2016/04/24

16.4.2 最新の3000形

押上駅から京成押上線で地元へ帰る。
乗り込んだのは京成3000形3029Fの羽田空港国内線ターミナル発青砥行快速特急1477K。


LCDとLED

先頭車に乗り、高架化が完成した京成曳舟駅も確認しながら終点・青砥に到着。押上線の途中駅はすべて通過だ。


3000形(青砥)

3029Fは3000形の10次車で、赤電淘汰役となった。昨年3月23日から営業運転に就いており、ちょうど1年が過ぎたところだ。この10次車(3029・3030F)から側窓がUVカットガラスに変わっている。
ちなみに8次車(3026F・3027F)は装飾以外は7次車(いわゆる「3050形」)と同仕様、9次車(3028F)は車内照明がLEDに変更と、徐々に仕様が変わっている。ドア上のLCDは7次車より搭載されている。



3000形(青砥)

青砥止まりのため下層の上り線(ヘンな表現)へスイッチバックできる折返し線に引き上げて行く。
京急蒲田に停まるので京急線内はただの「快特」、都営浅草線内は通過運転するため「エアポート快特」、京成線内が「快速特急」と、種別呼称はコロコロ変わっている。



3700形(青砥)

青砥に来たのは久しぶり。後追いのこのアングルもついつい撮ってしまう。


京急600形(青砥)

押上には快速特急より先着していた普通京成高砂行。
自社車両の途中無停車の優等列車が先行し、他社の車両が追って各駅停車を務めるというパターン。



AE形(青砥)

急坂&急カーブ・駅・急坂&急カーブという青砥駅前後の区間は、スカイライナーでもコソコソと通過していく。


3700形(青砥)

都営浅草線西馬込始発の快速佐倉行。
これに乗って東中山まで移動する。



3000形(東中山)

京成西船へ出るためにのりかえる普通列車は、最新の3032Fだった。3031Fとともに11次車グループだ。
3月7日に営業運転を開始したばかりで、まだひと月経っていないわけだ。


3000形(東中山)

LCD装置は青砥まで乗った10次車の15インチから17インチに拡大された。
青砥で10次車のLCDを撮ったのはこの駅でこの車両に会えることを知っていたわけではなく、全くの偶然だった。
となりの紙の広告枠が大きく、画面が大きくなったせいで「隅に追いやられてる感」が強くなった。


3000形(東中山)

ドアはこれまでJR209系に始まる「外側のガラス周りの凹みが目立つタイプ」だったが、3700形と同タイプのスッキリしたものに変更されている。
車内照明は前述のとおり9次車からLEDに変わり、10次車・11次車はさらにインバーター方式に変わったとのこと。
インバーター方式はそれまでのグロースターター方式(家庭でよく見る、点灯させたときにチカチカしながら点くタイプ)と同じワット数で比べた場合に明るく、光が届く範囲が広いという特徴がある。
照明器具側が対応していないと使えないので、従来の車両もただインバーター方式の蛍光灯をハメればいいというわけではないようだ。

京成西船まで短い一駅間を乗って、徒歩で西船橋駅へ移動。
また一駅間の移動のためにメトロ東西線に乗る。こちらは通勤定期に含めている区間だ。


05系(西船橋)

迎えてくれたのは05系34F。フルカラー&白色LED表示器に交換されている。


05系(西船橋)

改装されたメトロのホーム。ホーム両端の車両の停車位置にかからない部分にある柵は、地下駅にあるものと同じ背の高いものに替えられてしまった。


05系(西船橋・2013.2.10)(再掲)

以前低い柵だったときは、柵を白線の延長上において溶け込ませて撮るのが楽しかったのだが。
なお、この一枚はわかりやすいやつを選んだだけなのだが、たまたま同じ34FのLED表示器交換前の姿だった。



05系(西船橋)

05034の車内。車内灯がLEDに替えられている。
同じくLED照明を装備した東武60000系が走り始めた頃「明かりがピンク色」という話をよく見かけたが、私も東西線を利用していてLED照明編成に当たると、「たしかにピンクだ」と感じている。
この写真でもよくおわかりいただけるかと思う。

本日の撮影はこれにて終了。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

16.4.2 スカイツリーコースター

東あずま駅からずっと歩いて東武スカイツリーラインの踏切に到着。
赤い8000系は早くも記録したが、本線の特別塗装車「日光詣スペーシア」は未だ撮っていない。
日光詣スペーシアについては運用が発表されているが、今回は流れてきただけなので特に調べていない。
欲張らずに記録を楽しむ。
ただし、到着直前にスカイツリートレイン634型が北千住方面へ走って行くのが見えたのは勿体なかった。


伊第2号

スカイツリーを奥に眺める「伊第2号踏切道」。
振り返ると、これが5回目の訪問のようだ。


200系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

この踏切はそれぞれ高架のとうきょうスカイツリー駅と曳舟駅の間の短い地平区間にあり、まるでジェットコースターのよう。
脇には地平の留置線が並ぶ。留置線に特急「りょうもう」用の200系が停まっている。 


10050系(業平橋—曳舟・2009.11.28)(再掲)

初訪問のときの風景。スカイツリーは生えてきたばかりで横アングルで撮れた。
とうきょうスカイツリー駅はまだ「業平橋駅」の時代だ。


10050系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

とうきょうスカイツリー駅からカーブで坂を下りてきた、文字通りの下り列車。
マスクはステンレスではなくFRPで銀色塗装がされているが、12263は黄ばみが気になる。


