2017/06/30

17.6.24 ミニロボとパンダと古ダヌキ

前週は西武池袋線で『PASMOのミニロボット』狩りを敢行したものの獲り逃がした。
…そもそもおねんねしてたっぽいが。

西武9001F以外のミニロボHM掲出は各事業者今月いっぱいで、チャンスは少ない。
そんなわけで、獲物を近場の京成・新京成のミニロボに変更。
この24日は夕方以降に非鉄の予定が入っているため、昼のあいだだけ出かけてきた。


いざない

自宅から延々徒歩で京成本線東中山駅に。

京成のミニロボHM編成は3000形3032F、新京成は8814Fと発表されている。
3032Fは6連口のため、本線・千葉線の列車に入る。
さするに、3032Fと8814Fを千葉線でまとめて狩る…という淡い期待を抱いて東に進む。
乗り込んだ普通列車を含め、京成津田沼まで3032Fには遭遇せずに来た。

目指すは京成稲毛—みどり台間のカーブ。過去数回訪れている。
ミニロボ2本のほか、最近登場した新京成8000形のピンクと同じく8000形のリバイバル茶帯の2編成も一緒に撮れたらラッキーだが、どの一つにも会えないかもしれない。
千葉線へののりかえのため、京成津田沼で普通列車を降りて5・6番ホームに移動。


8800形(京成津田沼)

6番線にはピンクの8807F。
今年春にリニューアル工事を受けて出てきた編成で、行先表示器が幕式から白色LEDに置き換わっている。
ネット上ではWikipediaも含め「フルカラーLED」と書いているが、くぬぎ山の基地公開イベントの写真で見た「試運転」表示も白で行われており、色が出るのかはナゾだ。
新京成はN800形も頑なに3色表示LED(行先はオレンジ、回送・試運転は赤表示。緑表示はいまのところ設定がない)で新製してきたので、この編成が初めて白色表示LEDを用いた編成となった。

松戸行は千葉線から来る5番線の列車が先とのこと。



8000形(京成津田沼)

何と、その先発の松戸行が件の8000形ピンクだった。
この8518Fは最近ようやく登場した、8000形のピンク第1号なのだ。
新京成が塗色のイメチェンを発表した際のイラストで出ていたもののこの8000形だけはなかなか実物が登場せず、もしかしたらピンク姿は幻のまま引退しちゃうのでは? とたくさんの人が考えていた。



8000形(京成津田沼)

今年登場した2つの新しい顔が並ぶ。
登場時からフレーム内が茶色で鼻スジが通った姿は「くぬぎ山のタヌキ」と呼ばれていた8000形。
イラストどおりにフレーム内は黒となったが、白Hゴムはそのままなのでバキバキなコントラストを生んでいる。
黒となれば、それはもう「くぬぎ山のパンダ」である。



8800形(京成津田沼)

千葉線の列車が来るまで、無人の8807-1の車内を記録。
8800形の車内とは思えない雰囲気に変わっている。


8800形(京成津田沼)

優先席はハートマーク。


8800形(京成津田沼)

ドア上には千鳥配置でLCDが付いた。メトロ丸ノ内線02系の一部で見られるような細長いタイプ。


都営5300形(京成津田沼)

あまり顔を出さない都営車にも遭遇。


N800形(京成津田沼)

私が乗る千葉中央行は、おととし12月に登場した新京成の最新車両・N848F。
8連が消滅した新京成だが、N800形は8連化に備えた付番のままとなっている(一位4・5番がない)。

N848Fの先頭車に乗って京成千葉線を進む。
幕張本郷付近で3500形更新車とすれちがい、検見川ですれ違ったのは新京成8000形のリバイバル茶帯編成だった。

パンダとリバイバル茶帯が相次いで松戸へ向かっていったことを知ってしまった。
先にすれ違った編成がミニロボ3032Fだったら計画通りみどり台で下りてカーブポイントへ向かったのだが、そうでないとなると、2本の8000形に誘われるがままに計画変更。
検見川の次の京成稲毛で下り、改札を入り直して新京成へ向かった。

