2012/06/16

12.6.16 早く起きた朝は…・1

土曜だというのに、朝6時前に目が覚めた。このところ疲れがたまる一方で、欲に任せて寝るつもりでいたのだが。
目覚ましもなく起きたときはアタマは冴えている。NHKのニュースの音を聴きつつDJ誌6月号をめくり、近場の臨時列車ネタがあれば撮りに行こうかと考える。…あ、583のTDR臨があるじゃないか。


わくわくドリーム号

青森から日本海側・上越経由で舞浜を目指してやって来るのが「わくわくドリーム号」。金曜夕方に青森を出て、土曜朝舞浜着。その夜に舞浜を出て、日曜昼に青森に着く、定番の団臨。交直両用・寝台付という583系特有の機能を活用した列車だ。

いままで概要を知らなかったので、調べてみた。「わくわくドリーム号」は往復の列車代(寝台含む)・2日目のホテル朝食・TDLもしくはTDSの1DAYパスポートを合わせたJR東日本秋田支社のびゅう商品であり、当然ながらふらっと乗ることはできない。発着駅は鶴岡—青森の羽越・奥羽本線の14駅と、接続路線の五所川原・能代・大曲・横手・湯沢が設定されていて、接続路線上の駅—羽越・奥羽本線間は普通列車利用となる。 料金は青森・新青森発着30,200円、秋田発着28,400円、酒田・鶴岡発着26,900円の範囲内で7段階に区分けされている。

昨年夏、秋田車両センターの583系は交代があった。東武直通特急から引退した485系6連が仙台車両センターに波動用として移籍となり、同センターの583系6連が秋田へ移籍。それまで秋田所属だった6連が玉突きで廃車となった。「わくわくドリーム号」を含む表示類やパンタの一部は前任編成から移されたそうだ。現在標準色をまとった583系は秋田の6連1本だけで、最後の砦となっている。


1年越し

これまで「団体」表示の仙台車を含め、583系のTDR臨は何度か撮ってきた。昨年の早春は設定が多く、とくに3月は毎週末に設定があり、毎週ちがう場所で撮ろうと楽しみにしていたところ、3.11の地震が起きてしまった。以降はTDRが休園を余儀なくされたため当然運休となってしまった。結局その設定が多い時期に撮れたのは2月19日3月5日の2回だけだった。
その次、3月12日に行こうと思っていたのが武蔵野線の例の場所で、先月も訪れている。

ようやく583をあそこで撮れる、と向かったが、雨がぽつりぽつりと降り出していた。




205系(船橋法典—西船橋)

現地に着いたときにノーマル205系が1本過ぎたあと、次の列車で現れたのが武蔵野顔。リンク先の昨年7月もここで武蔵野顔と遭遇している。西船橋折り返し列車のため、幕はすでに「府中本町」になっている。

時間的には次に来る列車が583だろう。雨は止んでくれた。




583系「わくわくドリーム号」(船橋法典—西船橋)

寝台車ならではの高い屋根の威厳ある国鉄特急形が低速で現れた。タイフォンカバーが半開きなのはご愛敬。たくさんシャッターを切れたので低速走行はありがたかった。





583系「わくわくドリーム号」・205系(船橋法典—西船橋)

居合わせた他の撮影者が撤収する中、私は後追いも撮る。205系が並んだことで、武蔵野線上を走っていることを表現できた。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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