2017/05/05

17.5.5 カラバリ東武〜青い鳥と三種の神器・2

下板橋の留置線観察から大山駅に戻る。
湿度はないが、強い日差しは汗を生む。


トップナンバーは個性派

大山駅は地平の対向式ホーム2面2線の構造。
ホームの端から端までカーブ上にあり東武本線でいえば堀切駅に似ているが、この駅の方が圧倒的に賑やかである。
当駅では27年前に一度ちょこっとだけ撮影している。


50000系(大山)

西へ進むため、下りホーム先端に立つ。さっそく「ライトが然るべき位置にある」50000系トップナンバー51001F登場。
当駅は普通列車のみ停車するが、これには乗らず。
踏切で見たももクロHM編成もこれから来るし、カーブアングルが面白いのでしばし撮っていくことにした。
51001Fは屋根上にクーラーのほかバウムクーヘンを切ったような強制換気装置が載っているのが特徴。これはドア間の側窓がすべて固定窓だったことに由来する。


30000系(大山)

上りはこの時間帯(11時半すぎ)は顔に日が当たる。



50000系(大山)

ももクロHM編成も快速で戻ってきた。なるほど、下り方はメンバーの顔が入るのか。黄色の玉井詩織。
…さすれば、これもまた5色コンプリート欲をかき立てているのか?




50090系(大山)

これは予期していなかった50090系の普通列車。シートは枕木方向を向いたロングシートスタイルとなっていて、2枚目では窓の中に背もたれが見えている。
実際はシートは独立したままなので、ロングシートとは言い切れないのだ。
…そんな面白い状態の座席を体験してみたい。 この編成がそのまま普通列車で折り返してくることを期待して、それまで当駅にいることに決めた。


10030系(大山)

池袋口の普通列車は成増止まりが中心。成増で優等列車と接続する。


10030系(大山)

準急は池袋—成増の途中駅はすべて通過し、成増以西は各駅停車という停車パターン。


50000系(大山)

50000系第2編成51002F。
この編成の4年後に登場した第3編成は同時期の50050系などに合わせてドア間の窓がセンターピラー入りの一段下降窓に変わり、以降の編成も同様となった。
結局、トップナンバー編成とともにこの第2編成も50000系50000型の中で個性派となっている。


10030系(大山)

急行は川越まで途中通過駅があり、川越以西は各駅停車となる。
左の51002Fは51001Fとともに、片側でドア間3カ所の窓のうち中央を除く2カ所が固定窓から開閉窓に改造されている(3年前の改造前の写真はこちらで)。その様はJR209系にそっくりだ。
51001Fのところで触れた強制換気装置は写真左上に見切れている。


30000系(大山)

30000系は当駅の上下線どちらむきでもLEDがちゃんと写らない。普通成増行。


30000系(大山)

こちらは急行池袋行。東上線の小川町以東の地上運用車はオール10連なので、各系列がさまざまな種別で走る。


50090系(大山)

残念ながら50090系は準急で通過。座席はどうだったっけ…憶えていない。




9000系(大山)

9000系トップナンバーにも再会。表示器周りの紺色が色あせてきて独特の感じを出している。
有楽町線直通用・かつ東武初の軽量ステンレス車として登場した9000系だが、結果として現在このトップナンバーはメトロ線内に入れなくなった。
理由は、この編成のみドア間の寸法が短い(ロングシートの1人あたりの幅が狭めで、ドア間7人掛・車端部は4人掛)ためで、副都心線・有楽町線に完備されたホームドアに合わなくなった。
第2編成は6年後の登場で、ロングシートはドア間7人掛・車端部3人掛の標準的な座席割に変わっている。


10030系(大山)

50090系は通過で乗れなかったので、この列車に乗車。成増でのりかえた快速は…




9000系(ふじみ野)