乗ったのは京成車だったので、京成津田沼で線内折返しの松戸行8809Fにのりかえ。


勝手知ったる…

次の新津田沼で反対側に来たのは、なんと新京成のミニロボ・8814Fの京成津田沼行であった。
…となると、2本後にミニロボが追っかけてくるわけか。
前には2本の8000形が間に別の列車を1本挟んで20分続行で走っている。
それらをどこで捕らえようか…ミニロボはどうしようか…スマホでダイヤを確認しながら悩む。

新鎌ヶ谷—初富間の高架脇カーブが勝手知ったる場所なのだが、8000形を2本とも捕らえるには向かう時間が足りない様子。
で、同じく過去に降り立っている滝不動駅でまずはミニロボを迎えることにした。


8800形(滝不動)

乗ってきた8809Fは旧来の茶帯が残る。
以前はここから白いボーダーが入った赤茶帯に変わる流れであったが、新たにピンク塗装が登場。この編成もいつかピンクになるであろう。


N800形(滝不動)

N828Fはボーダー入り赤茶帯で新製され、のちにピンクに変身した。


8800形(滝不動)

ヘッドライトがLEDの8803F。昨年VVVF制御装置を更新し、Sicという最新タイプに変わったそうだ。
何がどう変わったのかは詳しい方のページに譲るとして、床下にぶら下がっている制御装置そのものもかなりのダウンサイジングに成功している。


8800形(滝不動)

正面に手すり付の8815Fも茶帯のまま。さきほどの8809Fとともに、ドアの茶帯は省略されている。



8800形(滝不動)

ようやく『PASMOのミニロボット』編成を捕らえた。西武9001F同様、ピンクの編成へのHM貼付。

この列車で隣の三咲駅へ出て、そそくさと下りホーム松戸方に移動。
滝不動とは反対に下り列車のカーブアングルが撮れる三咲だったが…かつての8両対応ホームの松戸方端っこには新たな柵が立ってしまい、以前訪れたときの完全なホーム端まで行けなくなってしまっていた。あれももう5年前か…。


8800形(三咲)

やって来た下り列車を撮ってから考えた。
2本後がパンダさんだ。ホームの途切れた先は踏切があって、脇から撮れそうではある。
ただこの駅では上下列車が被りやすいことは前回来たときに把握している…いいや、踏切脇に行こう。


N800形(三咲)

無論橋上駅舎から外に出てきた。ホームから下りられたらとっても近い距離ではあるが。
そして、やって来た上り列車を撮っていたら、背後から下りが。
さっそく引っかけられた。しかも若干被ってたぽいな…。
まぁ、きょうが最後ではないので、きょうはきょう選んだ撮り方でやろう。



8000形(二和向台—三咲)

そして10分後にやって来たパンダ・8518F。やっぱり上り列車がインに入ってしまった。


8800形(二和向台—三咲)

次の8800形リニューアル車・8807Fは単独で撮れた。8000形の足が遅いのかな…。




8000形(二和向台—三咲)

で、予定通りやって来た8000形リバイバル茶帯・8512F。やっぱり8000形は上りと重なった。
8000形はリバイバルツートンだったトップナンバー以外の全編成が、京成千葉線直通開始を機に白ボーダー入りの赤茶帯に変身した。
ところが最近この8512Fが茶帯に復帰。古ダヌキ+ピンクロゴという新たな顔が生まれた。
8000形はパンダと古ダヌキのほかに赤茶帯の8514Fがいて、現存3編成がすべて異なる塗色となった。8000形は6連9本が製造されたが、いまは3分の1になってしまったわけだ。
今回の古ダヌキ化のきっかけは何だか知らないが、これにできるのであればパンダにもできたわけだ。
ファンにとっては楽しいが、いろんな点で二度手間ではないだろうか?


8800形(三咲)

ここに来る途中の駅ですれ違ったマリーンズ広告編成。
今季はパ最下位に甘んじている。ここはフルラッピングでいくべきではないだろうか?


