2010/01/15

東海道線 なつかし写真・4

今回も東海道線。

113系が闊歩してきた東海道線東京口の普通列車だが、国鉄末期にステンレスカー・211系が登場。しかし113系が圧倒的に多く、地味な存在のまま新たな主・E231系を迎え、今でもその立場は変わらない感じだ。


211系(品川・1989.8)

211系は小田急9000系の流れをくんだような顔で登場。211系フェイスの電車はその後213系、415系1500番台、719系、四国の6000系などが登場。気動車でもさまざまな亜種が生まれている。



211系(品川・1989)

初期車は「アイシャドウ」が黒ではなくグレー系。またヘッド・テールライトのケースも両者同じ大きさの枠になっている。



211系(田町・1989)

平屋グリーン車を2両(サロ210・211)連結したオリジナル編成と、2階建てグリーン車を1両組み込んだ編成。
この2階建てサロ212・213の登場で編成替え(基本は平屋+2階建ての2両、一部2階建て2両)が行われた後、湘南新宿ラインを経て宇都宮・高崎線にもグリーン車を挿入することになり、同タイプながら113系に挿入していた2階建てサロ124・125を211系に編入、平屋グリーン車は宇都宮・高崎線所属に変わった。



211系(富士・1991)

東海地区には国鉄時代に青帯の4連2本のみが投入されたが、JR東海へ移行後211系は大増殖した。写真の編成も新製まもない頃のもので、ロングシートの車内は床がピカピカしている。正面は助士側窓ガラスが下へ拡大されている。



211系(富士・1991)

正面は英字なしの物足りないものだが、側面は119系の「するがシャトル」のロゴを引き継いだ方向幕になっている。英字部分にわざわざ模様を重ねるデザインは案内サインとしてはイマイチ。



215系・京浜東北・根岸線103系(品川・1992.12)

人気の高い着席通勤列車「湘南ライナー」用に投入された総2階建て車両・215系。10連4本のみの存在。車体は211系の2階建てグリーン車がベースで、先頭車のみ1階部分を走行機器スペースとしている。



215系(東京・1992.12)

湘南ライナーの走らない時間帯は快速「アクティー」として走ったが、10連のみの2ドア車ということで遅延を生みやすく、湘南新宿ラインでの使用を経て、現在東海道線ではライナー系のみの数少ない出番で働き、土休日は中央東線の「ホリデー快速ビューやまなし号」として使用されている。




221系(米原・1991.9.15)

221系はJR西日本が新快速用に投入した3ドア転換クロスシートの画期的な車両。同時期に同じ3ドア・クロスの東海に311系、九州に811系が登場した。
それまで新快速に使われてきた117系は2ドアで、人気の高い新快速で使うにはやはり遅延を生み苦しくなってきた。そこで登場したのが221系。一気に増殖した221系は関西の東海道・山陽線の主役になったが、いまや223系にその座を奪われて脇役になっている。
しかし、ステンレスの223系より優雅な感じがする車両だ。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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