2010/08/23

10.8.15 ついでの中京・5

3軌間の集まる踏切を後にして、こんどは名古屋方の踏切へ。


桑名コースター

桑名駅名古屋・大垣方の踏切は、JR、養老鉄道・近鉄という分かれ方になっているので、JRと養老鉄道の間に立つことができる。


近鉄9000系(近鉄長島—桑名)

名古屋線では珍しい数字の9000系先頭の急行。裾絞り車体の元奈良線系用界磁チョッパ車。近鉄独特のイボイボのような転落防止柵が連結面に見えている。



近鉄5209系(近鉄長島—桑名)

5200系の補助電源装置がSIVになったのが5209系だそう。別に変えなくても、と思う。5209系は2本だけで、そのあとはボルスタレス台車になったため5211系に移行した。そちらも3編成のみ。
5200系列は4連口のみのため、こうしてロングシートの一般車2連を併結した6連で急行を走らせているようだ。


近鉄2000系(近鉄長島—桑名)

準急や普通は3連とさみしい。このあたりは、幹線の起点に近い区間であっても関東とはちょっと違うところ。




近鉄23000系(近鉄長島—桑名)

ようやく撮れた下り列車。S字カーブで坂を下って来るというなかなかのコースターっぷり。きのうも名古屋で出会った伊勢志摩ライナー、相性がいいのかな?




近鉄5200系(近鉄長島—桑名)

こちらは純正5200系が先頭の急行。せっかくのロケーション。こういう長い編成じゃないと絵にならない。それでも6連か…。



養老鉄道610系(桑名—播磨)

養老鉄道の610系。車両は近鉄の所有のままだが、養老線向けに他線の古い車両を再整備したものだ。この610系の2連口は1966(昭和41)年製・元名古屋線の1800系。
近鉄の一般車は1955(昭和30)年製・奈良線の800系からフレームレス・フリーストップの一段下降窓が用いられていて、戸袋に窓がないのと併せ、車体側面は車齢ほどの古さは感じさせない。これは阪急も同様だ。近鉄は顔のデザインが武骨なんだが…。

正面助士側のマークは「サイクルトレイン」のもので、このマークが出ている運行では自転車の持ち込みが可能になっている。ただし、桑名駅は橋上駅舎であるためか自転車持ち込みの扱いはできず、次の播磨駅から終点・揖斐駅までが適用区間。
なお養老鉄道は大垣でスイッチバックをしており、東武野田線が柏で運行系統を分けているのと同様、こちらは直通列車は1本もない。ヘタをすると地元で大垣—揖斐間は「揖斐線」と呼ばれるほど、同じ路線とは思われていないそう。

ホテルのチェックアウトの時間が近づき、この養老鉄道の出発を撮って終わりにすることにした。


夜の名古屋駅

さて、あくまで鉄道撮影のためではない今回の三重遠征。仲間と遊んで過ごした後19時半すぎに長島駅からJR関西線に乗って帰途となった。長島は築堤上に島式ホームがぽつーんと佇み、端っこに申し訳程度に上屋とベンチがあるだけの無人駅だ。

そういえば、この関西線に乗っているときはチェックし忘れたが、往路の近鉄名古屋線では、JRとの接続駅であってもその案内が一切ない状態だった。弥富ではのりかえ案内に「名鉄線」とだけ書いてあったが、実際名鉄尾西線はJRとの共同使用ホームから出ている。
尾西線は2つ先の佐屋までは本数が多いが、佐屋—弥富間は一時間に2本と少ない。また、弥富の次の駅であった弥富口駅は1983(昭和58)年に複線分の立派な高架駅となったが、単線使用のまま乗客が減少し、なんとおととし廃止されてしまった。

313系のクロスシートに揺られ、名古屋駅着。


関西線313系(名古屋)

乗ってきた車両は折り返し亀山行となった。関西線はJR難波—加茂間と亀山—名古屋間が電化されていて、運行は3区間に分かれている。亀山以東がJR東海の区間となる。
JR東海区間はかつては165系が普通列車で走っていたが、現在は213系や313系が中心。ほか、快速「みえ」のキハ75系や、ラッシュ時には211系が運用されている。

「ぷらっとこだま」でグリーン席を確保しているこだま684号の時刻まで、各ホームへ上ったり下りたりしながら中京を支える列車を撮影。


東海道線311系(名古屋)

近鉄5200系の1年後に登場し、当初は新快速を担当していた3ドア・転換クロスの311系。まさに211系と313系の間の存在という顔立ち。現在は313系に新快速の座を奪われ、普通列車中心の地味な存在になっていて、急行で走り続ける5200系とは好対照。


東海道線313系(名古屋)

311系の普通列車が待っていたのがこの特別快速。この名古屋から特別快速が先行する。


武豊線キハ75(名古屋)

キハ75は鳥羽方面への快速「みえ」用として登場した3ドア・転換クロスシートの気動車。のち武豊線にも回り、名古屋までの直通列車では電車と同等の設備で溶け込んでいる。
武豊線からの列車は大府—名古屋間は区間快速になる。これは武豊線〜名古屋の利便性のほか、気動車の性能のための措置もあるだろう。東海道線中京地区には区間快速、快速、新快速、特別快速と快速だらけだ。

なお東海道線の名古屋発上り最終列車はこのキハ75の大府行で、武豊線には入らない東海道線内完結の気動車普通列車だ。

このあとおみやげと駅弁を買ってこだまに乗り込んだが、どこの店もレジが混み合っていてまいった。
こだま684号は700系での運転だったが、グリーン車は300系とあまり変わらない感じ。そして、他がたっぷり空いているのにとなりに女性客がいたのも一緒だった。

東京には23時16分着。きのう同様東京駅日本橋口—東西線日本橋駅間を歩いて、東西線で正味の帰途に就いた。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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