春が近づくと、車両の引退のニュースも相次ぐ。
私の地元・千葉を中心とした京成グループでは、京成3500形未更新車と北総9000形(千葉ニュータウン鉄道所有)のさよなら運転が行われることとなった。
ともに昭和を感じさせるスキンステンレスカーだが、今回のさよなら運転まで残った3500形未更新車最後の1本は東急車輌製作の試作オールステンレスカーとなっている。
3500形は2月25・26日の連日、上野9時頃出発のさよならツアー団臨として走る。
26日に予定がある私は、本当のラストではないほうの25日の運転の記録に出かけた。
予定外のロングステイ
2月にしては暖かいこの日、私は自宅から歩いていつものカーブに赴いた。歩くにしてはなかなかの距離だ。
列車が上野を出るという9時にいれば間違いない、と思っていたのだが…撮影者はいない。
3500形更新車(京成西船—海神)
私の定番である坂上ポジションに立つと同時に最初の列車を撮影。更新工事を受けた3500形はまだまだ活躍が続く。
架線柱のうしろの機器箱は以前はなかった。いかにも最近置いた感じのキレイな状態で、線路をくぐるケーブル覆いも白っぽく目立っている。
ただ機器箱は私の撮影アングルには支障ない位置だ。
3000形(京成西船—海神)
63K表示の回送列車。
3050形(京成西船—海神)
快速佐倉行で現れた3050形。飛行機マークがありながら成田空港には達しない列車。
3000形(京成西船—海神)
3000形は今月新しい3編成が登場している(3033F8連・3034F6連・3035F8連)。
3700形(京成西船—海神)
特急成田空港行。成田スカイアクセス線との区別で「京成本線経由」の表示が出る。
AE形(京成西船—海神)
モーニングライナー。
3500形更新車(京成西船—海神)
この列車は6両編成で、うしろ4両がトップナンバー編成(3504F)だった。
3400形(京成西船—海神)
そろそろ来てもいい頃と思うが、さよなら列車どころか他の撮影者も現れない。
3700形(京成西船—海神)
上野9:07発の普通うすい行。
うーむ、やはりAE100形のさよなら運転(青砥から押上線八広まで入った)と同様、寄り道をしてくるのかもしれないな。
3600形(京成西船—海神)
3600形は芝山鉄道へのリースも経験した3618F、8連化の余り先頭車で組んだ3668Fの中間2両(3608・3601)が最近廃車となった。
京急に入線できる3668Fは牽引車代用としても起用されるが、今後の営業運転では4連運用にのみ顔を出すこととなる。
3000形(京成西船—海神)
ひたすら待つ間にスマホでネットを見てみると「八幡で待ってるけど誰もいない」というTwitterのツイートが引っかかった。
私も同じ状況にあるが、Twitterはやっていないのでリツイート?することもなく…。
3700形(京成西船—海神)
この写真が10:03の撮影。
ようやくネットで情報をつかみ、さよならツアー列車は金町線柴又、押上線押上へ顔を出した後市川真間で長く停車し、真間発は10:50だということがわかった。
まだであった朝メシでも食いに行こうか悩んだが、戻ってきてマイポジションが獲られていたら悲しい気分になるのでじっくり待つことにした。
3000形(京成西船—海神)
ちょこちょこ撮影者が現れはじめる。あいさつをして私の背後に立った方には「前のほうがダイナミックに撮れる」と、当ブログの過去の写真を見せて教えてあげた。
私は3300形赤電・炎電・標準色の3つのさよなら運転もすべてこの位置で撮っているので、今回もこっちを選んでいる。
3700形(京成西船—海神)
このアングルはおとなしいので、ギリギリにやってくる邪魔者も入らず気が楽だ。
以降もひたすらノーマルな列車たちを定点撮影。目にしたものは撮っておけば、あとあと財産になることもあるのだ。
3000形(京成西船—海神)
3700形(京成西船—海神)
3000形(京成西船—海神)
3600形(京成西船—海神)
3000形(京成西船—海神)
都営5300形(京成西船—海神)
今回唯一の他社車両。
3500形更新車(京成西船—海神)
3500形更新車は全56両が健在。未更新車よりも古い車両が残っているのだ。
3700形(京成西船—海神)
3700形初期車は正面の種別表示器の下半分が出っ張っている。
3700形が「アゴを引いた」顔になっているからであるが、増備途上で気持ち悪い出っ張りは解消されている。
3000形(京成西船—海神)
3000形(京成西船—海神)
3000形(京成西船—海神)
この列車のあと、そろそろお目当てが来る時間。坂の下には頭の悪そうな撮影者が車や自転車を迷惑なところに止めたまま三脚を持って参上している。
3500形(京成西船—海神)
現れました。3300形のときに合わせてこの記事のタイトルにした運行番号「S39」はThank Youに引っかかっているんだろうか?
冒頭の通りこの編成はオールステンレス車で、側面の客用ドアはぐるっとフレームが囲む形になっていて、スキンステンレス車との差異が見られる。
3500形(京成西船—海神)
種別サボ受けには成田方は「卒業 graduation 1972〜2017」、上野方は「感謝 thanks 1972〜2017」と書かれたボードが入っている。
水色の「臨時」種別幕も見慣れないので新鮮(まぁ老体なんだけど)。
過去にこの編成を撮ったものがいくつかあったので再掲載。
3500形(東中山・1992.4.2)(再掲)
私が高3の新学期を直前に控えた時期に撮った、なつかしの青帯なしの姿。
帯は赤電と同じ「朱色」で、現在の「赤」とは違う。急行・宗吾参道行というのもいまでは見られないもの。
3500形(東中山・2009.10.25)(再掲)
3300形リバイバルカラーを狙って東中山でよく撮った土休日夕方18時前の4連列車。
3500形(京成高砂・2013.2.11)(再掲)
朝高砂に2本やって来る下り4連列車を狙いに行った日の1枚。
SDメモリーカードがおかしくなり始めていて撮影したものが保存できずエラーになる現象が頻発していて、先に来た宗吾参道行を撮り逃した苦い思い出が残っている。
3500形(京成西船—海神・2013.5.6)(再掲)
今回とまったく同じアングルの宗吾参道行。今回のボードの漢字もこの種別板のような間隔を設けてほしかった。2文字が寄りすぎているのだ。
これにてここでの撮影終了。2時間立って(経って)いた。
西船橋駅へ歩いて向かった。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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