2015/10/24

15.10.19 里山のDC天国・2

改めて大多喜の街を通り抜け、東へ。国道465号とい鉄が長く並走する区間に進む。


キハ30と風そよぐ広場

城見ヶ丘の次・物陰で見えないところにある上総中川駅をいつの間にか過ぎ、その次の国吉駅に到着。


(国吉)

国吉駅はムーミングッズとい鉄をはじめとした鉄道グッズを扱う店舗が併設されている。いすみ市商工会と一体化した駅舎は1991(平成3)年の建築。丸ポストは昔からこの位置に置かれているものではないようだ。
列車に乗らず撮ってばかりではアレなので、い鉄国吉駅と上総出雲大社のコラボの黄色いTシャツと、リトル・ミィの缶のハーブティーを購入。大多喜駅の売店同様、銚電のぬれ煎も扱っている。
店内はムーミンのアニメDVDが流れており、なんだかまったりした空間。



キハ30(国吉)

ホームに入ると、奥にキハ30が見える。ご覧のようにJR久留里線で3年前まで走っていた車両。
現時点では車籍はなく留置というか展示というか…という状態にとどまっているが、譲受当初の話のままであれば、最終的に走らせるつもりで考えられているはず。
この駅に来たのは当然この車両の観察のため。



キハ30(国吉)

午後に撮りやすい位置に停まっている。貫通扉の窓はHゴムがないタイプ。Hゴムといえば、前面のものは黒だったのがグレーに変わっているようだ。
昨年12月の整備時の社長ブログによれば「保安設備の搭載工事に時間がかかることから、当分の間、本線での走行は行いません」とあるが、今後この側線を使ったレールパーク構想があるそうで、このキハ30は運転体験に使われる予定。



キハ30(国吉)

車号はキハ30 62。久留里線…そしてJRで最後に残った3両のうちの再若番車。



キハ30(木更津・2009.10.11)(再掲)

私が実際の久留里線での撮影で初めて撮った車両がこのキハ30 62。写真の2ヶ月後に国鉄一般色へ塗装変更された。


キハ30(木更津・2011.7.6)(再掲)

塗装変更後の姿。
ここに上げるのに1枚選り抜いてこのカットはなんだ? という感じだが、塗装変更後の62に関してはなかなか縁がなかったようで、これぐらいしか写真がなかった。同僚の98や100はある程度のカット数があるのに。



(国吉)

国吉駅は交換可能駅で、複線になっている部分はかなり長い。無論、国鉄時代に作られた設備。



(国吉)

キハ30がいること以外何も知識なく来たこの駅だが、大多喜のように「風そよぐ谷 国吉」という駅名になっている。
そして、駅南側はホームから下りられる原っぱが開放されており「風そよぐひろば」と名付けられている。















風そよぐひろば(国吉)

広場には木彫りのムーミン・ムーミンパパや、ドラム缶で作られたムーミン谷風の建物・ナゾのカエルなどが点在。
こどもがワイワイ走り回るには絶好のスペースだが、油断するとグチャっと水分が多いところもあるので注意。


(国吉)

フラワーポットはいすみ200'形。実車の存在した数より多い。


(国吉)

駅舎側ホームには人車が置いてある。かつて大原と大多喜を結んだ千葉県営大原大多喜人車軌道のものだ。
1912(大正元)年に開業したものだが、国鉄木原線建設のため1927(昭和2)年に廃止となった。路盤は木原線建設資材の運搬に活用されたそうだ。




国吉駅を後にしてポッポの丘へ向かうつもりだったが、どうやらそんなに待つことなく上総中野行がやって来るようだ。
国鉄色の車両であればキハ30と絡めて撮るのだが、キハ352であることは判っている。駅ではなく沿線撮りに決め、ここに来る途中にあった橋梁で撮ることにした。




(国吉—上総中川)

