2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2011/04/05

11.4.4 タヌキを追う・2

上総亀山駅でのつづき。


タヌキを観察

誰もいない車内を見て回る。私はキハ38の車内に入るのは初めてだ。



キハ38(上総亀山)

木更津方はキハ38 4。童謡で有名な木更津の證誠寺(しょうじょうじ)のタヌキが久留里線のマスコット。このキハ38もキハ35系が化けて新車モドキとして登場した。



キハ38(上総亀山)

車内の車号表記。運転台背面のほうはプレートがなく直書き。




キハ38(上総亀山)

区分的にはロングシート車だが、実際は個々が独立したバケットシートが並んだ状態。汚損などでモケットを貼り替えた席のみ色が濃い。
0番台車は連結面側にトイレがあるため、その向かいのみボックスシート。座ってみたら、思いの外クッションが硬くてびっくりした。これも本物ではなく「化けットシート」なのか?


キハ38(上総亀山)

出入口はステップ式で、ホームから2段上がる形。前身のキハ35系ではこの片側3カ所のステップによる強度上の都合でドアが外吊りになっていたが、キハ38に化けてからはノーマルなドアに変わっている。




キハ38(上総亀山)

上総亀山方はキハ38 1002。車内のプレートは前後ともなぜかハイフンつなぎになっていた。



キハ38(上総亀山)

1000番台車はトイレなしのため、全席ロンバケ。ドアのステップ部は狭く、バスの中扉のように立つことはできない。


菜の花の駅

ホームの先、終端方にある構内踏切を地元の子どもが渡っていた。駅前への抜け道になっているようだ。




キハ38(上総亀山)

その構内踏切からのアングル。そういえば、顔も目の周りが黒くてタヌキっぽいな。




キハ38(上総亀山)

駅は房総らしく菜の花に囲まれている。奇抜な車体色も、なんだかこの風景にはマッチしている。


2匹めのタヌキ

キハ38を眺め終え、上総亀山駅を後にした。出たのが13時10分で、あの列車をどこかで迎え撃つには待ち時間が長すぎる。久留里始発の木更津行も何本かあるので、国道を進んで久留里駅を目指した。
久留里駅近くになり、カーブを右に曲がると突然街並みが現れる。駅入口の交差点を左折してその街並みから外れた途端、また元のローカルな感じに戻った。

駅にはキハ37の2連が停まっているのが見えた。駅の様子を見がてら時刻表を見ようかと思ったら、ちょうど列車が出発していった。
ここから車で列車を追いかけたのだが、通行量が多くて車の流れは遅め。
馬来田(まくた)駅の先でようやく列車を抜いたので、見えてきた踏切で撮ろうと車を下りた途端また踏切が鳴き始めた。ここでも踏切の向こうのほうが撮りやすそうだったが行けず、無理して撮った1枚もタイミングが悪くて失敗してしまった。

再び車で列車を追う。昨年パー線を撮った横田—東横田間でほぼ列車と並んだ。昨年の記憶を紐解くと、横田では交換で時間がかかることに気づいた。
横田—東清川間にはレンガ橋脚の鉄橋があり、そこで狙ってみることにした。

ちょっと離れた場所に車を停め、鉄橋の木更津方に立った。久留里線の定番スポットだが撮影者は全くいなかった。
レンガの橋脚をすっぽり入れて撮ることにしたが、編成が短いことからいろんな角度が考えられるため迷ってしまう。鉄橋の上総亀山方には踏切があるので、上り列車の接近はわかりやすい。



キハ37(東清川—横田)

レンガ橋脚の鉄橋を渡るタヌキ。奥の橋脚には流木が流れ着いている。ここは送電鉄塔とのからみもあり、撮り方が難しい。本数が少ない路線ではこういうときに勝負をかけなければいけないので大変だ。


キハ37(東清川—横田)

なんとなく車両主体のものも欲しくて2枚目の写真をさらにゴッツリ切ってみた。車両にピンが来てないから悲しい。…ま、撮れたからいいか。
これにてタヌキ追っかけも終了し、帰路をひたすら進むことに専念した。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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