8800形(三咲)

移動のため三咲駅に入った。
これが現在のホーム端から撮れるアングル。ホームがこうして入ってしまう。
また8809Fのお世話になる。


続・勝手知ったる

夕方に予定があるが、まだ動ける時間がある。
8000形2本はなんだか気持ち悪いままなので、これまた勝手知ったる逆光カーブ前原駅へ。
ここでも反対側・上りホームの京成津田沼方へ進む。


8800形(前原)

停車位置が完全に松戸方に寄っている前原駅であるが、当駅には6両分カットの柵は設置されていない。
まずは本日3度目の8807F。


8800形(前原)

機器更新車・8803F。


8800形(前原)

三咲のホームで撮った8801F。この編成もLEDヘッドライト。




8800形(前原)

8000形が来る前にミニロボに再遭遇。


8800形(前原)

本日上下で2度乗った8809F。これと入れ替わりにミニロボが京成津田沼6番線に入ってまた折り返してくる。


N800形(前原)

千葉中央行のN848F。この編成は新造時からピンクで登場。赤茶帯を経ていない唯一のN800形だ。


8000形(前原)

千葉からパンダが帰ってきた。
そうすると、次がミニロボ、その次が古ダヌキか。役モノ3連チャンだ。


8800形(前原)

本日初撮影の8813F。ご縁がなかったですなぁ。


8800形(前原)

役モノ2発目・ミニロボ。この編成は従来のヘッドライト存置。


8800形(前原)

こちらも本日初撮影の8808F。LEDライトだ。
ピンクの8800形はLEDヘッドライト率が高いようだ。


8000形(前原)

役モノ3発目・8512F。シンプルな側面の茶帯もこうしてよく見える形で撮れて満足。
これにて撮影を切り上げ、とっとと帰宅した。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

17.6.17 西武の長い午後・3

椎名町から各停西武球場前行に乗り込み、西へ進む。

考えとしては、狭山線にお目当ての編成が入ってたりしないかという淡い期待を抱いたため。
ただ10両編成の列車が狭山線内運用に就いたりするのかとか、私はよくわかってはいない。


石神井公園

練馬で西武有楽町線からの列車に接続があるのかと思ったが、車掌からの案内は特になく、各停でそのまま進む。
練馬からは複々線区間となるが、結局複々線終端の石神井公園に淡々と着いた。
なんだかせっかくの複々線を優等列車とのデッドヒートもなく消化するのは宝の持ち腐れに感じたが、この区間の本領発揮はきっと平日朝ラッシュ時間帯なんであろう。
ここでも接続案内は出なかったが、急行線にFライナーの予告があったので敢えて降りた。



メトロ10000系(石神井公園)

上りの新木場行各停はメトロ10000系。メトロ有楽町線に入る列車は10連のみ。



メトロ10000系(石神井公園)

Fライナーを待つあいだに先に来たのはこちらもメトロ10000系の各停。


東急5050系(石神井公園)

元町・中華街行の東急車8連。
東急線内はすべての各停とラッシュ時以外の急行の大半が8連で、西武・東武からの直通車は8両編成がないので、それらは東急線内は特急運用が中心となる。


メトロ10000系(石神井公園)

またメトロ10000系か。ロゴを撮りたくて待ったが、このFライナーに限って3色表示LED編成だった。
Fライナーは東武東上線内では急行だったが、西武線内では快速急行となる。

この快急で先へ進むと、レッドアロークラシック(RAC)とすれ違う。
乗っている列車が保谷に停まる列車なら思い切って高校時代以来のホヤヒバカーブへ歩いて行って下りRACを待ったのだが、快急が停まるひばりヶ丘からは遠かった印象が…。
いま地図で見ると、どっちからも同じくらいだが、道のりは保谷からのほうが素直っぽい。

結局ひばりヶ丘で下りることもなく所沢に到着。ここで待っていたのは椎名町から乗った西武球場前行であった。


西所沢

再度各停西武球場前行にお世話になって、次の西所沢で降りる。西武球場前まで延びる狭山線の起点だ。



新2000系(西所沢)

乗ってきた列車はさらに後から来た下り列車からののりかえ客も飲み込んで出て行った。
ライオンズ戦は行われていないが、何かイベントが行われているようだ。女性客の比率がかなり高い。


新2000系(西所沢)

