今回も買い物でのお出かけがてらの撮影。
上野にあるペットショップその他へ行くため、メトロ銀座線に乗った。 未だ撮れていない1000系と、その1000系に追い出されることが決まった01系の記録のため、末広町駅に降り立った。地下鉄はやっぱり地下駅での姿を記録しないと。
末広町
日本最初の地下鉄であるメトロ銀座線は、標準軌・第三軌条集電・16m車6連という規格。浅草—新橋間は東京地下鉄道により当初から6連対応のホームで建設され、先見の明があった。新橋—渋谷間は東京高速鉄道が16m車3連の規格で建設。紆余曲折を経て、営団地下鉄の1つの路線にまとまった。無論、新橋—渋谷間も6連対応に改築されている。
(末広町)
東京地下鉄道区間の末広町駅。6連対応とはいえ、他の駅はホーム有効長が6連ギリギリで、列車が停まると余分はほとんどないのだが、この駅は珍しく少し余分がある。
01系(末広町)
第三軌条式のため、架線式より天井は低く抑えられるが、圧迫感は否めない。すぐ上を中央通りが走っており、改札コンコースはAB線で別々。線路は地面からすぐ下のところを通っている。
01系(末広町)
AB線間の支柱はリベット止めの鉄骨。銀座線ではあちこちで見られる。京橋駅などは、島式ホーム上に出ている柱もリベット止め鉄骨むき出しで薄緑色に塗られ、「きょうばし」とペンキ塗りで駅名が描かれていたのを憶えている。現在は化粧板に囲まれて見えなくなっている。
01系(末広町)
1編成96mの銀座線は高頻度運転で輸送力を確保している。
01系(末広町)
末広町駅は秋葉原…というより「アキバ」の北にあり、いかにもアキバに用がある感じの風貌の人や、外国人観光客の姿が多い。
01系(末広町)
1000系は来ず。上野へ移動する。
上野
上野は乗り降りが多いので、ここで撮ろうとは元来考えていなかったが、降りてみたらホーム余分があることに気づいた。
01系(上野)
乗って来た13Fを再び撮影。日比谷線も上野駅があるが、やはりカーブの構造。
01系(上野)
ホーム余分には銀座線単独駅では珍しい、「停車位置外の柵」がある。
(上野)
都営大江戸線の駅に見られるような、動きのある行灯式標示もこの駅の特徴。
01系(上野)
LED表示器の編成は01系38本中7本だけ。
01系(上野)
この駅でもリベット支柱が並ぶ。
01系(上野)
ホーム天井は工事中で青いネットが張られているが、これはこれで彩りのアクセントになった。
01系(上野)
着物姿のお客さんもなんだか上野らしい感じ。
01系(上野)
上野止まりの列車が到着。大柄な運転士が待ちかまえており、なかなか撮れなかった。「上野止まり」とアナウンスし、さらには中の乗客が全て降りているにも関わらず乗り込んでしまう中高年客が多数。
01系(上野)
上野止まりの列車の後続は朝ラッシュ並。出入口が近い先頭車の位置で並ぶ客が多い。
01系(上野)
やっぱり1000系は来なかった。これにて出場する。
上野検車区
外に出て、目的のペットショップを通り過ぎ、その先へ進み角を曲がると銀座線の上野検車区がある。
途中、上野駅で上野止まり列車をまちかまえていたあの大柄な運転士と歩道ですれちがった。回送運転を担当し、公道を歩いて上野駅まで戻るようだ。
(上野検車区付近)
上野検車区は地上・地下の2階建て構造。本線からの引き込み線は公道を横切っており、踏切となっている。パンタ付電車の踏切標識。
(上野検車区付近)
第三軌条に触れて感電しないよう、軌道にも柵が設けられて厳重になっている。
(上野検車区付近)
青鉄骨の構造物は送電線が道路を跨ぐためのものだろうか? 地下につながらないもう1本の軌道は保線基地につながるもの。
ちなみに「地下鉄の踏切」は全国でもこの1カ所だが、ちょっと前までは都営地下鉄の旧馬込工場への引き込み線に3カ所の踏切があった。現在は工場が車両基地と一体式となり機能が移転したため、別敷地の旧工場は廃止されている。
01系(上野検車区)
軌道の柵から覗いてみる。6本の編成がいるが、ここにも1000系の姿はなし。上野止まり列車だった16Fもいないので、地下の車庫に入ったんだろう。
01系(上野検車区)
雑居ビルが並ぶ上野らしい風景にある車庫。数年後には黄色い車両で埋まることになる。
中を覗けるのはこの位置のみのため、ここでの撮影は終了。 改めてペットショップへ向かった。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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