2017/02/25

17.2.25 相性

忘れていたのだ。

この25日、長野のあさま色189系TDR臨が来ることを知っていた。
午前中武蔵野線から西船橋に10時半ごろ来て、京葉線東京で折り返して二俣新町を11時30分台に通過するダイヤをDJ誌で知っていた…のに、その後に知った京成3500形さよなら運転のためにすっかり忘れていた。

気づいたのは総武貨物の撮影を終えたあと東西線に乗っているときだった。

過去、夜の西船橋でこのあさま色189系の団臨を待ち構えたことがあったが、運転がなく肩すかしを食らった。
その後近場に来てもなかなかタイミングが合わず(いや、来るのを知らず)、デジカメでまったく撮れていなかった。

この25日は夜にケヨ区から出てきて夜行で長野方面へ帰って行く。
それだけを撮りに、夜の二俣新町駅から京葉線に乗り込んだ。


いろいろな計算違い

新習志野駅で降りる。乗ってきた各駅停車は1番線に停まった。
京葉車両センターに接続し3面4線の変わった構造を持つ新習志野駅は、主に真ん中の島式ホーム2・3番線に入出庫列車が入る。下り本線の1番線もケヨ区へ出入りできるが、上り本線の4番線だけは直接の出入りができない。

なお駅は3面6線にできる設計がされている。この駅から山側に路線を分岐する想定があったからだ(詳細は知らない)。
そのうち大外の2線を省いたスタイルが開業時からのこの駅の不思議な構造を生んでいる。

レジャー用コンデジで撮り鉄に復帰したころ、当駅で新潟の485系T-18編成の出庫を撮ったことがあった。



485系(新習志野・2009.7.18)(再掲)

ミニ三脚で撮っているため、目線が低い。オデコの2灯が特徴のクハ481-1500番台。
この列車は2番線に出てきて、写真奥の東京方へ出ていった。

今に戻ると、2・3番線とも次の列車の表示は「回送」となっている。
私にはこの8年前の幻影があって2番線の可能性もあると考えていたが、4番線ホーム端に三脚を置いた複数の撮影者がいるのが見えた。
ほどなく答え合わせ。3番線に入線アナウンスが流れた。無人の3番線へ慌てて移動する。京葉線はアナウンスから列車到着までけっこうな間があるので大丈夫だろう。


189系(新習志野)

動いている列車をSモードで捕らえる。
1月の修理を経て設定がリセットされた私のカメラは、こういう条件でSモードで連写できる状態に戻っていた。
修理前いつの間にかスポット測光をオフにしていたようで、長らくこういう撮り方ができないままだった。

それはよかったが、一つ計算違いが。
ホーム中腹で停まると思われた6連の189系は、京葉線10連よりもなお前の位置でようやく停まった。
対向ホームからじっくりバルブしようとしていた4番線の先客たちは文句を言いながら最後尾に移動していった。





189系(新習志野)

逆に私は先頭に回った。ホーム端ギリギリで、1両目をすっぽり入れるのがやっとの位置だ。
見返せば、同じ6連の485系の写真も同じような位置に停まっているように見える。



189系(新習志野)

夜はガラス越しの車内を撮りやすい。


189系(新習志野)

各車両の車号を撮って回る。


189系(新習志野)

私物や飲み物は昼から置きっぱなし?




189系(新習志野)

3枚目、画面中央の窓は開閉式。兄弟系列の183系にはなく189系だけにあるギミック。



189系(新習志野)

水筒も置きっぱなしか。


189系(新習志野)

ゆっくりしすぎ、最後尾に行く前に列車は放送もなくすーっと発車してしまった。
これにて撮影終了。三脚は持ってきたが使わなかった。

デジカメでは結局今回が初撮影となったあさま色。
フィルムカメラ時代も2回だけの撮影だったので、私とは相性が悪いのかも。
なつかし写真再掲。


189系特急「あさま」(上野・1991)(再掲)

こちらも夜。上野の地平ホームのようだ。
この色は高崎・信越線特急「あさま」の専用色。
私はこのカラーリングは好きだが、当時イメージチェンジのためには特急マークが邪魔だったらしい。


165系・189系特急「あさま」(大宮・1995.10.30)(再掲)

