2016/03/27

16.3.20 京阪神滋奈・14/阪和線2

美章園駅からクハ103-149に乗り込み、運転台かぶりつきで後方に流れる風景を眺める。

21世紀になってから高架化された区間に入り、次の南田辺を出てしばらく進むと、線路西側に最近話題になったシャープ本社が交差点の角に建っている姿を見た。こんなところにあったのか。


美しき青き電車

シャープ本社を過ぎた先にある鶴ケ丘駅で快速の通過待ちをするという。
駅名の“が”は「ヶ」ではなく「ケ」である。


223系(鶴ケ丘)

鶴ケ丘駅は高速通過が考慮された島式ホーム2面4線。
近ヒネHE405先頭の関空・紀州路快速が駆け抜ける。行先表示は「関空/和歌山」。



103系(鶴ケ丘)

出発までクハ103-149を観察。角丸の非ユニット窓が古さを物語る。

再び103系に乗車。鶴ケ丘と次の長居駅との間、東側には長居公園が広がる。
ヤンマースタジアム長居、ヤンマーフィールド長居、キンチョウスタジアムという3つの競技場があり、ヤンマー2つは陸上競技場、金鳥スタ(略すときはこう書く)はターフのみのフットボール場だ。
当然陸上競技場にもターフがあり、Jリーグのセレッソ大阪はこの3つの競技場すべてで試合を行ったことがある。
先月下旬〜今月初旬にかけて女子サッカーのリオ五輪予選があり、なでしこJAPANはすべて金鳥スタで試合をした。
そのテレビ中継で背後に何度も青い103系が映ったことは、今回の関西遠征決行の口火となった。


103系(長居)

近ヒネHK601編成とはここでお別れ。上りホームから下り列車を撮ることにしたのだ。


103系(長居)

その上り線に並んでいたのは近ヒネHK606。
高運転台クハ・モハ102-2000番台を含む103系では車齢が若い車両で揃った編成で、すべて30N体質改善車。
スカイブルーの高運転台はこの遠征では初撮影だ。


223系(長居)

上りホームに来た。おそらく近ヒネHE406編成。



225系(長居)

手前は近ヒネHF426。前の写真から変えて、しゃがんでホーム端の柵の間から撮る形にしてみた。
左に信号機があって、立っての撮影だと気になったのだ。しゃがみアングルの方がダイナミックな角度でいいな。



103系(長居)

移動中にすれ違った近ヒネHK605を初撮影。晴天でスカイブルーの車体はキレイですな。
この編成は和歌山方先頭のクハ103-148のみ体質改善工事未施工。続くモハユニットは40Nで、後ろ3両は30Nというデコボコ編成。


103系(長居)

天王寺方は高運クハ103-829。ほんと、ごった煮的編成だ。



103系(長居)

上下とも高運クハで並ぶ。天王寺行は近ヒネHK604。
当駅に着いたときに後追いを撮った近ヒネHK606と同じ、車齢が若い30N体質改善車で揃った編成。


223系+225系(長居)

手前が223系近ヒネHE424、後ろは225系。近ヒネHE424は2500番台で揃った編成だ。
サッカーの会場へは隣の鶴ケ丘駅のほうが近いようだが、試合終了後はこの長居駅にもある程度人が押し寄せてくると考えられる。
しかしご覧のとおりホームの階段付近はとても狭いし、そうでない部分もやたらと狭く造られており、通過列車接近時なんかは危ないんじゃないかと思う。



281系特急「はるか」(長居)

白と紺の組み合わせは東海道・山陽新幹線を思わせる。晴天には映える車体だ。


225系(長居)

近ヒネHF407の区間快速。
右に見えるピンク色は金鳥スタのゴール裏スタンド背後にそびえ立つ壁で、セレッソ大阪のチームカラーだ。セレッソは「桜」。


223系(長居)

手前は近ヒネHE429。3両目が窓の上下に帯材がないサハ0番台で、ほか3両は2500番台。
後ろ4両は編成はわからないが、2両目のモハだけ帯材がある2500番台なのがわかる。



103系(長居)

近ヒネHK606が天王寺から戻ってきた。この編成が来るまではここで撮ろうと決めていた。
すばらしく美しい。


205系(長居)

天王寺→美章園の1駅間だけ乗った205系近ヒネHI604が戻ってきた。

この駅には「くろしお」が来るまでは文字通り長居しようと思っていたが、この時点でカメラの充電残量が1目盛り(満タンで3目盛り)になってしまっていた。
桃谷駅にいたときにはすでに2目盛りになっていたので、怖々撮っていたのだが…。
この先夜までもつわけがなく、撮影を切り上げて改札を出た。


お互い空腹を満たす

私も昼メシがまだなので、ひとまず飲食店を探した。
きちんとした感じのそば屋さんを発見。14時半という時刻だったが営業していたので入った。
何もささっていないコンセントプラグが見える。頼んだカツ丼がそこそこ時間をかけてリリースされてから店員さんに訊いてみたら、快く使わせていただけた。
タダで電気を分けてもらうことに感謝しながらゆっくりカツ丼を食べ、ゆっくりお茶を飲んで、そこそこ時間をかけてバッテリーも満腹とはいえないが空腹を解消するまでには至った。ありがとうございましたm(_ _)m

再び長居駅ホームに立ったのは15時すぎ。先の駅へ進むことにする。



103系(長居)

やって来たのは最古クハを含む近ヒネHK610編成。先頭のクハ103-116に乗り込んだ。
ちなみに、リアルタイムでは最後尾のクハ103-115が現役103系最古であることは気づいていない。

新しい高架線の脇には、旧線跡と思われる空き地がずーっと続いている。なんだか使いあぐねているようにも見えた。
長居の次の我孫子町駅を過ぎると高架区間が終わって地上に降り、杉本町駅に到着。通過待ちを行うという。


103系(杉本町)

クハ103-149に続いて再び非ユニット窓を撮る。


103系(杉本町)

こまかい「鷹」の字だけ細いラインで書かれた銘板…「昭和53年改造」は冷改のようだ。


103系(杉本町)

残念な位置に影がかかってしまった。
杉本町駅は2面4線の形だが、写真のホーム左側3番線、上りホームの同じ側の1番線は通過線とされて線路側に柵が建っている。
また写真右に見えるのはホームのない5番線で、当駅から分岐し大和路線久宝寺駅に至る阪和貨物線のスタートラインだったが、阪和貨物線は2009(平成21)年に廃止されている。



103系(杉本町)

近ヒネHK606編成三たび。
1枚目で左にまたがる線路は、上り線から阪和貨物線に移るための渡り線。写真右端の線路が上り本線だ。

通過列車は何だったか忘れた。柵が邪魔なので撮らなかった。再びクハ103-116に乗る。
次の浅香駅は大和川を渡った直後にあり、上りホームから撮影した下り列車の写真はこれまでも無数に見てきた。無論この日もホーム端に撮影者がいたし、鉄橋を渡る列車をサイド気味に撮るためか、大和川の土手にも撮影者が並んでいた。

大和川は大阪市・堺市の境界で、浅香駅からは堺市内となる。
浅香の次はその名もズバリの堺市駅、続いて南海高野線接続の三国ケ丘駅と快速停車駅が続く。


103系(三国ケ丘)

先を急ぐなら快速にのりかえろ、というので、三国ケ丘で近ヒネHK610とお別れ。


103系(三国ケ丘)

上り線には近ヒネHK604。
このあとやってきた225系の関空・紀州路快速にのりかえた。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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