…9000系トップナンバーだった。
昭和56年…1981年製。小川町以東の東上本線の東武車両では飛び抜けて古い(他社だとメトロ7000系がいる)。

実は和光市駅には昨年地上線側にもホームドアが設置された。以前はメトロ側だけだったのだが。
東武ではアーバンパークライン(野田線)の船橋・柏両駅に次ぐ3駅目の設置とのこと。
当然機材は新しいもので、9101Fにもきちんと合うタイプが使われている。和光市で車内からその光景を見て「皮肉なもんだ」と思った。
同じく有楽町線を追い出され東西線に移ったメトロ07系も、今は九段下2番線で試験中のホームドアに拒否されずに運用されている。


50000系(ふじみ野)

で、なぜふじみ野で9000系の快速を降りたのかというと、次の上福岡で下車して昼食を摂るため。
1駅間乗ったのは51002Fだった。
行ったのは前日宮前平で下りて食べに行ったのと同じカテゴリの飲食店。駅からほど近いところにある。
腕が落ちたという宮前平の店とは比べものにならないクォリティで大満足だった。


メトロ10000系・10030系(川越市)

食事後上福岡駅に戻り、準急で再び下り方向へ。川越市でのりかえ。
途中で上り急行の「Fライナー」表示を見かけ、「あぁ、そんな列車も出たんだっけ…」と思い出した。
ちなみに、ふじみ野での50000系の写真からこの川越市での写真まで、たった35分しか経っていない。その間に昼食と移動(上福岡駅前の徒歩往復と3駅進む乗車)が含まれている…。店では頼んだものは即出てきたから、ほんとに居た時間が短かったんだな…。


30000系(川越市)

留置線の30000系。


10030系(川越市)

先行する快速・小川町行で坂戸に移動。


Fライナー

坂戸駅は東上線唯一の支線・越生(おごせ)線が分岐する。
東上線では8000系ワンマン車4連が越生線、そして東上本線の小川町以西で走っている。
現在8000系ワンマン車には3本のリバイバルカラー編成があり、ツートン、セイジクリーム、フライング東上というラインナップとなっている。

まずは越生線にどれかの編成が入っているかを確認するのが、この坂戸駅で降りた目的だ。
越生線のりばには標準色の8000系。ゆるいカーブアングルの東上本線ホーム池袋方で撮影しながら様子を見る。


10030系(坂戸)

川越市で降りた準急が早速現れた。


東急5050系(坂戸)

東急車の元町・中華街行Fライナー。ロゴがきちんと用意された。
昨年3月のダイヤ改正から始まった「Fライナー」の愛称は東武急行または西武快速急行〜副都心線急行〜東急・みなとみらい線特急で走る列車に付与される。
愛称にはFast(速い)、Five(5社)、副都心線…の3つのFが込められている。
東武発着・西武発着がそれぞれ日中30分間隔で設定されているとのこと。


30000系(坂戸)

この列車が出ていったあと越生線の次の列車が到着したが、また標準色の8000系だった。様子見継続。



10030系(坂戸)

よく見るとこの東上線の車両も乗務員室扉の足元にカラーテープが貼られている。ホームドア関連と思われる。


メトロ10000系(坂戸)

メトロ車のFライナー。3色表示LEDでも緑のロゴ。


10000系(坂戸)

古式ゆかしく。未更新の10000系。



9000系(坂戸)

9000系が上下線に登場。リニューアル工事済の9102Fと、本日4度目の遭遇の個性派9101F。番号は1番違いでも、製造年は6年の差がある。
ドア位置がずれる9101Fも青テープか…。


10000系(坂戸)

9000系を元にして生まれた10000系10000型だが、フレームのボコボコ感や貫通幌受の影響で9000系よりダサい顔つきだ。


9050系(坂戸)

東武車のFライナー。フルカラーLEDの効果抜群。
この列車が着いたとき、すでに越生線の次の列車が到着していた。車両はお目当ての一つ。これにてホームを移る。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントは管理人が通知メールを確認後掲載可否の判断をします。
表示まで日数がかかったり、非掲載となる場合があります。
管理人はコメントへの返信必須のスタンスではありませんが、掲載した場合は「コメントありがとうございます」の意味がこもっていますので、予めご了承下さい。