2018/09/29

18.9.17 信越“&”ルート・07/白山駅・新潟駅・信濃川橋梁

信濃川での撮影を終え、バスで古町(ふるまち)へ出る。
アクセントは「ふ」に置く、関西弁チックな発音をする。
古町は新潟駅から万代橋を渡った先で、川と海に囲まれたいわゆる「新潟島」にある繁華街。

三越など大型店舗もあるが、三越は閉店することが決まったようだ。
中心の道路地下には地下街「西堀ローサ」があり、アパレル系を中心とした店が並ぶが、閑散としている。
地下街というと大きな駅につながるものというイメージがあるが、ここの地下街は全国でも稀な「ただ地下街がある」というもの。
古町はかつての花街であるが、新潟駅からは離れており交通はバスのみである。

その古町の裏のほうに『とんかつ太郎』という店があり、「タレカツ丼」が有名である。
ド定番のタレカツ丼を喰らい、お腹を満たしたところで再び越後線へ向かう。




振り返れば奴がいる

古町から新潟交通のバスに乗る。


バスのディスプレイ

目指すは前記事で訪れた橋梁の向こうにある越後線白山駅。
バスの運転席背後のディスプレイにはE129系の顔が描かれているのが面白い。
かつて新潟交通の電車も併用軌道で走った道路を進み、白山駅前バス停で下りた。

築堤上にホームがある白山駅の入口は地下。関東鉄道常総線によく見られる構造だ。
駅は地元地域が線路で分断されていたのを解消したり、1面2線→2面3線への変更などを行う改修工事が進められ、4年前に完成したそうだ。

白山駅はカーブ上にあり、新潟方ホーム端はカーブアングルで撮影できるため、115系が迫る中訪れた。
古町付近は信号が多く、なかなかバスが進まずイライラしたが、何とか間に合った。





115系(白山)

ということで、湘南色のN38編成が登場。葉っぱが被ったが、それも風景の一つだ。
この列車は出庫して新潟始発でやってきたものだ。


115系(白山)

115系とすれ違いで現れたワンマンの新潟行に乗る。
ツーマン運転の際は越後線の種別表示は緑であるが、ワンマンの赤い表示だ。
2両の列車はさすがに混んでいた。信濃川橋梁で撮ったA10編成だ。

新潟駅に到着。


キハ110系快速「あがの」(新潟)

会津若松から磐越西線を進んで来た快速「あがの」。キハ110+キハ111−112の3両編成。
前夜に撮った「べにばな」とは反対で、磐越西線内を快速運転、新津からの信越線内は各駅停車の運行だ。



E129系(新潟)

黒の「普通」表示で白新線村上行が2番線に入線。B10編成。


E129系(新潟)

5分でそそくさと出発していった。


E129系(新潟)

2分後に現れたのはこれも黒の「普通」表示の信越線長岡行。手前はB15編成。


キハ110系(新潟)

「あがの」の折返しは普通新津行。


E129系(新潟)

豊栄からの白新線新潟行。A24編成。

何かを感じて振り返ったら…。



E127系(新潟)

あ! E127系がいるじゃないか! そして、すぐに出発してしまった。
E129系が次々に現れるのを眺めつつ、このあとどうしようか考えていたところだった。
内野行か。これは迎え撃つしかない。…2枚目はロングズームなのに、カッチリ撮れたな。
115系キムワイプ(2次新潟色)と同じカラーパターンだ。



E653系特急「いなほ」(新潟)

その前に、瑠璃色編成を期待して「いなほ」を迎えたが、ノーマル(フルーツ牛乳色?)だった。


E129系(新潟)

長岡行の直江津方はA27編成。これにて新潟駅から出た。


第二便

内野から戻ってくるE127系をどこで迎えるか考え、改めて信濃川橋梁に出向くことにした。



(新潟駅前)

こんどは新潟駅前からバスで現地へ向かう。
万代口にある路線バスの発着所は、味のあるリベット溶接の柱が屋根を支えている。
バスはのりば番号が表示された看板の背後にバックで入ってくる。

私の乗る系統がなかなか来ずまたもバスにはドギマギさせられたが、なんとか通過時間前に現地に到着した。
今度は撮影者は誰も居ない。




E129系(白山—新潟)

新潟駅から出てきた内野行。うしろ2連はA21編成。

10分後のE127系が現れる直前、ついに前日から予報のあった雨が降ってきた。





E127系(白山—新潟)

前夜吉田駅で撮ったV12編成だった。2編成しかないのでもう1本のV13編成だと効率が良かったが。
越後線を走る姿を記録できてよかったとしよう。
越後線を走るのは吉田—新潟、内野—新潟の各1往復ずつだけだそうだ。


(白山—新潟)

雨は大雨に。中心街のビル群が霞んでしまった。
すぐ近くの公共施設に逃げ込む。トイレも座るところもあり、快適だ。

バスが来るまでに少しずつ雨は弱まり、西日で虹が出ることを期待したが叶わなかった。
時刻表通り来たバスに乗り、宿に帰った。

夜まで雨は止まず、この日の撮影は15時台のここを以て終了となった。
せっかくフルで使える日だったが、結果的に撮れ高は前日より下回ってしまった。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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