2021/08/07

21.8.7 初Laview(スマホ)

今回も出かけたついでのiPhone撮影ネタ。
ただし、ひさびさに定点で何本かの列車を待つ撮影となった。
やっぱり楽しいもんですな。


レア始発

この8月7日土曜は当ブログ定番の池袋の呼吸器内科クリニックの2ヶ月の1度の通院日。
予約は最近はずっと朝イチ(9時半)にしてあり、通勤時と同じように原木中山からメトロ東西線に乗っていく。
平日は次の妙典で降りて朝12本が設定されている始発列車に移って着席睡眠通勤なのだが、土休日はそれがない。原木で乗る列車は席が埋まっており、土曜の朝に立っていくのはおっくうである。

何回か前の通院時に気づいた。原木中山から私の乗った列車が3番線に着くも、4番線側に立って動かない人たちがパラパラいる。
そういえば妙典駅到着前に海側の回送線に車両が停まっていた。あれが始発で出るということか。
調べたら、土休日の妙典始発はその8:30発の1本のみだけで、私の通院のタイミングにジャストフィットな時刻設定だった。土休日に始発がないというのは私の思い込みだった。


05系(妙典)(i)

記事当日も原木で座れなかったので、妙典で降り8:30始発列車の入線を迎える。
ヘッド・テール両ライトが点灯している。ご覧のように待っている人々がちらほら。
平日朝の始発列車は3番線発だが、この列車は4番線発となる。


05系(妙典)(i)

8号車中野寄りの端っこに着席。海側は座席のない「フリースペース」となっている。
05系40Fは05系最終ロット・13次車4本のうちの1本で、東葉2000系と共通設計の日立A-trainで、ほとんどの中間車が新製当初よりこの形になっている。
iPhone12 Pro Maxの0.5倍ズームで撮影。


銀の特急と紺の電車

通院を終えて、最寄りの池袋駅ではなく中野駅へ向かった。徒歩で。
直近2記事のとおり、天気のいい休日はウォーキングをするように心がけている。
たっぷり歩いて、中野駅前の飲食店で食事をして東西線で寝て帰る魂胆だ。

池袋から中野駅へ向かうルートをスマホで調べると、細い街路を進んで西武池袋線の椎名町駅前で山手通りに入る指示となった。
街路から一瞬西武の線路が見える所があるのだが、その場所でちょうど001系『Laview』に遭遇した。
池袋への上り列車。ということは、待てば撮れるなぁ。

4年ぶりに訪れた、椎名町駅に接した踏切でひさびさの定点撮り鉄に臨む。
…カメラはiPhoneだけど。


新2000系(椎名町)(i)

最初に現れたのは上り各停の新2000系2079F。ズームなので粗いな。
踏切は椎名町駅ホーム池袋方端っこに接しており、踏切から見るとホーム端の柵が入ってしまう。
姿の似た9000系は10連8本があったが、今年2月を以て池袋線から身を引いて、3本は廃車、5本がワンマン運転対応の4連となり多摩湖線などで走っている。


新2000系(椎名町)(i)

メインのカーブ側アングル。また新2000系。豊島園行各停で、2085F。
新2000系は新製から正面に車号が入ったものはなく、前の写真のようにリニューアル工事を受けた編成が9000系同様に正面車号表記を追加している。
この編成はこのあと側面の車号も撮って記録したのだ。



40000系(椎名町)(i)

40000系登場。これまた4年前、東武撮影の帰りに小竹向原で「S-TRAIN」に遭遇した際に無理矢理撮って以来のシャッターチャンスだ。
4年前はデュアルシートの編成しかなかったが、この40154Fは非常扉に LONG 表記のあるロングシート編成。
2016・17年度でデュアルシート6編成が登場したが、間が空いて2019年以降はすべてロングシートで製造が続いている。



新2000系(椎名町)(i)

また新2000系で、2071F。
新2000系は戸袋窓ありで新製されたが、リニューアルによって戸袋窓は埋め込まれた。


30000系(椎名町)(i)

