最終的に取手へ出た前回と逆に上り方面に進むことにしたが、それ以外ノープラン。
連チャン貨物
E531系（新松戸）
今のカメラでは初撮影のE531系。E233系はこのE531系がベースになっている。
E531系は2005（平成17）年に登場すると一気に増殖し、常磐線のヌシとして長らく活躍してきた403・415系やまだ若いE501系をも都落ちさせた。基本10連と付属5連があり、基本10連には2階建てグリーン車を2両連結している。
当初は先代系列同様普通車のみだったが、湘南新宿ラインとの連携で宇都宮・高崎線にも挿入したグリーン車が意外に好調だったため、計画を変更して投入、既存の編成はサハを新造編成に回し、代わりに新造サロを入れる形がとられた。
上り各駅停車先頭に乗って次の馬橋に着くと、ホーム端で撮影者2名。ちょうどPF牽引の下り貨物列車がデルタ線へ向かって過ぎていった。
次の北松戸では数名がいて、思わず降りた。臨時列車でも来るのかと思って訊くと、貨物が立て続けに来るんだそう。すでにEF81牽引の「安中貨物」が過ぎたあとだという。馬橋で見たPFの列車も「立て続け」の一つだったようだ。そんな話をしている中、次の貨物が来た。
EF65 1080＋貨物（北松戸）
正面の扉の塗装がはがれてからし色が見えているPF1080号機。後ろは大まかに3つのグループのコンテナ…それ以上は詳しくないのでわからん。
数名の撮影者はばらばらに集まったようで、隅田川貨物駅公開に寄ったついでにここで撮っているという人も。EF65 535が展示されるこのイベントがあることは知っていたが、特に行く気にはならなかった。
203系（北松戸）
位置取りの関係で粗いデジタルズームのみ。
メトロ6000系（北松戸）
私の影が映っている。もっと思いっきり影が写っている1枚のほうが「唐木田」がキレイに写っていたのだが。
EF64 1007＋EF64 10??＋貨物（北松戸）
2本目はEF64 1000番台の重連。雑誌で観たことはあったが走行ルートを知らないもんで、自分が撮るとは思っていなかった。後ろカマの車号は見ていなかった。こちらはズラリとJR貨物のコンテナが並ぶ。
この列車で連チャンは終わりのようで、皆さんあいさつをしながら三々五々散っていった。
居残り
E531系（北松戸）
常磐快速線の写真を撮りたい私はそのまま残った。
この列車は歴史の浅い特別快速で、三河島・南千住・北千住・我孫子・天王台を通過する。130km/h運転が含まれるので、それに対応できるE531系が先輩車両との共存時代から専任している。
E233系2000番台（北松戸）
帯と同じエメラルドグリーンの「各駅停車」表示がきれいなE233系2000番台。編成は今年登場のマト2で、青の編成札のほか、非常扉窓にも「2」の表示がある。
E233系2000番台（北松戸）
3色LEDに比べ視認性が格段に上がった高輝度LEDサインだが、曲面ガラスに勝てないこともある。
E653系特急「フレッシュひたち」（北松戸）
黄色（イエロージョンギル）の特急「フレッシュひたち」。複数の系統が同じツラの房総特急と比べると、1つの特急で5色（基本7連が4色、付属4連が1色）も編成があるE653系はステキだ。逆に11連だと絶対に1色にならないという、統一感のなさも生んでいる。
E231系（北松戸）
103系を置き換えたE231系は0番台。6ドア車なし・付属5連の存在などの組成のほか、自動放送装置搭載など、同じ0番台でも元祖の中央・総武緩行線用とは多少の違いがある。基本編成の上野方を除き、スカートは電気連結器の分えぐれている。
登場当初は黄緑のラインはなくシンプルだったが、「緩行との区別のため」営業運転開始前に黄緑が足された。また緩行車両は窓上に帯がないのに対し、快速用E231系は帯がある。この流れはメトロ16000系の登場によって崩れた。
かつては同じ緑系でも「全面塗り（103系）が快速」とわかりやすかったが、E231系は緩行と同じ「銀色の車体に緑帯」だ。両者は完全に線路が分かれているのでホームの案内を見れば大丈夫だが、慣れない利用者の戸惑いや勘違いを生みがち。203系の車齢が高いことやメトロ車の編成数を考えたら、それらはそのままで、このE231系がエメラルドグリーンから脱却してもよかったんでは？ と思う。ついでに言えば、今は上野口から消えたE501系だって415系と同じ紺帯のほうがわかりやすかった。
かと言ってE231系を紺帯にしちゃうと「取手以北に行く・トイレやボックスシートやグリーン車がある」という中電＝E531系との見分けもつかなくなる（グリーン帯なのにグリーン車がないのもこれまた…）。エメグリ、紺につづく第三の色が必要かもな…。あぁ、悩ましい。（つづく）
（右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています）
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントは管理人が通知メールを確認後掲載可否の判断をします。
表示まで日数がかかったり、非掲載となる場合があります。
管理人はコメントへの返信必須のスタンスではありませんが、掲載した場合は「コメントありがとうございます」の意味がこもっていますので、予めご了承下さい。