名古屋に到着。
夕方まで気ままな時間となるが、どこへ行くか、何となくのプランはありつつも完全には決めていなかった。
そこで、目に入ったのがあおなみ線。いつもチラ見するだけで撮りも乗りもしていなかった路線。そろそろ顔出してくるか…。
貨物が来ない貨物線
新幹線改札からラチ外へ出て、あおなみ線の改札へ移動。初乗り200円のきっぷを買ってホームに上がる。
名古屋駅の傍らにこっそり設けられた感じの島式ホームは、ホームドアが設置されている。
深い知識もなく路線図を見ると、名古屋以外に接続路線がある駅は皆無のようだ。
すぐにやって来たのは1000形のトップナンバー。車種は1つだけ。
20mながら3ドア車で、JR東海の近郊形電車と同じ。座席は各席が独立したモケットになっていて、区分けでいえば枕木方向を向いたロングシートだけど、ロングとは言い難い形だ。
名古屋駅を出ると、緑のガーダーで関西線を跨いですぐささしまライブ駅に到着。初乗り運賃はこの1駅までなので、一旦降りる。
雨が降ってきたが、日も差していて気持ち悪い。
1000形(ささしまライブ)
ささしまライブ駅があるのは、JR東海の東海道線・関西線・名古屋車両区、近鉄。名鉄、名古屋高速道路に囲まれたところ。
かつて国鉄笹島駅(貨物駅)があったところで、駅廃止後の土地は再開発地区「ささしまライブ24」となって施設や道路の整備が進んでいる。
ただ、辺りを見渡したところ、まだまだ手つかずの地面が多く見えているのが現状だ。
1000形の上を跨ぐのは、2010(平成22)年に訪れたときにはなかった「ささしま米野歩道橋」。この歩道橋設置は再開発の中の一つ。輻輳する線路群で分断された東西の街がつながれた。現在は線路群をくぐる道路を建設中だ。
JR関西線313系(名古屋—八田)
金城ふ頭方ホーム端からは関西線の列車がやってくるところを撮れた。JR構内の踏切が鳴くので、列車接近は容易にわかる。
キハ75系・キハ85系(名古屋車両区)
関西線から西側に目をやると名古屋車両区に憩うJR東海の気動車群。キハ75系は快速「みえ」や武豊線で使用されている。
ささしま米野歩道橋ができる前は、奥に見える黄色の橋を渡るしかなかった。
近鉄2000系(米野—黄金)
近鉄名古屋線は名古屋車両区の西側を通っている。レインボーカラーのラッピング編成が来た。
1000形(ささしまライブ)
前にも書いたが、あおなみ線の車両は東京の新交通システム・ゆりかもめを思い出させる。
面構え・色調、正面の編成番号表示などだ。
1000形(ささしまライブ)
新幹線をバックに金城ふ頭行到着。さっき上ってった編成だ。これに乗車する。雨はいつの間にか止んでいた。
あおなみ線はもとは国鉄〜JRの貨物線を旅客線化したものであり、名古屋から名古屋貨物ターミナルの間は現在も貨物列車が走る。
ささしまライブの次の小本(こもと)には下り線のとなりに1本線路があり、空車のコキが連なって停められていた。そこから貨物駅エリアが始まる。
南荒子駅近くには元国鉄DD13と同型と思しきDLがいたが、ほかはただただエンジのコンテナが積まれてたり、空車のコキが並ぶ風景が続き、入れ換え等は見ることができなかった。お盆期間だからかもしれない。
中島の手前で貨物ターミナルはおしまい。旅客線として新設された区間に入った。
この先は1000形しか現れないわけで、この後の時間の動きを考えて金城ふ頭までの乗り通しは避けて、対向式ホームの荒子川公園で折り返すことにした。
1000形(荒子川公園)
対向式ホームの…というのは、もちろんこういうシンプルな写真を撮りたかったから。
あおなみ線は15分ヘッドなので、待ち時間が少々長い。
1000形(荒子川公園)
改札を入り直して上りホームへ。かつて旅客列車がなかった地区だが、昭和の団地がある風景は、京葉線の検見川浜・稲毛海岸辺りに似ている。
このあとの上り列車でささしまライブ駅へ移動。なお、貨物列車とは一切遭遇できなかった。(つづく)
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントは管理人が通知メールを確認後掲載可否の判断をします。
表示まで日数がかかったり、非掲載となる場合があります。
管理人はコメントへの返信必須のスタンスではありませんが、掲載した場合は「コメントありがとうございます」の意味がこもっていますので、予めご了承下さい。