13時半近く。再び磯子へ行った列車が北行で戻ってくるのも撮ることに決めた。
ひとまず王子駅へ出るため跨線橋を下りると、目の前の都電の線路に黄色い電車登場。
7000形(栄町—王子駅前)
この車両はリバイバルカラーで、7000形の現在の車体が最初にまとった色になっている。
歩いていてちょうどL字急カーブの角にさしかかった時にやって来たため、どちらも正面気味に。パンタを含めた状態だと相手はかなり細長い。どうせならもっと斜めから撮りたかったな。
王子駅の質素なほうの出入口、南口へ入る。入場しようと思ったら、奥の跨線橋に出る通路が見えた。あぁ、あの古レールで造った白いアーチ橋だ。
この跨線橋からは何がどう見えるのか、見に行く。むかーし1度通ったような記憶もある。あの頃の橋の骨組みは錆色だったような…。
185系特急「水上・草津」(王子)
185系の併結特急。大宮方は目立つ黄色の連結器カバー。
E233系(王子)
編成撮りや列車の向きにこだわらないなら、この跨線橋はいろんなアングルが選べる。坂を下ってくる列車は上の通路から、ホームに停車中の列車は階段のいろんな高さから。上の通路は金網が張ってあるが、コンデジのレンズなら貫通する。私が1本南側の跨線橋で北行209系を撮っていたとき、ここはどうだったろうか?
211系(王子)
E233系(王子)
209だったらよかったのに、そんな思いでひっきりなしにやって来るE233を撮る。京葉線201系なんかは普段着の姿をかなり撮っているが、ここの209系は先週まで全然撮ってなかった。それで、このところ私も「葬式鉄」化してしまっている。
E233系(王子)
南行に乗り込んで東京駅で一旦降り、中央線ホーム下あたりのカレー屋で昼メシを済ませてから東海道線で川崎へ移動。
海側のボックスシートに座っていたので各駅のホーム端の様子は見ていなかったが、平日でもカオス状態の所が予想通り発生しているそう。とにかくホームでの撮影はモラルを以て行ってほしいもんだ。
そんなことを言っている私が降り立ったのが川崎駅東海道線ホーム横浜方端。数本後に209系が上ってくるのだが、2〜3人しかいない。
ここは駅手前までロングストレートで、寸前でクネっと曲がる線形。しかし完全なる逆光だ。引退2日前でもこの人数なのはこの逆光のせいだろう。
私と同じ列車で来たらしい撮影者が数人加わったが、それでもノーカオス。
E233系(川崎)
編成ズッポシ。前半がカーブにかかって後半は直線で短くまとまってくれるので、適度なバランス。
3枚ともシャドウ寄りに補正をかけてある。原画はもっと眠く明るい。2枚めはハイライトが明るめだが、これはカメラのガイドモードの逆光の項目で撮ったもの。
この場所で隣にいた撮影者は同じくコンデジ。209系の時刻を訊かれたのがきっかけでその人の話を聞いていると「コンデジでマニュアルで撮る」主義らしい。そのこだわりをいろいろ聞いたが、私はコンのデジで動いている列車に対してならそれこそオートが有効だと思う。
15時が近づき、E233系とは違う低い位置のヘッドライトが見えてきた。すると、東海道線上りも後からやって来た…。被らないでくれ…。
209系(川崎)
…ということで被らずセーフ。ついに編成ズッポシにこだわらない私もHM付209系をズッポシで撮れてしまった。
E217系(川崎)
こちらは追走してきたE217系。東海道線全通120周年のHMをつけている。代表形式のE231系はHMステーがないので、このE217系がHM車に抜擢されている。
209系とは兄弟的存在のE217系は横須賀・総武快速線のみに投入された車両。湘南新宿ラインの運行開始などで車両数に変化が生じ、一部がこうして湘南色化されて東海道線へ移っている。湘南色の帯も、E231系よりよっぼど似合う。
E231系(川崎)
こちらが湘南色が似合わないE231系。これに乗って都内へ戻った。(つづく)
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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