10000系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

10000系の基本・10000型。この6連口はすべてリニューアル工事が終了し、「方向幕」は見られなくなっている。



6050系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

欲張らず臨んだ結果、6050系に出会えた。
過去このアングルでは後追いでしか撮れてないので収穫になった。



6050系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

浅草着14時台の列車。6050系は2時間に1本しか来ない時間帯だ。




200系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

スカイツリーの麓に佇む200系。1700系・1720系の機器や座席を一部流用している。
来年春に日光・伊勢崎両系統で共通して使う3両ユニット・貫通型の新型特急車両500系の登場が決まっており、淘汰の対象となる。



10050系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

こちら向きのアングルはあんまり撮らなかったが、なかなかいいもんだ。



10050系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

高層マンションをバックに10050系がカーブを下りて来る。
この部分の高架は押上方面の線路が真下から出てくるために設けられたもの。




100系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

100系が留置線に登場。日光詣スペーシアではなかった。
一瞬200系と並んだが、200系が入れ替わりで浅草へ向かっていった。
新型特急車500系はこの100系も置き換えることになる。日本の特急形電車で初めてVVVFインバータ制御を導入した100系も、交代時期が近づいているのだ。
もしかしたら、旧形車機器流用の200系を先に外して100系をりょうもう系統に…なんてこともあるかな?


10050系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

10050系が多いな。まだリニューアルは受けておらず英字なしの表示幕が現役バリバリ。



10000系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

11604Fの戻り。浅草口の普通列車は竹ノ塚行と北千住行の交互運転。
北千住—竹ノ塚間は日比直系統と本数が被って多めになっている。


8000系・10000系(北春日部・1992.1)(再掲)

24年前の11604F。
かつては準急が浅草—北千住間の各駅停車を兼任、北千住以北の各駅停車は日比直系統を主体に浅草発着も混じっていた。
現在は半直系統がスカイツリーラインの4ドア優等列車を担い、浅草発着の4ドア優等列車は区間準急・区間急行の設定があるが、真っ昼間は姿を見せなくっている。




6050系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

浅草14:40発の区間快速。3層建ての方向幕が特徴。
先頭2両が野岩鉄道・会津鉄道直通会津田島行、中間2両が鬼怒川線新藤原止まり、後ろ2両が日光線東武日光行。
東武日光行は下今市駅で分割されて別ルートへ進むが、新藤原止まりの車両は全区間会津田島行と一緒のため()付となっている。
会津鉄道は野岩鉄道と接する会津高原尾瀬口駅と会津田島駅の間が電化区間だが、同区間の変電所容量は電車4両分と非力。当初は4両編成電車1本のみが同区間に居る運用が組まれていたが、現在は増発によって2両編成が2本同区間に入るように変わったそうだ。そのため、現在の会津田島行の編成は2両以上にはならない。



6050系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

浅草—会津田島間は190.7kmで、特別料金不要の列車としてはJR以外では最長距離の設定。
ちなみにJRでは先月のダイヤ改正で山陽線に岡山→下関間384.7kmを走る369Mが設定され、根室線滝川→釧路間308.4kmの列車を抜いて最長距離普通列車となった。
車両運用の都合から翌日に備えて下関に車両を送っておく必要があり、かつて設定のあった同区間の列車が復活した。会津行の往復分に余りつきということだ。


10050系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

取り残されたように地平で残るこの場所だが、高架化計画が発表されている。
とうきょうスカイツリー駅は曳舟寄り・押上駅に近寄る位置に移設されて2面3線になる。留置線についてはどうなるか不明だ。


10050系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

右に見えるのは京成押上線の架線柱で、地下から出てきたところにある櫓型のもの。
京成押上線もトンネル出口のわずかな地平にある踏切を挟んで最近完成した高架に上がるので、1カ所だけ踏切が残った形になっているが、その踏切は地元の人が通る程度のもの。
対して東武の踏切は路線バスも通る交通量の多い道路だが、下り列車については遮断機が下りてから列車が来るまでの時間が異様に長く、渋滞を生みがちである。
事故も生みやすい踏切道の解消は地元・鉄道双方にメリットがあるが、撮り鉄にとっては撮影ポイントが消えてしまう惜しさもある。


200系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

「りょうもう」登場。シングルアームパンタだが、手前の2基が同じ方向を向いているので200系とわかる。
1編成だけの250系は浅草方のパンタが1両に2基載っており、向かい合わせとなっている。



200系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

4分後、先ほどまで留置線に居た207Fが特急「りょうもう29号」赤城行として登場。


10050系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

10000系列の6連は伊勢崎方にホロが付いている。
2連を付けて8両編成、4連を付けて10両編成を組むことがある。


10030系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

この日初登場の10030系。リニューアル車はスカートが付いて面長な印象になった。
4+2の6両編成。



100系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

6050系の東武日光・会津田島行の写真の時点ですでに姿を消していた100系109Fが特急「きぬ123号」鬼怒川温泉行で登場。
私は100系ではこの「粋」カラーが一番好きだ。



10050系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

貫通扉の帯の下部分に凹みがある16658号。そういえば東急7700系でも複数見かけたな。


10050系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

下りを撮っていて、気づいたら上り列車も来ていた、というやつ。これも貫通扉に凹みが…。


100系(とうきょうスカイツリー—曳舟)

待ちに待った上りスペーシアは「雅」カラーだった。
このカーブで撮った100系は原色・サニーコーラルオレンジに続いて3色目。
さっきの「粋」もこのアングルでは撮れていない。

これにてこの踏切での撮影を終了。押上駅に入った。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)