2021/10/02

21.10.2 小江戸から小江戸に(スマホ)

はて、何度目となるのだろうか?
緊急事態宣言が9月いっぱいで解除となった。

頻出であるが、この10月2日は2ヶ月に1度の池袋のクリニックの経過観察日。
朝イチで通院を済ませると、いままでは帰路につくことがほとんどで、前回記事はその中でも中野駅まで歩いた特殊な例であった。

今回は宣言解除を踏まえ、埼玉へ踏み入れる。


めざせコエド

台風が去り、まさに台風一過のいい天気。
近年に比べると寒かった9月の分なのか、今頃夏の気温が戻ってきた。さすがに湿度は真夏並みではなかったが。

お出かけ欲と涼しい昼メシを求めて、東武東上線に乗り込む。


10030系(池袋)(i)

待っていたのは10030系の小川町(おがわまち)行急行。東上線優等列車の王道とも言えよう。
ダイヤにはほかに準急、快速、川越特急と優等種別はさまざまちりばめられている。
この助士側のガラスの映り込みがはっきり入るのは、iPhoneのカメラの親切がむしろ仇になっているのか?


10030系(ふじみ野)(i)

ふじみ野で隣で待避中の準急にのりかえる。


30000系(ふじみ野)(i)

準急は30000系川越市行。池袋を急行の8分前に出た列車。
準急は池袋を出ると成増まで途中駅を通過し、成増以西は各駅停車となる。
その分で、池袋発の普通列車は成増行が多い。
要はこの列車は成増から実質普通列車であり、案内表示も普通なり各停なりに変更したほうが、一般利用者…とくに乗り慣れない人にはわかりやすいと思う。
私だって鉄であるが乗り慣れない人間の一人だ。


30000系(上福岡)(i)

地下鉄半蔵門線直通用として登場した30000系も、ついに全編成が東武本線から撤退し東上線に移った。
各停となると10両編成の先頭車はガラガラ。ついつい汚れが気になってしまう。
私は通勤ルートに日比谷線が入っており、同じく直通運用から撤退した20000系列もよく乗ってきたが、やはり内装の劣化が気になっていた。
この辺りは東武の社風とでもいうだろうか、更新によりキレイになった車両はたくさんあるが、更新前の車両の車内メンテももうちょっと気持ちを入れてほしいもんだ。


(上福岡)(i)

上福岡で下りる。いい天気だ。
用事としては、4年前と同じ店での食事のための下車。この暑い日にぴったりな涼しいメニューを選んだ。


(上福岡)(i)

4年前にはなかったと思う歩道橋。
Wikiによれば、7月15日に供用開始したばかりとのこと。
前に訪れたときの感覚では、ロータリーは小さくて交通量も少ないので、ついつい横切ってしまいがちだったなぁ。


9000系(川越市)(i)

上福岡から再び東上線に乗って川越市まで移動するところも4年前と同じ。



(川越市)(i)

今回は先に進まずこの川越市駅で下りる。初めて外に出た。
ん〜、私も鉄歴は長いから「よく見る行先の駅が必ずしも賑やかな駅とは限らない」というのはわかっているが、さすがに川越市駅前がこんなんだとはビックリだった。
「住宅街の一角にちょっと平べったい空間があって、その奥に駅舎がある」感じなのだ。


(蔵の街)(i)

西武の本川越駅の位置を確認後、小江戸をちょっとだけ見て回った。


はしれコエド

川越に来たのは、せっかく近くの上福岡まで出たので、未だ乗ったことがない西武新宿線の特急「小江戸」に乗ってみようというのが理由。
西武の有料列車自体いままで乗ったことがなく、唯一乗ったクロスシート列車が4000系の三峰口からの池袋直通快速急行だった。


(本川越)(i)

東武の川越市駅から西武の本川越駅までは「散歩にしては物足りない」程度の距離。
しかし、駅の規模はま〜〜〜ったく違う。写真は東口の風景。
こちらは新宿線の終着駅でもあり、商業施設PePeや川越プリンスホテルがくっついている。路線バスの発着数も本川越駅のほうが圧倒的に多い。

