2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2012/02/04

12.1.28 回送! 小田急複々線・1

このブログでは山手線西側の路線にはあまり撮影に行っていなかったが、11月に西武、今月3日は京急と、徐々に数を増やした。

今回は小田急。そもそものきっかけはJR371系の「あさぎり」撤退発表なのだが、同じく小田急20000形RSEも「あさぎり」から身を引くどころか現役引退することも報じられた。ほか10000形HiSE・通勤形の5000形の引退も決まり、3月17日のダイヤ改正を前に4車種が小田急の本線上から姿を消すという(現存は371系:1編成、RSE:2編成、HiSE:2編成、5000形:4連1編成)。
3月なんかに行ったら「葬式」が集まってるだろうから、この日に行くことに決めた。1991(平成3)年以来20年ちょっとぶりに小田急線内に撮影しに行く私も葬式と似たようなもんか…。なお、本来の移動手段としてはその後も幾度となく小田急を使っている。

前夜に小田急のHPで特急時刻表のPDFを落とし、プリントアウト。新宿口9〜10時台が楽しそうなことが判り、朝から出かけることに決めた。


メタリック小田急

いつもの習慣で朝はまず風呂に入る。寝グセ必須な髪質のため、洗髪するのが手っ取り早いのだ。
その洗髪中、揺れを感じた。湯船の「実験施設」のような波形を見て地震と確定。風呂から上がると、テレビの生放送番組はみな地震の話をしていた。山梨で震度5弱を記録したという…。東海道新幹線は予想通りストップ。小田急はどうなんだろうか?
しかしせっかく土曜の7時台に準備してるんだし、天気もいいのなら行かないのはもったいない。

原木中山で東西線に乗ったところで、特急時刻表PDFを置いてきたことに気づいた。何してんだよ…。
大手町へ出て、千代田線ホームへ移動。小田急4000形の多摩急行が発車した直後だった。続くJR E233系2000番台の代々木上原行で終点まで移動。ダイヤは地震の影響で乱れている。


2000形(代々木上原)

小田急線内筆下ろしは2000形。所定より大分遅れての到着。


メトロ6000系(代々木上原)

ニューヨーク風のドコモタワーを背景に6000系が地下へ潜っていく。…回送?

…そうか、各停に乗らねば。
先頭を撮った2000形8連の最後尾に滑り込んで沿線風景を眺める。次の東北沢に着くころ、運転台の向こうに肌色のスカイツリーのようなものが見えた。脇にはイスラム寺院のような屋根…。後で調べたら、「東京ジャーミィ」というモスクで、塔はそのミナレットだった。
かつて相対式ホームで中央に通過線を備えていた東北沢駅は複々線化工事のため島式ホームとなり、かつてのホームの位置は深く掘り下げられ、下北沢地下新駅への坑口が造られていた。この東北沢駅自体も地下駅となる。

下北沢では上り30000形EXEがトロトロと出て行く姿を目にする。この駅はむかしから真っ暗だったが、工事中の今もまったく同じ。複々線化は地下化によって行われ、緩行が地下2階、急行線が地下3階になるそうだ。方向別にするのは難しかったんだろうか? 乗ってる各停がその下北沢を出たところでまた隣の線路にEXEがいる…なんとEXEが2本続行で走っていたのだ。

世田谷代田駅は未だ地上の対向式ホームだが、前2駅同様、工事真っ盛りの風景。地下線に切り替わるのはここまでで、次の梅ヶ丘から和泉多摩川まですでに完成している高架複々線区間が始まる。

梅ヶ丘駅は外側2線に10両対応のホームがあり、内側2線は急行線。急行線と緩行線の分岐はホーム新宿方端っこにかかった位置にある。故に、ホーム上でも新宿方は柵があって正味のホーム端までは行けなくなっている。列車も8両までしか停まれない。

次の豪徳寺からが複々線区間真っ只中の駅となる。豪徳寺駅はホーム端に誰もいないようなので、先の駅は気にかけずこの駅で撮ることにした。


2000形(豪徳寺)

乗ってきた列車。またEXEが上ってきた。


30000形(豪徳寺)

この「えのしま」はPDFによれば本来9:38新宿着の20号と思われる。カメラの撮影時刻データは9:45とあり、かなりの遅延がわかる。実際駅の放送もこまめに流れており、この時点では「上りは20〜30分の遅延」という内容だったと思う。


4000形・3000形(豪徳寺)

4000形急行と3000形各停の併走。小田原方はカーブのため、このようなダイナミックなシーンにも出会える。



3000形(豪徳寺)

3000形の急行。3095Fは3000形のどん尻ナンバーで、6連の3279Fに2011年製の中間車4両を加えて10両固定化・改番したものだそうだ。フルカラーLED表示器使用。




60000形(豪徳寺)

豊富な小田急の特急形の最新形式がこの60000形MSE。メトロ千代田線直通特急対応用として開発された4+6連の分割可能10両編成。10連で見た両端先頭車は流線型だが、地下鉄対応のため非常扉が付いている。30000形に続いてメタリック塗装。
この「さがみ」は小田原方6連の単独の列車。新宿方先頭車はおでこが高く、カーブでは腰高で不安定な印象がある。


1000形(豪徳寺)

こちらも千代田線直通対応車として登場した1000形。ステンレスカー・量産VVVF車としてともに小田急初の形式。現在は千代田線直通は4000形に譲り、小田急内の列車で活躍している。


3000形(豪徳寺)

3色LEDの3000形8連口。


3000形(豪徳寺)

3000形6連と1000形4連の10両編成。なお、路盤端の白い物は月〜火曜にかけて降った雪の残り。4日ほど経っているが、壁際で日が当たりにくいのだろう。



2000形(豪徳寺)

2000形は1000形をベースにしたセミワイドドア車。運転台直後のものを除き、ドアは1.6mの開口幅を持つ。扉間は1000形と同じ標準的な7人がけのぶん、ドア同士の中心間の距離は1000形より拡がっている。よって、車端側のドアと車端の間には戸袋窓しかない。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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