ひさしぶりの記事になった。
前回が東武70000系デビューの7月7日付記事であるが、当日の仕事からの帰宅途中にiPhoneで撮った写真だけのもの。
その前にデジカメで撮影した記事は6月の新京成が最後か…。
この間仕事の夏休みも取ったが、遠出はなし。そもそも撮影に出かけることがなかった。
ただ、撮影に行くなら東武亀戸線と決めていた。
昨年オレンジの試験塗色復刻編成が登場した際に訪れているが、その後グリーン、イエローとカラバリを増やした。この後発の2本が目当てだ。
亀戸・大師線用8000系2連は5本で、そのうち標準色が2本、残りは上記特別塗色の3本となる。
ぬり絵ライン
9月の2度目の週末、2ヶ月半ぶりに撮影にでかけた先はもちろん亀戸線。
錦糸町の行きつけの飲食店で11時台に昼食を済ませ、JR総武線でひと駅移動して亀戸に赴いた。
亀戸線のホームを覗くと、ちょうどお目当ての一つであるイエローの編成が曳舟へ向け出発したところだった。
次の列車を沿線撮りするため、亀戸線の脇にでる道を進んでいく。
一つ目の踏切で待ち構える。
8000系(亀戸—亀戸水神)
2本のピストン運行である亀戸線のもう1本の編成は標準色の8565Fだった。グリーンだったら効率がよかったのだが。
この8565Fも前回訪れた際には会っていない編成だ。
8000系(亀戸—亀戸水神)
駅の通路から覗いたときに2番線を覗きもしなかったが、オレンジが停まっていた。
8000系(亀戸—亀戸水神)
踏切の総武線側から8565Fの戻りを捕らえる。
カメラの撮影時刻で見ると、駅からすぐのこの踏切にはたった4分で戻ってきた。
亀戸線の列車は曳舟、亀戸とも折返し時間が短い。これを2編成がひねもす続ける。速度は遅いが、車両にとってはハードな運用なのではないか?
8000系(亀戸—亀戸水神)
イエロー・8575F登場。まるで営業運用を引退した事業用車のようなカラーリング。
まぶしいほどに見えるのは、実はカメラのせい。
実はもっと飛んでいた写真をレタッチでここまで持ってきている。屋根より上を見れば一目瞭然だが。
…このあとしばらくの間、私は設定が狂っていることに気づかず撮影を続けていた。撮ったあとのプレビューチェックをきちんとしていなかったのが悪いんだが。
8000系(亀戸—亀戸水神)
色がテレコの2本が並んだ。
オレンジは朝動いたあとは休憩し、のち回送列車として出てくる亀戸線仕業3本目の編成。リアルタイムでは何時頃出てくるのかは憶えてなかったし、調べてもいなかった。
8000系(亀戸—亀戸水神)
オレンジを置いてイエロー出発。中央線っぽい景色。
線路はほどなくカーブを描く。その始まりである次の踏切に向かって線路際の道を再び進む。
曳舟からアウトカーブでやってくる列車をその踏切で撮ろうとしたが、先客さんがいたのでスルー。
線路から離れた道をテキトーに進んだ結果、さらに2つ先の踏切に出た。
ここで亀戸水神駅を出てきた8565Fをカーブアングルで撮ったのだが、設定ミスに気づいたあと見返したらおでこの車号が飛ぶほどのまっちろけの顔で、さすがに補正してアップするような状況ではなかった。
8000系(亀戸—亀戸水神)
オレンジの回送列車が登場。こちらも3枚目などは空が飛んでいるが、見られるレベルだったのでアップ。
撮影データを見ると去年より時刻が早くなったかな? ただ去年はカメラの時計がだいぶ進んだまんまだったので、実際はどうだかわからない。
この編成はこのあと大師線に移り、同線を午前中走ってきた編成と入れ替わる。
8000系(亀戸—亀戸水神)
8565Fを迎える。このあとイエローをアウトカーブで迎えたが、飛び放題に飛んでいて補正不可。残念。
再び線路際の道を進む。亀戸水神駅を過ぎると車が通れる道となり、蔵前橋通りをくぐって進むと川に突き当たる。
8000系(亀戸水神—東あずま)
かつて船運のために設けられた北十間(きたじっけん)川。東京スカイツリーのたもとを流れていることでも知られている。
亀戸線の橋梁は両端とも踏切となっている。手前のコンクリート構造物は溝が掘られていて、増水時に防水板を挿すためのものと思われる。無論向こう側にもある。
亀戸線の東側にある小原(おはら)橋を渡って川の北側に移動。
歩道橋となっていた小原橋は架替工事中で、仮橋は丸八通りの新小原橋の真下にあって不思議な空間。
8000系(亀戸水神—東あずま)
小原橋から川の北側の踏切を渡ったら列車がやってきた。
コンクリート堤防に飛び上がって慌てて撮った一枚。堤防はさらにフェンスがあるので怖くない。
8000系(亀戸水神—東あずま)
墨田区らしい迷路のような古い住宅街をぐにゃぐにゃ進み、川沿いの踏切の次の踏切に着いた。
小原橋からまっすぐ北に丸八通りを進めば簡単に着いたのだが。
そしてこの写真を撮ったあと、イエローを順光で迎えた直後にようやく設定ミスに気づいた。
イエローの写真プレビューはクリーム色に近くなるまで飛んでいた。
「まさか…!」と思ってこれまでのカットのプレビューも見たら、亀戸で撮り始めたときからずっとISO3200の設定になっていたのだ。
自宅で花火や何かの物撮りをしたときにいじってそのままになっていたようだ。
そんなわけで、ここまでの写真は夢の中のような眩しいものになってしまった。
せめてこの踏切での順光カットは撮り直したいので、さらに2列車待つことに。
8000系(亀戸水神—東あずま)
亀戸から戻ってきたイエローをISOオートで迎える。空に青が現れた。
8000系(亀戸水神—東あずま)
8565Fの順光写真。20分前にこれをきちんと撮ったつもりだったのだが。
失敗も20分待てば取り返せるのが亀戸線のいいところ?