い鉄の新田野—総元間では夷隅川がつかず離れず沿っており、路線は数度この川を橋梁で渡っている。
ガーダーには「いすみ鉄道」の白文字ペイントがあるが、日が当たりすぎてカメラを通すと飛んでしまう。
カメラの設定には疎いので、マニュアル設定は苦手で…。



いすみ350型(国吉—上総中川)

風景主体にするか、車両主体にするか、真横から撮るか、顔も入れるか…いろいろ迷った挙げ句、なんだかビミョーな結果か? 少なくとも川面(かわも)は入れたいと考えたので、それは切れなくてよかった。
頻繁に列車が来るのであればいろいろできるのだが…。 こういう場所は風景と違う赤系の国鉄形キハ2連が引き立ちそうだな。


ぽつん駅

橋梁での撮影の後はポッポの丘を楽しんできた。そこでの写真は次の記事にする。

ポッポの丘を出たあとは再び大多喜方面に戻り、すき家の交差点で国道297号へ入る。
開けた空間の中、城見ヶ丘駅付近のい鉄をオーバーパスしてとある交差点を過ぎると、突然ヘアピンカーブの連続した急坂区間に入る(実際に「ヘアピンカーブ」と書かれた看板がある)。過去数回通っているので知っているが、いつもこのギャップに惑わされる。

空いても混んでもいない片側1車線国道をひた進み、圏央道市原鶴舞ICを過ぎてしばらく行くと、左側に小湊鐵道が現れる。
途中で東京時刻表をチェックしたら、いいタイミングで五井行列車が来るようだ。
月崎返しの臨時ダイヤが通常と同じ時刻設定(下りで月崎に着くと、通常であれば上総中野方からやって来る上り列車の時刻までそのまま待つ)になっていれば…だが。

国道からすぐのところに踏切が見えたので、その道路に入る。踏切近くで撮ろうかと考えたが、右手には上総川間駅があり、いまいる道路からさらに右折した道路が駅の近くに続いている。その位置はゴッツリ順光で撮れる向きなのだ。



(上総川間)

田園地帯にぽつんとある上総川間駅。古い駅名標は上総中野と同じく「かづさ」のかな書きだ。ホーム背後の木々は防風用だろうか?
私のいる道路は単純に線路に並行しているわけではなく、離れたところから線路に近づいてきて、駅を過ぎたところから直角に曲がって五井方は線路に沿うように続いている。そのカーブの位置から撮影。まるでお立ち台のような場所。

踏切が鳴いた。よかった、通常ダイヤ通りの時刻のようだ。





キハ200形(上総川間)

前回小湊鐵道を撮ったのは2年前の夏。その時は一部に打鐘式の踏切もあったが、ここの踏切は電子音だった。
もっと撮ってるようにも思ったが、意外にも小湊の撮影は今回が3度目にすぎなかった。 車で同じ道を通ってきたこと自体の回数はもっとあるのだ。




キハ200形(上総川間)

ぽつん駅に単行のぽつん列車が到着。だがしかし、乗り降りはぽつんともなかったようだ。


キハ200形(上総川間)

小湊は昔ながらのサボを使っている。月崎の表示をどうしているか気になっていたが、応急感丸出しだった。
車両は非ユニット窓のキハ207。




キハ200形(上総川間)

絵に描いたようなローカル列車の風景。都心に近い位置どりも相まって、小湊鐵道はCM・ドラマ等映像作品で頻繁に目にする。




キハ200(上総牛久—上総川間)

次駅の上総牛久へ向けて進むキハ207。
五井からの区間運転列車も設定されている上総牛久駅周辺は、この駅前とは違って市街地の雰囲気が出ている町並みだ。

この撮影を最後に、あとは眠気と戦いながら帰宅一直線。
土日だと蘇我あたりで渋滞にハマるのが常だが、この日は月曜。交通量は多いものの、渋滞というような速度の遅さの場面には遭遇しなかった。
休憩のため寄った京葉道路幕張PAでも銚電のぬれ煎を売っており、ついつい買ってしまった。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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