大宮でモントレー色165系団臨と並んだ「あさま」。特急形はやはり絵入りヘッドサインでないと締まらない。
長野新幹線開業と同時に信越線横川—軽井沢間が廃止となり、この189系や489系の「あさま」も姿を消した。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

17.2.25 ファースト・アーリー・チェリー

東西線でまたひと駅移動し、妙典で下りる。

この週から満開となっている江戸川河川敷の河津桜は、このところ毎年東西線をからめて撮っている。
年によってはまだ開ききっていない状態で撮ったものもあるが。

日付で見ると11.2.2513.3.1614.3.815.2.2816.2.28と撮っていて、2013・2016年は満開だった。
3月半ばに満開だった2013年に比べると、昨年や今年はずいぶんと前倒しで開花している。


雲付き

妙典駅から東西線高架脇をひたすら進むと公園に出て、歩道橋で行徳分室への引き込み線を跨ぐと河川敷に出る。


07系(妙典—原木中山)

桜はこのアングルの手前にもまだまだあり、花見客が集まっている。
今回気になったのは空の違い。過去記事ではどれも雲がない快晴。桜は咲けども冬の気候で空も乾いていて雲一つない、というのが毎年のイメージなのだ。今年はこんなに雲がある。絵ヅラとしては牧歌的でいいのだが。
開花が早まった・雲が多いからといって温暖化云々とか語るのはやめておこう。語るほど知識もないけど。


JR E231系800番台(妙典—原木中山)

桜と地下鉄のコラボを今年も狙う。あぁ、メトロ車じゃないから地下鉄じゃないか…。


東葉2000系(妙典—原木中山)

またメトロ車じゃないや…。


東葉2000系(妙典—原木中山)

あれれ? 外様ばかり来るぞ。
根元に花見客がいる桜の近くでひとり列車が来るのを待っているのはけっこうイヤなのだが。


15000系(妙典—原木中山)

メトロ車が来たが、A線であまり車体が見えない。


05系(妙典—原木中山)

ようやくB線にメトロ車。


東葉2000系(妙典—原木中山)

東葉車がよく来るな。


07系(妙典—原木中山)

07系を撮って終了。列車が来るあいだは桜だけの写真をいっぱい撮ったが、ここに載せることはない。


05締め

妙典駅に舞い戻る。


05系(妙典)

33Fは登場時からのスタイルを保っている。


東葉2000系(妙典)

桜とからめて撮った編成かもしれない。


15000系(妙典)

63Fも種別表示はまだだった。


15000系(原木中山)

63Fで原木中山に移動。
ペコちゃん面の正面ガラスは虫の死骸・鳥のフンの跡が光加減で目立ってしまうことがある。



05系(原木中山)

プチカーブアングルでもう少し「各駅停車」表示車が来るのを待ってみる。


05系(原木中山)

当駅でB線快速として撮った35Fに再遭遇。中野から帰ってきたわけだ。


05系(原木中山)

38F。こちらも表示器のフルカラーLED化後初撮影。



05系(原木中山)

これまたフルカラーLEDへの交換編成・37F。この日になるまでB修車以外のフルカラー化編成はこの37Fと34Fしか撮っていなかった。


05系(原木中山)

05系しかこなくなってしまった。
昼メシもまだなので、これで切り上げて駅前で食事をしてから帰宅した。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

17.2.25 東西線の小変化

西船橋に舞い戻り、メトロ東西線にのりかえ。

東西線でも変化が出始めている。
15000系が新造され、1月に14F、2月に15Fが甲種輸送されている。
この車両新造については前から計画が発表されていたが、代替廃車が出るのかはまだわかっていない。
07系がその対象かとも想像していたが、雑誌ではB修の予定があるとも書かれている。

また、撮影ネタとしての変化が「各駅停車」の種別表示の設定が入ったこと。
2月22日、仕事帰りでA線列車に乗っていた際に浦安で遭遇したB線の15000系のフルカラー表示器は青地の「各駅停車」の表示が入っていた。
その後、3色表示LEDの07系でも「各駅停車」表示を行っているものに遭遇した(3月3日)。
当記事は2月25日の話ですが、まとめているのは3月4日です。当ブログでは右フレームで月別の区分けになっていることから、ネタの月内の日付でアップするようにしています(そうなってない記事も有)。

