2011/02/12

11.2.11 黒船物語・1

金曜が建国記念日となり生まれた三連休、千葉には2つの大きなゲストがやって来る。

一つは「おいでよ房総物語号」。SL列車の「ばんえつ物語号」の客車を用いた千葉—館山間の臨時列車。全線電化の内房線での運転だがDLでの牽引。内房線上でのEL運転の訓練していないためだ。
もう一つは「河津桜号」。伊豆急リゾート21の「黒船電車」を用いた千葉—伊豆急下田間の臨時列車。おそらく伊豆急車の総武線入線は初めて。都心は東京トンネル経由での運転だ。

同じ千葉駅発の両列車、黒船が7時6分発、物語が9時7分発。日曜に仕事がある私としては金・土でどうにか撮りたいところだ。


黒船来航…白船迎撃

都心でも雪が積もると予報された三連休初日の11日金曜。雪は降っているものの、積もるまでには至らなかった。何なら2週間くらい前の朝のほうが一面真っ白で凄かったが、ほんの数時間でフツーの晴れの日の風景に戻った、幻のような日だった。

黒船については時間が早いので、起きられたら&雪が積もってなかったら船橋のカーブに行こうと決めていた。結局どちらの条件もクリアし車でササッと向かったが、「起きる」のほうがギリだったので、着いたのは数分前だった。

これまでは下り列車を正面から狙っていたが、今回は上り列車を迎える。考えていた位置には先客さんが見えたので、それより西船橋寄りに陣取った。
ところが、船橋発定刻の7時21分を過ぎても黒船は現れない。まさか雪を見越して運休じゃないよな? すると、1分ほど遅れて黒い特徴的な列車が見えてきた。


伊豆急2100系黒船電車特急「河津桜号」(西船橋—船橋)

京成本線をくぐる黒船。京成の車両とのコラボはなかった。そして、この遠い1枚の直後…



目の前を白いN'EXが通過。完っっっ全んんにカブられました。
いつも下りを撮ってた場所なのでカブりなんぞ大して気にしなかったが、まさにピンポイント迎撃で白船の勝ちとなってしまった。

一旦帰宅して食事。眠気があったらおとなしくして房総物語は土曜に絞ろうかと思っていたが、白船の襲撃で刺激されたので撮りに行くことにした。
問題はどこで撮るか。島式ホームの多い内房線の駅で撮ろうとするとアングルは正面気味で場所取りも難しかろうと判断。前に蘇我—浜野間の線路脇で撮影者がたくさんいたのを見た記憶があり、再び車で向かっての沿線撮影をチョイスした。


かりもの

蘇我からの貨物線が並んだ三線区間の終わりの辺りに出向いた。蘇我駅方からそれぞれの架線柱脇に数人ずつ撮影者が溜まっていてその最後方だ。2人の先客の方にあいさつしてご一緒させていただいた。


209系(蘇我—浜野)

これは油断していたところに来た列車をあわてて撮ったもの。奥が蘇我駅方面。細かい雪が降り続いている。
掘割の車道を越えるコンクリート橋がかかっていて、橋を渡ると貨物線が西へ分かれて行く。このコンクリート橋のところだけ金網が途切れていて、それを狙ってここに来たのだ。ただ、この欄干をクリアしようとすると先客の方の邪魔になってしまうのでこの位置は断念。私はその後ろに回った。


京葉臨海鉄道の貨物列車(蘇我—千葉貨物)

JR貨物が運んできた貨車を蘇我で受けた京葉臨海鉄道の列車。先客の方によれば、この列車は臨時便だとか。


209系(蘇我—浜野)

このあと、先客の方の1人が使わない脚立を貸してくださった。こっちから頼んだわけじゃないんだけど、正直助かりましたm(_ _)m。


209系(蘇我—浜野)

というわけで、これは脚立に乗って撮った後追い。…普通列車は209系ばっかりだな。

私はノーチェックだったが、房総物語の前に露払い(的)列車があるようだ。


183系「花摘み南房総号」(蘇我—浜野)

OM102編成使用の多客臨。三線の外からだと、窓の高さの違いなどがわかっていい角度で撮れる。
この「花摘み南房総号」は大宮—千倉間の列車で、武蔵野・京葉線経由。他がなければ地元の京葉線内で撮りたかったな。

さて、メインの「おいでよ房総物語号」が蘇我を出たようだ。DE10の「ポーッ!」という汽笛が2回聞こえてきた。




DE10 1751+12系ばんえつ物語客車+DE10 1752「おいでよ房総物語号」(蘇我—浜野)

列車はDE10のプッシュプルでやって来た。前日などに行われた試運転とは違い、HM付。




DE10 1751+12系ばんえつ物語客車+DE10 1752「おいでよ房総物語号」(蘇我—浜野)

セミセンターキャブのDE10は2両とも鼻が長いほうが千葉を向いていた。所属は宇都宮。

通常の私のスタンスであればこのあとも撮影を続けるんだが、さすがに寒くて眠いので帰ることにした。脚立はポケットティッシュで拭いてからお返しした。ありがとうございました。

雪は午後も降り続けたが、東京湾も近い我が家の辺りは結局積もることないまま推移。多少積もれば京葉線にでも出向いたが、そのまま家を出ることなく終わった。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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