急「いしづち」(讃岐府中)
8600系の2連「いしづち」。なんだか近鉄のAceっぽいな。
8000系がいしづち3+しおかぜ5の8両編成を組むのに対し、8600系はいしづち2+しおかぜ3の5両編成である。
ん? 列車が去ったはずなのにまた音が大きくなってきた…
キクハ32+キロ185「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」(讃岐府中)
ぬうぉ〜い、これは油断してた! アンパンマントロッコ!
臨時列車だからか通過時刻表に載っていない。
排煙が西日で輝いているじゃないの。いい感じで撮れた。気づいてよかった。
キクハ32+キロ185「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」(讃岐府中)
この列車は土讃線善通寺—琴平間で狙い打ちして以来6年ぶり。
ほんとに流れでここに寄っただけなんだけど、収穫あったぜ。地元の方は見慣れて何とも思わないだろうが。
これや8000系、マリンライナーなど、編成前後で顔が違う列車が多いのも面白いな。
7200系(讃岐府中)
シメは松山方端っこで、最初と同じ7200系2連。
ちょうど1時間の滞在で切り上げた。
予讃線のはっきりしたカーブアングル撮影はこれまでなかったし、アンパンマン車両も複数撮れて(いしづちはピン甘だが)収穫があったな。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)