日本橋での撮影のつづき。
01系がいつ現れるかわからないので、列車の音が聞こえるとトンネルを覗くのを繰り返していた。
AB線ともトンネルの奥からヘッドライトの明かりが側壁を照らしてく拡がってくるが、浅草を目指すA線の3本目ぐらいだったか、LEDでない暖色のライトが光り、01系が現れた。
私が居るのは渋谷を目指すB線である1番線。少なくとも、01系が浅草からここに戻ってくるまでは居続けることにした。ちょっと長い時間になるな。
画変わりなしの40分
01系が去ったあと、メモ代わりに次の溜池山王行を動画撮影した。駅の自動アナウンスもしっかり行先を読むので、その記録のためもあった。
動画はいつも通りここにはアップしないが、編成は75Fだった。
1000系(日本橋)
ここからはただただ来た列車を撮っていく。83F。
1000系(日本橋)
70F。この編成は車内の座席端の仕切りに派手な模様が入っていた。
そして、窓ガラスは曇ったガラスに指で絵を描いたような加工がしてあった。最近はクリスマスを意識した時期に路面店なんかのガラスでよく見かける。
1000系(日本橋)
76F。1000系を撮ったのは一昨年以来で、当時はブルーリボン賞受賞記念のステッカーが正面運転台下に大きく貼られていた。ステッカーがない姿はこの日が初撮影であることに後から気づいた。
1000系(日本橋)
80F。1000系はメトロ初の「ラッピング姿が基本」という車両。
ラッピング技術の進化により、塗装車と同様に全身に色を纏うことができるようになった。
1000系(日本橋)
77F。1000系のカラーリングや顔つきは東京地下鉄道1000形のイメージがベース。ヘッドライトは2000形をモチーフにしている。
銀座線の車体色は赤味が加わりオレンジに変わっていったが、屋根の赤は1500N形まで続いた。
1000系(日本橋)
56F。51Fの営業開始から4年経ち、一部にはラッピングに汚れやヨレが見える編成も出てきている。
1000系(日本橋)
52F。日本橋駅手前がカーブと坂であんな感じの風景であることは、この日初めて知った。
1000系(日本橋)
69F。私が9月3日に静岡駅付近で新幹線の中から見たのは87Fの甲種輸送だったようだ。
1000系(日本橋)
68F。1000系は40本用意される計画で、すでに38本(51F〜88F)が登場している。
1000系(日本橋)
53F。どこかで読んだ話では、最後の2本は他の編成と多少違う感じで登場するとか…。
(後日追記)89F・90Fがより1000形に近いスタイルで登場することが11月17日に正式リリースされた。
コマ数が多いのでそれぞれにテキトーな話をちりばめながら進めてきたが、次の列車でようやく暖色ライトがトンネルの奥から現れた。
01系(日本橋)
01系22F。01系の溜池山王幕のことは考えたこともなかったが、貴重な記録になった。
結局当駅到着後この列車が来るまで40分待った(この駅に降りた時点では来るのを把握してなかったが)。
01系(日本橋)
38編成あった01系はすでに04・06・22・30Fの4編成にまで減ってしまったそう。
LED行先表示の車両(32F以降)とVVVF車(37・38F)は一足先に全廃となっているが、35F・36Fは熊本電鉄でシングルアームパンタを載せてそれぞれ2連となって活躍している。
1000系(日本橋)
次の1000系の列車に乗り込む。「溜池山王ゆき」を表示したモニターも記録。
溜池山王の渋谷方端っこでは想像ほどではなかったが撮り鉄が複数待っていた。
この2日間は乗ってきた客が全て降りる。南北線への乗客誘導のため警備員が配置されており、きっと撮りづらいんじゃないかと思う。
何も撮らず、南北線ホームへ移動。両線間ののりかえは意外に短い距離であった。
南北線でひと駅・永田町へ移動。ここでの半蔵門線へののりかえはそこそこ距離があった。
半蔵門線もひと駅乗って、青山一丁目に到着。
外苑前のために
銀座線の混雑緩和も兼ねて建設された半蔵門線は、渋谷—永田町間で銀座線と並行している。渋谷・表参道・青山一丁目・永田町(→赤坂見附に接続)で銀座線にのりかえができる。
つまるところ、この間はほぼほぼ銀座線の代用として使えるのだが、表参道—青山一丁目間には銀座線にのみ外苑前駅が設置されているため、同駅利用者を放っておくわけにいかないのだ。
