雑誌の臨時列車情報を見ていたら、なんだかこの25日は東京地区をいろんなのが走ることが見えてきた。
最近本屋でふと見つけたのが「東京時刻表」。
関東の鉄道路線のほとんどの列車を網羅していて、列車の省略があるのは都電荒川線くらい。
当然山手線も全列車全駅の停車時刻が並ぶが、しばらく見ていると吐き気を催す(特に4ケタ表記の10時以降)。
前夜に雑誌と東京時刻表をめくりめくりして、早朝から出かけることに決めた。
まずは最近長岡—上野間の機関車がEF81からEF64に替わったという「あけぼの」を撮りに鶯谷へ。
EF64の茶色か青の2機が限定で使われているとか。できれば茶色に来てほしい。
走ってるところを撮りたくて来たんだが、望遠じゃないと厳しいことを現地に着いてから想い出した。
今回は三脚を持ってないので、カメラ的には望遠が利くけど手ブレ必至だ。
ほどなくあけぼの登場。
あ、きょうは青か… っていうか、ここで捕らえるのはやっぱり難しいな…
とあたふたしているうちにとっとと走り去ってしまった。
EF64 1052+24系寝台特急「あけぼの」(鶯谷)
先頭しか撮れていない。勝負弱いな。連写モードもあるんだけど、どうも粗くなりそうで…。
…あれあれ? EF64 1000じゃないか。
なんと、この記事を書き始めてやっと異変に気づいたのだ。
今年3月のダイヤ改正を機にEF81があけぼのの長岡以南から撤退。
改正当初はEF64 1000だったものの、のち0番台で茶色の37号機か青の38号機のほぼ限定状態に移行した。
WikipediaによればEF81は上越線内での空転が多いうえ高崎・上越線担当乗務員は運転しづらいそうで、線路にも乗務員にも適したEF64になったんだそうだ。
検査の都合などでこうして1000番台の代走もあるそうなので、この日の列車はある意味貴重だったのかな?
この位置でむかーし1回だけ撮影したことがある。
その写真(下)を見つけて想い出した。
当時使っていたカメラの70mmズームでは足りないので、ここで撮るのはやめようと考えたのだ。
EF64 1052+12系「新潟お座敷&サロン佐渡」(鶯谷・1989)
今でこそソフトでトリミングしているが、実際は横が3倍くらい見えている「引き」の画面で、左上に他人の右ヒジ(袖)が映り込んでいる。
新潟お座敷+サロン佐渡はあまり上京しない車両だったので、撮影者が多かったのだ。
ものすごい偶然は、この鶯谷で20年前に一度だけ撮った写真の列車がまったく同じEF64 1052号機牽引だということ。
Hゴムの色が変わっているほか、方転されたのがわかるのは側面が線対称じゃない1000番台ならでは。
上野へ移動して、13番線に収まったあけぼのを追いかける。
EF64 1052+24系寝台特急「あけぼの」(上野)
あちこちに出ている写真を見て気になってはいたんだけど、ヘッドマークの色が淡くなったなぁ。
機関車と一緒にヘッドマークも新しいものに替えられたそう。
13番線に入ると昭和の雰囲気を醸し出す。また昔の写真を出してみると…
EF65 1026+24系寝台特急「あけぼの」(上野・1989.1.22)
「昭和直後」の頃(平成になったのは1989.1.8)の13番線のあけぼの。
当時はEF65 1000牽引だった。ヘッドマークはボーダーの赤が強く、文字も太い。
583系寝台特急「あけぼの」(上野・1989.8.7)
あけぼのは583系が投入されたこともあった。「81・82号」的な臨時列車だったと思う。
ヘッドマークのバランスが24系用と同じため、文字の両脇がだいぶ余った格好悪いものになっている。
EF64 1052+24系寝台特急「あけぼの」(上野)
あけぼのを撮ってるあいだに赤いのがやってきた。臨時特急の「あいづ」じゃないか。
あいづはノーマークで、この時間に来るのも知らなかった。(つづく)
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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