先週に続き天気のいいこの日、せっかく出かけてきたのなら他線にも行ったりするのもいいところ。
ただ、この土日にいろいろやっておきたい用事もあって、代々木上原には帰路へ就く…千代田線のりかえのために降り立った。
2つのタワー
豪徳寺から乗ってきたのは区間準急。
3000形(代々木上原)
区間準急は新宿起点から見ると南新宿、参宮橋、代々木八幡、東北沢、世田谷代田のみを通過する列車。新宿口の複線区間の主要駅停車列車で、2004(平成16)年に登場した。代々木上原—梅ヶ丘間の複々線化が完了するまでの期間限定の種別。
これは複々線化工事により東北沢の待避設備が使えなくなり、各停だと後続の優等列車に影響が出るためで、梅ヶ丘まで逃げるのが目的。先週のようなダイヤ乱れでは真っ先に省かれる存在だ。
JR209系1000番台(代々木上原)
千代田線からはなんと先週も綾瀬で遭遇したマト82と再会。ご縁がありますな。
JR233系2000番台(代々木上原)
引き上げ線で209系と一瞬だけ肩を並べたがすぐ発車してホームに入ったE233系。公式発表はないが、複々線化完了となるとこのJR車も小田急に入るほうが運用効率がよくなるわけで、「三直」はファンの間では定説。現実になれば、小田急車が茨城県内に顔を出すことにもなろう。
東京ジャーミィのミナレット(代々木上原)
1月28日の記事に書いた、一見スカイツリーっぽく見えたミナレット。代々木上原駅の上りホーム端から眺められる。展望台っぽいところが似ているように感じたのだが、塔は屋根こそ尖っているものの柱そのものは裾拡がりではなくストレートだ。
千代田線が顔を出すところも見ておこうと新宿方端っこへ移動。
JR233系2000番台(代々木上原)
引き上げ線に209系が控えているのにまたE233系が来た。JR車だらけだ。
JR209系1000番台(代々木上原)
209系は綾瀬行として入線。JR車の綾瀬行は取手口も含めて日常的な光景。小田急車の代々木上原行(千代田線発のみ)も同様。ただ、209系となるとその表示を見る確率も下がる。…写りが悪いなぁ。フィルタ買うべきかなぁ。
10000形(代々木上原)
4番線列車通過のアナウンス。特急か回送しかないので待ちかまえたら、HiSEだった。先週も含めて初遭遇。
これだけ目の前で見て千代田線に乗るわけにはいかなくなった。209系はお見送り。
JR209系1000番台(代々木上原)
仮に三直が行われるとなると、この209系は武蔵野線に…なんてウワサは前々からあるが…。06系とともにかわいそうな存在。
なお、後追い写真の架線柱(見えているもので一番手前、右脚)裏には本物の東京スカイツリーが見えている。きちんと絡めて撮るには工夫が必要か。
参宮橋
代々木上原から各停の混み合った先頭車に乗って参宮橋へ。上りホーム小田原方端っこからシンプルにHiSEを狙おうかと降りたのだが、そこへ向かおうとすると先客さんが。
2000形(参宮橋)
そんな中下り列車が来たので、背後の撮影者のジャマをしないよう柱の陰に入って撮ってみた。
私は大きなこだわりはないのでアングルはこれでもいいのだが…ホームの途中からというのは一般客への迷惑もあるからあまりしたくない。ホームの小田原方には踏切がすぐ近くにあるので、改札を出てそこへ向かった。
参宮橋駅はホームに降りたことすら初めて。駅前は商店街。予期せぬところにマクドナルドが店を構えていたりして、下町かつ大都市新宿のすぐそばという不思議な立地条件ならではの風景。1〜2分で踏切に到着。
3000形(参宮橋)
踏切から撮った3000形各停。先頭はホーム端ギリギリ。となりの南新宿で完成間近なホーム延伸の気配はない。
8000形(参宮橋)
LEDの写りがボロボロすぎる…。快速急行藤沢行。
2000形(参宮橋)
到着の上り列車は踏切上から。…そういえば、ホームに撮影者の姿はなくなってるな。
3000形(参宮橋)
このフルカラーLEDは「中華風」。メーカーとしては明朝体の美しさをPRしたかったんだろうが、イマイチ。見易さに特化した書体としては、背後を渡る首都高の看板のかつての書体が代表的だった。
2000形(参宮橋)
さっき上り線に来た2000形の1つ後のナンバーの編成。
30000形(参宮橋)
逆光となる小田原方はあんまり撮らなかったが、せっかくのロマンスカーなので。この正面顔、ヒーロー戦隊の頭部に使えそうな造形。LSEやHiSEはシャクレキャラとして…。
などと考えていたら、各停が停まっているスキにHiシャクレが来てしまった。
3000形・10000形(参宮橋)
元気ですかァ〜〜ッ! ッヘヘ〜ン。
10000形(参宮橋)
元気があれば何でも… もういいか。このHiSEは「これは、イノキ!」という私の中1のときのイメージがまったく抜けない。新宿で小田急を初めて撮った日に、デビュー間もないこのHiSEも撮っている(小田急のなつかし写真はこの記事から)。
名前のとおりハイデッカー構造は登場当時の流行に乗ったものだが、バリアフリーの観点ではRSEとともにハイデッカーが文字通りの障壁になってしまったのだ。より古いLSE2本が残ってHiSE・RSEが引退する勿体ない流れはこのためなのだ。
…ゆえに、長野電鉄に移って「ゆけむり」として頑張っている車両も、温泉で暖まりたい高齢の観光客にはちょっと辛い部分があるが、前後の展望室はバリアフリーを保てるということで、転籍の際は車いす対応設備などが展望室まわりに追加されたそうだ。
これにて小田急から撤収、小田急でいえば代々木八幡駅にあたるメトロ代々木公園駅まで歩くことにした。…あ、ホームから撮ってたらもっと完璧に被られてたな、と歩きながら気づいたのだった。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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