荒川車庫を後にし、列車には乗らず荒川線沿いの道を歩いてみる。
ナチュラル緑化?
この時点で、私のアタマの中では行先は梶原になっていた。1つ先の栄町が本来の行先なのだが。
9000形(荒川車庫前)
9000形は2006(平成18)年に登場したレトロ調車両。エンジ胴の9001と青胴の9002の2両のみの存在で、8800形より先輩。この9001は日本宝くじ協会からの助成金を受けて製造されているため「宝くじ号」のロゴがある。地方の第三セクター路線の車両によく見られるものだ。9002とはここに来るあいだにすれ違ったので、いずれ早稲田方面行で現れるはずだ。
7000形(荒川車庫前—梶原)
線路北側の道を進み、植物の豊富な踏切(なんだそれ)に出た。
7000形(荒川車庫前—梶原)
踏切の南側から。白い花の咲く木をからめてみるが…。難しいなぁ。先の7003とこの7030は同じ城北信用金庫の広告ラッピング車。
8800形(荒川車庫前—梶原)
踏切を過ぎ、再び北側の道から。手前は黄色い花の咲いた植え込み。線路もまるで軌道緑化のようになっているが、これは天然っぽい。8805はローズレッドの最後の車両。ラッピング広告がなく「原色」を保っている。
9000形(荒川車庫前—梶原)
9002が来た。こちらは「宝くじ号」ではない。9000形はイベント対応車両なので、カラオケセットなど貸切使用時に使える設備も用意されている。
9000形・7000形(梶原)
梶原を発車した9002。都バスとのコラボだったが、見事に都バスの日の丸に歩行者が被ってしまった。梶原停留場は明治通りの踏切をはさみ、上下線のホームが点対称に設置されている。
7000形(梶原)
梶原は「都電もなか」を扱う店の最寄り駅である。
7000形(梶原)
踏切の先へ移り、三ノ輪橋方面ホームを眺める。城北信用金庫広告車・7016が到着。このアングルはなつかし写真の記憶を思い出しつつ撮った。
7000形(梶原・1991.7.29)(再掲)
これが21年前の風景。車両は先ほどの7030。おでこの表示器は幕式でセパレート形。架線柱はビームの有無、ホームは屋根回りやスロープの柵が変わっているが、運賃が当時140円だったのが相違点の中でも重要な部分か。
この辺で目的地が隣の栄町だったと気づいたが、慌てることなくそのままの流れで線路沿いの道を進む。
7000形(梶原—栄町)
梶原のすぐ先の踏切は7031(これまた城北信用金庫)が明治通りを渡ってきても鳴動しない。7031が一時停止するとようやく踏切が動き、遮断機が下りてから発車。ホームのないところで踏切遮断待ちというのは見たことがなかったので不思議な感覚だった。
7000形(梶原—栄町)
この辺りもナチュラルに軌道緑化が進んでいる。車両もラッピングなしのナチュラルスタイル・7023。
8800形(栄町)
8809は「とあらん」の1歳の誕生日HM付。昨年誕生したキャラクターのようだ。この次の8810号(イエロー)が都電では最新車両。
7000形(栄町)
荒川線から離れようとしたところで踏切が鳴き、待ってみたらこの車両が来た。おととし1月にもこの付近で遭遇した。再更新の際にリバイバルカラーとなったが、現在は色あせが進んでいる感じ。
7022を見送ったところで目的のポイントへ移動した。(つづく)
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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