この2日間は表参道〜外苑前〜青山一丁目の3駅間のみの区間運転となっている。
青山一丁目で半蔵門線ホームから銀座線ホームに移動。
ひとまず「青山一丁目」表示の列車を撮ろうと2番線(A線)ホームに入ろうとしたら、警備員に止められた。
2番線から列車に乗ることはできないからと言われたが、写真を撮りに来たと伝えたらあっさり通してくれた。
(青山一丁目)
ラーメン構造の間柱が並ぶ銀座線ホーム。標準軌の線路と架線がなく低い天井で、全体的にぼってりした感じの空間。
1000系(青山一丁目)
表参道行きの列車が渋谷方から1番線(B線)に現れた。浅草方先頭の停止位置はホーム端よりはみ出した格好。
1000系(青山一丁目)
1番線の表参道行が出て行ったあと、こちら2番線には87Fの青山一丁目行が到着。到着後すぐに「回送」表示となった。
客扱い終了後、渋谷方に引っ込んでいった。
この87Fこそ、9月に静岡駅先で見かけた編成。こんなレア表示で会えるとは。
(青山一丁目)
運転頻度は低く、表参道行を撮るため1番線に移動。渋谷方の間柱はリベット鉄骨を楽しめる。
1000系(青山一丁目)
渋谷方から回送で表参道行到着…も、やはりホーム端ギリギリ。こんなアングルでしか先頭の行先表示を撮れなかった。
1000系(青山一丁目)
モニターにもきちんと「表参道ゆき」表示。
1000系(青山一丁目)
ミラーも活用して撮影。
(青山一丁目)
1000系の顔をかすめつつトンネル内を撮る。駅を出たあとの間柱はごっつりと補強されている。
1000系(青山一丁目)
85F。これも今年登場の編成。この列車で表参道へ進む。
1000系(表参道—外苑前)
外苑前で本来の利用客が下り、先頭車に残ったのはカメラを持った鉄ばかり。
1000系(表参道)
表参道着。降りてすぐはまだ行先表示中。人が結構入ったがどうにか撮れた。
この工事のとき以外使わないであろう「表参道」「青山一丁目」というコマはどういう登録になっているんだろうか?
たまたま1000系の中でも新しいほうの2編成が充当されているのは、製造時にこれに備えてプログラミングされたとかなのか、簡単に後付けできる仕様なのか…。どうにせよ、旧来のロール幕では真似できない芸当だ。
1000系(表参道)
そして、回送で浅草方に引っ込んでいった。このまま次の当駅止まりを待つ。
1000系(表参道)
次の列車も85F。だいぶ手前で「表参道」から「回送」に切り替わってしまった。
ご覧のように誤乗防止のための警備員が多く、駅員は撮り鉄に対して白線から出ないよう注意アナウンスを繰り返していた。
さて、85Fが続けて来ていたことは私は現場でまったく気づいていなかった。
この外苑前フォローの3駅間運転に関しては、A線を87F・B線を85Fがそれぞれの線路上をピストン運転しているだけで、それぞれの本来の営業運転の向きのみ客扱いをしていたのだ。
85Fは青山一丁目発は営業列車・表参道発は回送、87Fは表参道発が営業列車・青山一丁目発が回送ということだ。
改めて書くと、今回のブツ切り運転は渋谷駅における線路切替工事に拠るものである。
まず、渋谷駅の渡り線が使えない。渋谷から進んでいって次にある渡り線は、溜池山王駅の赤坂見附方のものとなる。
もし渋谷の次の表参道と浅草の間で通しで運転しようとすると、表参道—溜池山王間は1編成しか走れなくなってしまう。需要からしてそれは現実的ではない。
銀座線と半蔵門線の関係は前述の通りであり、外苑前フォロー運転は行い、赤坂見附は永田町駅と接続しているので列車が通らなくてもよいという判断になったわけだ。
東急8500系(表参道)
警備員が見切れるので表参道行の記録もとっとと終了。
半蔵門線の回送列車を撮る。青山一丁目でも「回送」の表示が出てたな。白昼の回送が多いのかな?
東急8500系(表参道)
相も変わらず8500系が次から次へと現れる。この列車に乗る。
東急8500系(渋谷—表参道)
最近私はよく当たるローレル賞プレート。
このあと渋谷で下りて改札を出た。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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