だが乗降客数は本川越37,498人/日、川越市34,431人/日(ともに2020年。コロナ影響で例年より減っている)とさほど変わらない。
調べたところ、2016年に本川越駅に西口が設けられると、川越市駅は2015年より4千人も乗降客数が増え、2019年には2015年比で1万人増となった。
川越市駅は本川越駅西側に当たるのだが、西口が開設されるまではこの偉容を誇る建物を東口から大回りしないと行けなかったのだ。それは「散歩するにはちょうどよい」程度の距離であった。


新2000系(本川越)(i)

改札口脇の券売所で小江戸号の指定券を買い入場。
4番線には新2000系の西武新宿行各停が停まっていた。
フルカラーLEDの各停の種別表示はグレー。


10000系(本川越)(i)

2面3線構造の真ん中の線路に10000系が鎮座。
同系最終増備編成の10112Fに当たった。
10000系で唯一VVVFインバータ制御・LED表示器での新造。


10000系(本川越)(i)

10000系は101系・3代目501系・5000系(初代レッドアロー)の走行機器を流用した抵抗制御が基本である。
その中でこの編成のみ新造のVVVFインバータ制御となっており、その流れは東武の「りょうもう号」200系→250系の流れにそっくりだ。


10000系(本川越)(i)

座席の自動転換が行われていた。
1列飛ばしで、一旦向かい合わせ席を造るように進行していく。



10000系(本川越)(i)

西武新宿方には東武東上線とJR川越線の高架がかかる。
東武10000系が渡っていった。
この2線の高架をくぐる箇所(脇田信号場—本川越駅)は西武新宿線で唯一の単線区間。
高架をどうにか改築してもらえば複線を通せる…って状況なんだろう。
同様に、名鉄本線の岐阜駅手前がJR東海道線に、JR関西線の桑名駅—朝明信号場間が三岐鉄道北勢線の橋脚にそれぞれ阻まれて複線化できずにいる(前者については「敢えて手をつけていない」というような捉え方もある模様)。


10000系(本川越)(i)

12編成が造られた10000系もすでに池袋線特急からは昨年3月に撤退しており、10105F「レッドアロークラシック」も含め廃車が進行。
10108〜10112Fの5編成が新宿線に所属するのみとなっている。


10000系(本川越)(i)

クッキリハッキリのLED。


10000系(本川越)(i)

4号車を指定された。


10000系(本川越)(i)

誰も乗っていないじゃないか。iPhoneの0.5倍ズームで撮影。


10000系(南大塚—本川越)(i)

ホームの自販機にあったご当地限定の狭山茶をお供に出発。
これ、かなりウマかった。


10000系(i)

簡単な足乗せ台が付いていて、角度を変えることもできる。
ただし2席分の幅があるので、隣の席の人とけんかにならないように。
青モケットやドリンクホルダーはこの編成の新製時からの仕様で、抵抗制御車11編成もこの仕様にリニューアルされ、外した旧来の座席は秩父鉄道6000系や伊豆急8000系に活用されているそうだ。

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10000系(i)

出発後も前後無人で私の貸し切り車両に。



10000系車内より(i)

キレイな風景があれば、そっちへ行って撮れる。
こんな楽しいことはないが、所沢から貸し切りは解除となった。

地下化工事区間なども眺めながら高田馬場まで乗り、メトロ東西線にのりかえて帰宅。
原木中山のわが家からのりかえ1回で川越まで行けるんだなぁ。
武蔵野線の「しもうさ号」を使えば、西船橋・大宮のりかえの2回で行けるな。
待てよ、飯田橋で有楽町線に乗ればやっぱり1回のりかえで行けるぞ…。
あと、西船橋・新木場のりかえのりんかい線川越行でも…それは時間もお金もかかるな。新木場から有楽町線でも一緒だ。

ちなみに、リクライニングシートに座りキョロキョロしたり非鉄の仲間からのLINEに返信したりしていた小江戸号と違って、ロングシートの東西線では爆睡したのであった。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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