そんな15000系の姿をいち早く捕らえたく、東西線撮影を行いつつ、妙典の河津桜も観に行く。


「各駅停車」を待って現れたのは…

さっそく7番線に15000系の各駅停車登場。



15000系(西船橋)

…しかし、従来のままの種別無表示。
種別表示はA線では三鷹→西船橋、B線では東葉勝田台→東陽町の区間で必要なわけで、今後すべての編成に「各駅停車」表示が可能となっても、この種別無の表示は引き続き見られるかもしれない。
そうであっても、西船橋でのこの姿は過去帳入りするかもしれないな。

58Fに乗って地元・原木中山駅に移動。
車内自動アナウンスの英語部分のスクリプトが、単語表現が変わったり駅ナンバリングも伝えたりと新しくなっていた。




東葉2000系(原木中山)

このアングルで青地各駅停車をただただ待つ。
晴天の真っ昼間のため、ロングズームはガビガビ写りになってしまう。


05系(原木中山)

05系30F。ペコちゃん顔かつ06・07系と同じドア配置で、側窓はすべて1枚ガラスのためピラーはまったくない。
このタイプはすべて菱形パンタで、表示器も3色表示LEDのままとなっている。


05系(原木中山)

35F。05系は34Fから08系に近い形に変わり、ドアは均等配置・ドア間窓はすべてピラー付2枚ガラスと13Fまでの初期車と同じスタイルに戻った。
近年このグループから表示器のフルカラーLED化・車内照明のLED化が進んでいる。フルカラー化後の35Fは初撮影。


15000系(原木中山)

A線に15000系各駅停車登場。またも従来タイプ。
このテーマでの追っかけでは、当該編成でも快速で来られるとハズレになってしまうのが悲しい。


05系アルミリサイクルカー(原木中山)

19F〜24Fはノーマル顔&06・07系ドア配置のタイプ。




05系ワイドドア車(原木中山)

24Fを先頭近くで敢えて見送った客が気になってたところ、予期せぬ試運転列車登場。その客は同業者だった。
05系ワイドドア車の試運転ならB修を受けていた17Fか? と思ったが、15Fだった。
17Fは1月末に深川検車区の脇を車で通った際に中野寄りの数両はすでに完了して留置してあったのを確認しているので、もうすぐデビューするんじゃないだろうか?






05系ワイドドア車(原木中山)

ホームに入り、一旦停止してから出て行った。後日この編成も「各駅停車」表示を出し始めたようだ。
この15F、意外にもB修後はこれが初撮影だった。通勤中にはしょっちゅう見たり乗ったりしているのだが。


東葉2000系(原木中山)

うねる2000系。





07系(原木中山)

07系。ラインカラー帯は配色こそ変わったが、先頭部分へのカーブ処理は有楽町線時代を踏襲している。





05系ワイドドア車(原木中山)

またもやワイドドア車・16F登場。05系ワイドドア車は5編成あるが、最初の14F以外の15〜18Fは13Fまでと同じ高周波分巻チョッパ制御で登場した。
ワイドドア車グループは14Fから順次B修が施され、制御機器はIGBT素子VVVFインバータ制御に更新されている(14Fは登場時のGTO素子VVVFインバータ制御からの更新)。これは15000系ではなく千代田線16000系と同タイプのものだそうだ。
最後に残った17FのB修入りで東西線を走る車両からチョッパ制御車が姿を消し、VVVF車で統一された。


05系(原木中山)

05系ラストナンバーの43Fは東葉2000系と共通仕様の日立A-train。


05系(妙典・2016.12.29)(i)

43Fは『メトロアプリ』の広告編成で、こちらも通勤時に幾度となく見てきたが、初めて撮れた。




05系ワイドドア車(原木中山)

こんどは18F。やはり種別表示はなし。
正面の濃い青が多めなのが好きなワイドドアB修車が撮影時にこんなに続けて現れたのは記憶にない。


15000系(原木中山)

新旧ワイドドア車。




05系(原木中山)

15Fは西船橋から折り返してきて、こんどは通過線を駆け抜けていった。
西船橋寄りには撮影者が複数いるのが見えた。情報をつかんで来ているんだな。




E231系800番台(原木中山)

地道に走り続けるJR車。土休日は運用が少なくとにかく存在感がない。


07系(原木中山)

そろそろ切り上げて妙典へ向かう。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)