2018/09/30

18.9.19 信越“&”ルート・17/坂城

戸倉から2連の小諸行き1648Mに乗車。




この駅にはいろんなのがいます

次の坂城(さかき)で早くも下車。さかじょうでもさかしろでもない。


115系(坂城)

車内が国鉄のS27編成とはたった4分間の短い付き合いだった。


DB25-2+貨車(坂城)

下車後目を引いたのはこのスイッチャーとタンカー。奥にはEH200もいる。




DB25-2(坂城)

スイッチャーがタンカーを切り離して去って行く。DB25-2か。



貨車・EH200-10(坂城)

タンカーの向こうにいたのはさすがにきょう3度目のブルさん9号機ではなかったが、1番違いの10号機。



貨車(坂城)

当駅はJXTGエネルギー北信油槽所が隣接し、根岸線根岸駅との間で1日2往復の貨物列車があるそうだ。もちろん何も知らなかった。
たしかに根岸線の貨物列車っぽいタンカーだ。


DB25-2(坂城)

軽井沢方に引き上げたあと、転線して戻ってきた。



169系保存車(坂城)

さて、当駅で下りたお目当てはこちら。169系の保存車である。
線路際にいるものの、すでに車ではなく置き物と化している。




169系保存車(坂城)

クハ169-27。正面の幕は「快速」を表示している。
カーテンが下ろされ車内の褪色を保護していると思われるが、そのカーテンがまっ茶色だ。



169系保存車(坂城)

モハ168-1。トップナンバーか。


169系保存車(坂城)

ユニットを組むのはもちろんクモハ169-1。
ホームの立ち入りエリアが制限されているので、国鉄時代の長編成対応サイズのホームの端の方へは進めず、顔は拝めない。


マルチプルタイタンパー(坂城)

169系の視線の先にはマルチプルタイタンパーが鎮座。こちらは現役車両だ。
調べるとMTT09-16CSMというやつで、小田急で使われていたものらしい。





DB25-2+貨車(坂城)

油槽所側でタンカーをつないだDBがまたスイッチバックで現れる。
推進運転のため、まるで緑色のSLが進んできたような楽しい光景。




DB25-2+貨車(坂城)

先にいた車両に連結。
調べると、当駅で稼働するスイッチャーは2016(平成28)年製のDB25-1(青大将色風)とこの2017(平成29)年製のDB25-2の2機。形は無骨だが、ピカピカなわけだ。
下関駅で稼働するJR貨物のDB500とはいとこ同士のようだ。


貨車(坂城)

タキ1000-425。『ENEOS』のロゴ入り。根岸駅常備・自重16.9tとある。


貨車(坂城)

その隣のこちらはタキ1000-824。石油会社のロゴなし。北袖駅常備・自重17.1t。
別に何てことはないが、こっちの824があまりにピカピカなので隣の車両と比べてみただけ。



貨車(坂城)

どうやら9月12日に出場したばかりのようだ。


この駅にはいい子がいます

私も駅を出場する。


(坂城)

古き良き田舎の駅舎という感じ。



169系保存車(坂城)

出場しないと撮れない側から撮影。保存状態は良好。クハは白Hゴム。
しな鉄時代の編成札「S51」がそのまま付いている。


169系保存車(坂城)

ホームから見えないクモハ169-1は「急行」を表示。169系ならば「急行」がベストだ。
急行幕の姿を撮りたければ下りるべし、ということか。…車で来ちゃえば関係ないけど。


マルチプルタイタンパー(坂城)

マルタイも反対側から観察。仰々しい車両だ。



169系保存車(坂城)

銘板や表記はしな鉄仕様。でも「大阪 東急車輌 昭和44年」が残ってるのがいい。



169系保存車(坂城)

クハ169-27の先頭の台車。スノープラウが付いている。



169系保存車(坂城)

このS51編成はしな鉄移行でしな鉄色となったが、引退前に湘南色に戻った。
説明板には「モハユニットがトップナンバーで、クハはラストナンバーという奇跡の編成」、そして「1編成丸々保存しているのはこの地だけ」という話が含まれている。


169系の車輪(坂城)

駅舎の隠し通路みたいなところを奥に入るとこの車輪が鎮座している。
敢えて車輪・車軸だけで見ると、ずいぶん大きいなぁという印象。



(坂城)

本日の宿がある上田までのきっぷを買って入場。
跨線橋の駅名標は屋代のような味のあるものではなく、無機質を極めたものだった。

10分ほどベンチに座って列車を待っていた。タンカー編成は動く気配なくたたずんでいる。
列車時刻が近づくと、最寄りの高校の生徒が徐々にホームに増えてくる。
平日だったな。さすが10代はやかましいわ…と思いつつ、旅の疲れが溜まった私は油断していた。
何と、列車が来たときにベンチにカメラを置いてきてしまったのだ。

しかし、やかましい連中の中から1人の男子生徒がすぐ追いかけて持ってきてくれた。
まだ車両に入る前の近いところであったが、本当にありがとうございましたm(_ _)m
この旅が台無しになるところだったと、サブイボを立てながら列車に乗り込んだのだった。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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