8000系(亀戸水神—東あずま)
8565Fが戻ってきて…。
8000系(亀戸水神—東あずま)
亀戸線の真ん中である東あずま駅では上下列車が並ぶ。タイミングによっては曳舟行が早い場合も。
8000系(亀戸水神—東あずま)
黄色と黒のコントラストにオレンジ帯が入るとかなりの存在感。バッチリの警戒色だ。
この塗装は試験塗色の復刻の一つとされているが、実際はクリーム+赤が正しい。和歌山線などの105系の旧色や現在の西鉄貝塚線に似たイメージ。
8000系(東あずま)
東あずま駅に入り、乗車。
8000系(東あずま—小村井)
発車直後、乗務員室のガラス2枚越しに8565Fを迎える。
8000系(曳舟)
小村井を経て曳舟に到着。スカイツリーがバックに入る。
8000系(曳舟)
ツヤツヤの塗装にホームの点字ブロックが写り込む。晴天の照り返しの強さもある。
8000系(曳舟)
8575の顔も撮って亀戸線撮影終了。グリーンはまた撮りに来ねば。
ちなみにグリーンは前回訪問時にボロボロの塗装で走っていた8568Fがキレイに生まれ変わったものだ。
7860系試験塗装は4パターンで、残るは「ベージュ+オレンジ帯」。
このイエローのベースとなった「クリーム+赤帯」をモヤっとさせたような色で、ベージュは日光軌道の車両の地色を薄くした感じのようだ。
200形(東武博物館・1992.4.29)(再掲)
亀戸・大師線用のワンマン8000系2連口は前述のとおり標準色が2本。1本を残りのカラーにすれば5本すべて違う色(まるで流鉄)となるわけだが…さて?
シルバーライン
派手な塗装の8575Fが出て行くと、本線に現れたのはシックな10000系。
10000系(曳舟)
まるで別会社の路線の風景。ただ、この10000系も2連口が亀戸線を走っていた時代があった。
10000系(東向島)
ひと駅進んだ東向島で降りる。対向列車を順光で撮れるので、少し撮っていこう。
メトロ8000系(東向島)
半直系統は急行のため当駅は通過。
10050系(東向島)
質実剛健の英字なし表示幕・10050系が並ぶ。
50050系(東向島)
スカイツリー5周年のHM編成。
そういえば、5月に終焉間近と慌てて撮りに行った『クレヨンしんちゃん』のラッピング編成はまだ残っているものがあるとか。
6日夜に渋谷に行った帰りの半蔵門線で、表参道駅の反対側に側面もオレンジの50050系がちらりと見えた。銀座線とその脇のカベに阻まれて全景は見えなかったが。あれはクレしん編成だと思う。
100系(東向島)
鮮やかな色の100系「サニーコーラルオレンジ」。いまやこれがただ1本の編成となったが、側面のオレンジはかなり色あせていた。
それを表現しようと後追いで撮ったが、あまり伝わらない鮮やかな写りになった。
100系(東向島)
つづいて上りで現れたのは「雅」。100系はいずれリバティ500系等に追われる身となる。
10050系(東向島)
塗装の前面フレームとステンレス地の貫通扉の色の違いが目立つ。
亀戸線とちがい、本線通勤車はステンレスやアルミの銀色の電車ばかりだ。
30000系(東向島)
30000系は長らく10両編成2本が半直用に残ったまま活躍を続けている。
おそらく東武線内で半直30000系を撮ったのはこれが初めて。
東急5000系(東向島)
日差しがうっとうしくなってきたので撮影終了。次の普通列車を待つあいだのベンチで通過列車を最後に撮った。
このあと牛田まで進んで京成にのりかえ、京成ではまったく撮影せずに東中山から徒歩で帰宅した。
鐘ヶ淵や堀切で下り方向を向いた数名の撮影者を見かけたが、何か臨時でも来る予定だったのかな?
クリームの8111Fも未撮影なので、会えるなら撮りたいのは間違いない。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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