池袋線・狭山線ホームはぞれぞれ西側でカーブを描いており、特に狭山線のカーブが大きい。10両編成のみ停まる位置あたりはご覧のようにホームと車両とすき間ができる。

ノープランでここに来たが、これから下ってくるRACに合わせて動こうとスマホで列車時刻を調べると、このあと西武球場前行の臨時特急が来ることを知った。
それを撮るとRACもこの駅で迎えることになるが、それはそれでいいか。



9000系(西所沢)

10連の9000系準急が1番線に到着。池袋6号踏切で撮った9106Fだ。
インなのでこちらよりきついカーブ。先頭車はさぞすき間が空いているであろう。



20000系(西所沢)

狭山線は単線で、唯一の途中駅・下山口で上下列車が交換することが多い。京成金町線的だ。
期待した線内閉じ込め列車は20000系8連だった。
よく見るとこの20152Fも池袋6号踏切を離れる直前に上り列車で撮っていて、おそらく私が椎名町まで歩いている間に西武球場前へ向かっていたと思われる。結局新たな編成と出会ったわけではなかったのだ。



新2000系(西所沢)

こちらも池袋6号で撮った編成。


新2000系(西所沢)

私が乗ってきた編成だろうか? 番号がわからない。
単線に収束して左にカーブする配線は先月訪れた東武の坂戸駅を思い出す。



新2000系・10000系(西所沢)

臨時特急登場。「ドーム」と書いてあるのかと期待したが、「臨時」だった。




10000系(西所沢)

当駅は運転停車だったのかな? 私はよくわからないのだ。


新2000系(西所沢)

もう1本各停を撮って狭山線終了。期待した編成には会えなかった。



メトロ10000系(西所沢)

当初は西武球場前からレオライナーに乗って…と椎名町からの一筆書きルートを考えていたが、疲れてきたので時間を要すそのルートどりはヤメ。
上りホーム脇の地平にある改札口を入り直して、その上りホーム飯能方へ。


30000系(西所沢)

回送列車。




10000系(西所沢)

RACをこの駅で撮るのは2度目だが、敢えてここで撮ろうとはしていない。
たまたま流れでそうなった、が2回続いたのだ。


20000系(西所沢)

夏至も近いこの日、17時目前でようやく夕方っぽくなってきた感じだ。


メトロ10000系(西所沢)

石神井公園から乗った編成はふたたびFライナーで横浜を目指す。ご苦労様です。



20000系(西所沢)

私が乗る列車は999だった。


所沢

マイラインであるメトロ東西線へののりかえを考え、所沢で新宿線にのりかえ。


20000系(所沢)

ラッピングトレインは側面もしっかり撮っておきたい。


10000系(所沢)

新宿線特急「小江戸」。10000系は西武の車両群で唯一、奇数の7両編成を組む。
6連の5000系を置き換えるべくデビューしたのはこの新宿線の「小江戸」であった。
奇数両数は多摩湖線を走っていた351系の3連が最後だ。



新2000系+2000系(所沢)

新2000系2連+2000系6連の8両編成。
ここまでずっと新2000系ばかり見てきたので、2000系に会うと新宿線感が強くなる。
2000系は最近でも稀にヘルプで池袋線に現れているが、基本的に新宿線系統専門だ。


6050系(所沢)

新宿線急行が来るまでしばし待つ。
紫の快急表示が鮮やかな6050系のFライナー。これを石神井で撮りたかったな。


4000系(所沢)

貴重な4000系急行に遭遇。夕方のこの1本のみ。
前出の西所沢でのRACのリンク記事にも登場する。



20000系(所沢)

西武新宿PePe・新宿プリンスホテル40th Anniversary…となっているが、要は西武新宿の駅ビル完成40周年ということ。
それまで国鉄新宿駅に届く位置まで伸ばすつもりで仮駅を構えていた土地に、延伸をあきらめて腰を落ち着けてから40年経ったのだ。妥協40周年。



20000系・10000系(所沢)

上り「小江戸」も来た。きょうは10000系を結構撮ったな。

この次の急行で高田馬場まで爆睡で進んだ。
結局昼食を摂っていなかったので、高田馬場で早めの夕食を摂ってから東西線で帰宅した。

なお各社6月いっぱいという『PASMOのミニロボット』HM編成であるが、この西武だけなぜか7月28日まで走るようだ。
つまりは、リベンジの機会をもらったということだ。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)