30000系30103F。LED表示器は切れちゃうな。


新2000系(椎名町)(i)

2079F。最初に撮った編成の戻り。起点の池袋は隣駅だ。


新2000系(椎名町)(i)
※動画からのキャプチャ


Laviewは4K動画で撮ることにし、練習で上り列車を撮ると、新2000系2+8の10両編成だった。
飯能方2連の前パン、萌えるよなぁ。電気機関車っぽいところがいいのかねぇ?
編成は飯能方から2461F2連+2087F8連。




001系(椎名町)(i)
※動画からのキャプチャ


お待ちかねの001系Laviewが「特急ちちぶ」で登場。
これが初撮影。いまさらながら私は実見も本日が初めて。
正面の窓部分がもうちょっと広くてもいいなぁとは登場時から感じていたが、やっぱりステキな車両である。
3代目501系以来、新規3ケタ系列は37年4ヶ月ぶりの登場。
※301系のタイミングが気になるところであるが、001系A編成(001系は各編成を数字でなくアルファベットで分ける)は2019.1新製。301系305編成4連が新製されたのが1981.3、701系余剰クハをクモハ2連ユニット化改造した3代目501系の最初の改造は1981.9である(ネコ・パブリッシング「鉄道車両ガイドvol.33 西武の黄色い3扉車」資料より)101系の一部として登場した301系が正式に301系という系列になったのは3本目となる305編成登場のタイミングだそうだ。301系は7本中5本が当初4連で登場している。


新2000系(椎名町)(i)
※動画からのキャプチャ


Laviewと椎名町駅ですれ違ってやってきたのは回送列車。

Laviewは記録できたが、さっきの新2000系前パンが文字通り前パンで来る姿も撮りたいので、そのままとどまる。


30000系(椎名町)(i)

こちらもさっき撮った編成の戻り。
30000系と40000系は青緑グラデーション帯グループ。



20000系(椎名町)(i)

20000系は6000・6050系とともにブルー帯を締める。
本日最初に乗った東西線05系13次車と同じ日立A-train。


新2000系(椎名町)(i)

これまた上りで撮った編成の折り返し。


20000系(椎名町)(i)

全身レジェンドズブルーの「三代目L-train」が登場。
正面の顔ユニットのフレームはデフォルトのブルーで、色合いが明るいのがわかる。
なお初代は3000系、二代目は9000系が務めた。9000系のほうはラッピングをはがし、レジェンドブルー1色のままでワンマン対応4連化されている。


001系(椎名町)(i)

次の便のLaviewが上ってきた。側窓の広さはこの車両最大の特徴と言える。
2019(平成31)年3月16日、当系列とまったく同日に営業列車デビューしたJR九州821系は逆に側窓の天地が近代の車両では特に狭く好対照である。
821系の窓が狭いのは、ハイバックのロングシートを標準採用し、窓は背もたれに掛からない所までしか開けていないためだ。




新2000系(椎名町)(i)

2461Fの前パン、幕式の表示器と鮮やかな青緑の準急表示…10年前の101系+301系を撮ったときを思い出した。
新2000系2連は8本すべてが健在で、新宿線に5本、池袋線は3本と振り分けられている。
うしろ8両の2087Fは新宿線も含めた新2000系8連で唯一、モハ奇数車のパンタが菱形1基という編成。

三代目L-trainも迎えたいので、さらにとどまる。



新2000系(椎名町)(i)

さっきの回送列車の折り返しは各停西武球場前行。
この編成は2063Fで、新宿線も含めた新2000系8連で唯一、モハ奇数車のパンタが登場時のままの菱形2基を堅持している。そこから1基ずつ外したのが前の写真うしろの2087Fで、その他の8連はすべてシングルアーム1基となっている。
※2021年11月追記:2063Fは11月2日に新宿線2411Fとともに横瀬へ廃車回送された。新2000系の廃車はVVVF車ユニットが混じる特殊編成だった2097F以来5年ぶりで2例目となる。



新2000系・30000系(椎名町)(i)


20000系(椎名町)(i)

