2011/10/05

11.9.11 常総線キハ35系チェイサー・2

再び水海道駅に戻り、一日乗車券を見せながら入場。


バトンタッチ



キハ2400形(水海道)

1番線に下館行キハ2400形が登場。まだ窓が雨粒で染まっている。守谷始発の列車のようだ。




キハ2100形・キハ2300形(水海道)

片運転台2両ユニットの両形式。キハ2300形はキハ2100形の自動空気ブレーキから電気指令式ブレーキに進化している。ライトの高さや、連結器まわりの車体・スカートの切り方も両者で異なっている。
車両の真正面の写真はホーム下館方にある構内踏切からのもの。警報機・遮断機付だが、取手方からの列車が停車する際には踏切は塞がらない。つまり、いままさに停止する列車の正面に立っていることが事実上可能。ブレーキ不良でのオーバーランなんか起きたら危険だ。

両列車が停まったまま、キハ350形の列車が下館方から登場。3番線到着だ。




キハ350形(水海道)

ありがとうHM付で現れたのは、前回水海道車両基地を覗いたときに車庫の奥で「休止車両」の札が出ていた358-3511の2連。これが関鉄最後の現役キハ350形。


キハ350形(水海道)

下館方3511はHMなし。こうして「素顔」も一緒に撮れるのはいい。列車は取手行のうち下館—水海道を担うためこういう幕表示。車両交換ということだ。




キハ350形(水海道)

到着前の駅には私を含め片手程度しかいなかった撮り鉄だが、この列車からそれ以上の数が降りてきた。




キハ2300形・キハ2100形・キハ350形(水海道)

キハ2100形2連がキハ350形からの客を引き継いで出発。




キハ350形(水海道)

引き継ぎ列車を追いかけるように、キハ350形は水海道車両基地に帰って行った。


歴史を遡る色

キハ350形が去った後そのままホーム端で待っていると、今度はタラコ色のキハ100形が登場。




キハ100形(水海道)

曇りの逆光で、私のコンのデジでは訳がわかんない状態だったようだ。




キハ100形(水海道)

両運転台のキハ100形は元・国鉄キハ30。関鉄ではキハ300形とされたが、それにワンマン運転対応改造を施したのがキハ100形となった。
タラコ色の「首都圏色」は関鉄で復刻されたもの。この日は徐々に古い塗装に遡る形で車両を撮っていることになる。


キハ100形(水海道)

関鉄のキハ35系はこのように乗降ステップが埋められ、スロープ状に改造されている。この水海道のホームはかさが低いままなので、塞がったステップの分の段差が引き立つ。結局1段上がる形は変わらず、その上がる段が斜めになっているのは高齢者などには逆に危険にも感じるが…。


久留里線キハ30(木更津・2011.7.6)(再掲)

久留里線キハ30を参考に。これが元の状態。木更津の久留里線ホームは内房線下りホームとの島式だが、ホームは久留里線側のみ低くなっている。
そもそもキハ35系が不格好な外吊りドアになったのはこのステップが台枠を削る形になり、12カ所の戸袋があると車体強度が保てなかったためだという。ドアの下部が凹んでいるのは広幅車の裾絞りと同じ、限界クリア対策。



キハ100形(水海道)

キハ35系は前面補強によって側面だけでなく正面も凸凹が目立ち武骨な状態になったが、この車両のように前面補強板がなく正面はスッキリしたままの車両もある。現在2両が残るキハ100形、もう1両の常総筑波色のキハ102も前面補強板はないタイプだ。

一日乗車券なので良さげな場所があったら下りることに決め、このキハ101で単線区間に進んだ。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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