世代によってカラーリングが異なり、いまの西武は統一感がない。



40000系(椎名町)(i)

40101F。デュアルシートの、系列トップナンバー編成。
有料座席指定列車「S-TRAIN」に用いられる際はクロスシート、それに絡まない運用の場合はロングシート状態にできる。
非常扉のステッカーは LONG / CROSS の表示。



20000系(椎名町)(i)

三代目L-trainを迎えて、ここで撮影終了。
35分の滞在で椎名町駅前の踏切を後にした。


赤い電車

スマホが示す中野駅へ向かう徒歩ルートは、哲学堂通りへ出るようになっている。
道中、台風10号接近に伴うにわか雨が降ったり止んだり。コンビニが見えて傘を買おうかと考えると止むのがいやらしい。

哲学堂といえば、近くにあるホビーセンターカトーだ。
雨が強くなったので、雨宿りも兼ねて寄っていくことに。スマホ指定のルートから一旦北に外れる。


(ホビーセンターカトー東京店)(i)

わかりやすいKATOのロゴと腕木式信号機が鉄ごころをくすぐる。
この向きから建物を見たのは初めてだ。



京急230形(ホビーセンターカトー東京店)(i)

ここに来たのは5年ぶり。名物の京急230形268号が待っていた。
私が前回訪れた6日後にホビーセンターカトー京都駅店ができたため、こちらは東京店と呼ぶようになったそうだ。




京急230形(ホビーセンターカトー東京店)(i)

前回はキレイだったが、いまはいい感じにくすんできている。
川口でボロボロになっていた仲間236号は、みなとみらいの京急ミュージアムに移って大復活を遂げている。
この京急スタイルで230形を見られるのはここと京急ミュージアムだけである。
京急ファインテック久里浜事業所には大元の湘南電鉄デ1形のスタイルで248号が保存されていて、計3両が現存する京急230形のすべてである。



京急230形(ホビーセンターカトー東京店)(i)

ここに来たとたんに雨が止んだという、いいんだか悪いんだかのタイミング。
店の中には入らず、また雨に襲われないように歩を進める。


(新井薬師前)(i)

結局また雨に降られる中、西武新宿線の新井薬師前駅脇の踏切を渡る。
中野区内の中井駅—野方駅間(新井薬師前・沼袋駅含む)は地下化工事中で、路盤はこんな感じの見た目になっている。
かつて西武新宿—上石神井間に地下急行線を設けて地上と地下での複々線化をする計画が出て中止になったが、現在の地下化は踏切解消のためのもので、地上には線路は残らない。


中野駅

中野駅前で食事を済ませ、中野駅に入る。


05系ワイドドア車(中野)(i)

当駅始発の快速。私はこれに乗っても浦安でのりかえることになる。
な〜んも急ぐ用事はないので、各停でゆっくり帰る。
背後ホーム上に白い壁が見えるが、各ホーム三鷹方は橋上駅舎・西側南北通路新設工事で何カ所も壁が設けられて狭くなっている。
従前の風通しのよい開放的な島式ホーム群から雰囲気が変わっている。




E231系500番台・05系(中野)(i)

我が地元近くの西船橋駅同様、当駅では黄色い「総武線」と水色の東西線が出会い・別れる。
37Fに乗り、出発を待つ。


05系(中野)(i)

当ブログ定番の、無乗客の際の車内レイアウト記録。
朝同様0.5倍ズームで撮ったら、なんだかワイドドア車みたいなドアの写りになった。


05系(中野)(i)

幾度となく乗ってきているが、この取っ手をじーっと見たのは初めて。
なんだかクラシックな形だよな。05系すべてがこうではなく、ロットによりいろんな形がある。



05系(中野)(i)

何かしらの箱がついた、いろいろ後付け感のある車端の幕部(特に調べもしないが)。
LED照明はホームから見るとピンク系の光に見える。

ここからは地元までひたすら爆睡各駅停車…のつもりだったが、葛西あたりからは寝過ぎて逆に目が冴えた状態だった。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)